【川上貴裕】「安かろう悪かろう」、「安くてもよかろう」に陥らないためにも、皆さんには、選択する力や、自分を合格させてくれる居場所を見極める力を、しっかりと養っていただきたいものです!

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レトリカ教採学院(教採塾)の川上です。

 

 

「安かろう悪かろう」という言葉があります。

値段が安ければ、品質が悪い。だから安いものに良い物はない、という意味です。

100円均一や、安い値段でも、中には、コスパが良い物もあります。

全てが全て、悪いとはいいません。

ただ、全体的に見ると、やはり、「安かろう悪かろう」は、かなり、当てはまると考えます。

 

例えば、ホテルは顕著ですね。

安価なホテルは、立地は良いですが、スタッフの対応・サービス、客層、レストラン、清潔感、部屋の広さ、ベッドの寝心地、防音性能など、どれもイマイチです。

一流のホテルは、スタッフの対応もサービスも、迅速で丁寧です。

例えば、航空・新幹線チケットの予約はもちろんのこと、事前予約しておけば、一緒に泊まっている恋人の、誕生日になった0時の瞬間に、部屋にケーキやシャンパン、花束をサプライズで届けてくださるなど、細部に至るまで、あらゆる要望に、応えてくださいます。

客層も、団体客がロビーを占拠することはありませんし、放任がちな親をよそに、小さな子供が、勝手に走り回ったり、ギャーギャー騒いだりすることもありません。

 

以前、エレベーターで、親御さんと一緒に乗っていた小さなお子さんと乗り合いになった時、「こんにちは。何階ですか?」と、部屋の階数を聞いてくれて、ボタンを押してくれたということが、何度かありました。

お子さんにお礼を伝えた後、偏見かもしれませんが、「やはり、このような一流のホテルに泊まるような親御さんでしょうから、さぞかし素敵な教育をされているのだろうな。」と、そのお子さんの姿を見て、心の中で、感心したことがあります。

 

部屋のアメニティもダントツに豊富ですし、基本的には、有名なブランド、例えば、シャネル、ブルガリと提携したアメニティが、ずらりと揃えられています。

ベッドも、1床で数十万以上のベッドなので、寝心地も快適で、翌朝に疲れが残ることがありません。

部屋のミニバーやコーヒー、冷蔵庫のドリンク、軽食に至るまで、素晴らしいラインナップが常に、客室に揃えられています。

部屋一室あたりも40平米以上ばかりで、開放的で、優雅で、ストレスがありません。

インテリアも、本当に上質で、どこを見ても、いわゆる、インスタ映えするような空間です。

 

レストランやバーに行っても、居酒屋のごとく、必要以上の大声でベラベラ喋る輩や、手を叩きながら大笑いしている輩、何かにつけて説教臭いことを話す輩、オーダーの度、来客の度に、声を張り上げる店員もいませんし、手を挙げなくとも、目くばせ一つで、スタッフは、すぐにテーブルまで伺いに来てくださいます。

一般的なお店では、「すみません!」と呼んで、テーブルに来るまでに、手前の他のお客さんに呼ばれたら、先にそちらのオーダーを中継してから、呼んだ私のテーブルにようやく来て下さる、ということも、しばしばありますが、そのようなことも、一切ありません。

 

良い所は、やはり、何といっても、良いのですよね。

一流のホテルは、料金としては、決して安くはないかもしれません。

しかし、その値段以上の、期待を超える素晴らしい時間を、提供してくださいます。

この経験をすると、もう、安価なホテルには戻れません。

 

さて。

 

これまでは、「安かろう悪かろう」と、あれだけ揶揄・皮肉が流行っていたものが、今や、「安くてもよかろう」に、世間が移行しています。

「安くてもよかろう」というのは、「安くても良い物だ!」ということではありません。

 

1つは、「これで我慢するしかない。」という心境から、「安くても、まぁ、ないよりはいいか。」というものです。

もう1つは、ロクにリサーチもせずに、安さを売りにした宣伝文句に飛びつき、購入したり、参加したりした結果、結局は粗悪なもので、得たものはない、無駄にした、という状態に陥ることを指します。

 

例えば、教員採用試験の講座も、同様です。

安さを売りにして、受講生を集めている塾や予備校もあるようです。

受講生としては、安い方が、経済的にも助かるのでしょう。

どれだけ安く済ませて、合格を勝ち取れるか、という視点もあるでしょう。

 

しかし、主催者側の視点で考えてみてください。

主催者としては、安さを売りにして、人を多く集めたい、という画策があるわけです。

 

そうなると、次のような結論に至ります。

 

安さを売りにする

人が多く集まる

一人一人の戦略を立案出来ない = 大勢の前での一斉指導、動画や音源だけでの一方通行な指導のみ。

 

そうなると、いくら安く試験対策ができたとしても、受講生一人一人の個別の合格には、直結しません。

一斉指導で、合格する人は、もともと、その指導を取らなくても、合格の可能性が高い人だけです。

不合格が続く人、多様なバックグラウンド・経歴がある人、民間企業から教職に就きたい人、現職で、再受験をする人など、複雑な戦略を要する人にとっては、安さだけに飛びついて参加しても、不合格は続くばかりです。

 

主催者の立場に戻って考えてみても、安さで人が多く集まっても、安い分、全体の売り上げとしては、あまり大きな数にはならないため、雇う講師も、アルバイトやお手伝いの方となります。

有能な指導者は、まずもって、雇えません。

雇えたとしても、一回きりか、特別に無償でお願いしているか、くらいです。

その場限りのアルバイト講師であれば、果たして本当に、その指導が適切なのか、正しいのかも、分かったものではありません。

主催者と講師の間での、意志疎通ができているのかも分からないため、指導の方向性も一貫していない可能性すらあります。

 

SNSやYouTubeなどで、発信されている情報や売り込みを見ていても、「正しくないな。」、「面接官側の心理が分かってないな。」、「根性論、精神論ばかりで、科学的でないな。」、「こんなことを発信して、鵜呑みにした受験者がいたら、それこそ落ちるよ!!」と、感じることが多々あります。

また、言い方は非常に辛辣ですが、「その程度か。」とも、感じてしまいます。

 

安さで人が集まって、人気に見えていても、結局は、物的資源も、人的資源も、集まる層も、その安さ相応です。

 

安さで飛びついた参加者は、そのような勉強会、集まりに参加しているという、「やってる感」が欲しくて、飛び込んでしまいます。

したがって、その情報や指導が、適切かどうかを、考えもしません。

やってる感だけで合格できるのであれば、みんな合格しています。

 

もちろん、単純に、高ければいい、ということでもありません。

未曽有のコロナ禍で、それぞれの経済状況があることも、理解しています。

しかし、安さだけにかまけていれば、いつまで経っても、合格は勝ち取れません。

 

目先の安さで満足して、不合格を続けるのか。

信頼できる講師、講座の中で、確実な個別の戦略を立案し、合格を勝ち取っていくのか。

 

「安かろう悪かろう」、「安くてもよかろう」に陥らないためにも、皆さんには、選択する力や、自分を合格させてくれる居場所を見極める力を、しっかりと養っていただきたいものです。

 

 

ではまた!

 

 

レトリカ教採学院(教採塾)

川上貴裕

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