受験産業が受験文化を煽り過ぎですね。煽られないように注意しましょうね!
- By: Kyousaijuku
- カテゴリー: 教育論
【レトリカ教採学院】ブログDE教採
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教員採用試験の本番期になり,いろいろな教員採用試験の対策予備校や,教採対策の講座,その他の受験産業が,受験の「臨場感」を煽りまくっていますね。
「この時期にやるべきこと!」
「本番前に心掛けること!」
「今,これをやれ!」
みたいな感じで(笑),ことさら,本番直前,あるいは,本番に突入したことを煽って,受験真っ最中といった「臨場感」を煽っています。
まるで,クリスマス商戦の時期の,クリスマスソングみたいなもので(笑),あらゆるデパート,スーパー,商店街で,ジングルベルやホワイトクリスマスの曲がかかっているような感じです。
クリスマス商戦のときには,クリスマスソングや,サンタクロースに扮した店員がいて,クリスマス気分をことさら盛り上げます。
教員採用試験の本番期,本番直前には,教採の受験産業が,受験気分を徹底的に刺激し,受験気分をことさらに盛り上げます。
でも,結局は,受験商戦のためで,自分の講座や書籍などを売りたいだけなんですよね。
そこに需要がないとは言いませんが,あまりにもクラッシックな方法で,雰囲気を盛り上げることで,需要を無理やりに創り出している感もあります。
需要を創出するのは,古典的な商法ですが,教採に関わる受験産業は,あまり,マーケティングも得意ではないようで(笑),見苦しいばかりのやり方ですね。
クリスマス商戦でのクリスマスソングには,名曲もたくさんあって,それなりに楽しいのですが,教採商戦でのスローガンは,精神論や根性論,あるいは,気持ち論が多くて,昭和から,何も変わっていないなあと,がっかりします。
「いまは,心を落ち着けて!」
「ゆったりと自信をもって,本番に臨め!」
「日頃の成果をありのままの自分で!」
みたいな,気持ち論ばかりが先行して,戦略的,戦術的なアドバイスは,少ないようですね。
もともと,戦略的な思考や戦術的な方法論が苦手な人が,教採指導に関わっていることもあるのでしょうけれど,教採受験者を食い物にしていると言われても,仕方がないような気がしますね。
私(河野)は,精神論や,根性論,気持ち論は,大嫌いですから,教採商戦に乗っかるつもりは,全くありません。
いつも同じです。
直前講座はやりますが(微笑),ことさら,教採直前の雰囲気を醸し出して,受験者を煽るつもりはありません。
クリスマス,バレンタイン,ホワイトデー,お中元,お歳暮,こういった商戦と同じように,教員採用試験が,受験産業によって,受験商戦として,利用されているのは,愚かしいことです。
私も,教員採用試験の対策講座を主催していますが,受験産業に与している意識は全くありません。
今が売り時!とか,そういう意識も全くありません。
私が指導する講座やレッスンが大人気で,受講してくださった方の多くが合格を勝ち取っているという事実だけで,大満足です。
なんだか,よく分からないブログ記事となりましたが(笑),皆さん,受験産業のクリスマスソングならぬ,「受験ソング」に,必要以上に踊らされないようにしてくださいね!
では,また次回!
河野正夫