【川上貴裕】優秀な教師とは?できる教師とは?

教育論

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教採塾の川上です。

明けましておめでとうございます!

 

 

ブログ読者の皆様、並びに、各講座の受講生の皆様、本年もよろしくお願いいたします!

2020年の夏、教採で、皆様が合格を勝ち取れるよう、今後も、色々と有益な情報を、発信していけたらと考えております。

 

さて。

この年末年始で、とあることを目の当たりにして、改めて痛感したことがあります。

 

★優秀な教師は、コツ、テクニック、より楽しくなることを、伝授する。

★平凡な教師は、根性論、精神論、自論で、説教する。

★出来る教師は、相手をポジティブな方向に引き上げることができる。

★出来ない教師は、ネガティブに引きずり込み、全て他のせいにする。

 

この違いです。

 

年始に、いわゆる、いつメンから、食事に誘われました。

この友人は、同級生なのですが、既に、学年主任を張っていたり、研究授業をほぼ毎年のように、担当するほど、熱心で、子供はもとより、保護者、同僚からも絶大な人気を誇る教諭です。

約束の場所に行くと、彼の先輩教諭や、後輩教諭に当たる方たちもいらしゃいました。

その先輩もまた、物腰がすごく丁寧で、とある教科書の編纂にも、携わっていらっしゃる、素晴らしい教諭です。

その先輩は、実は、光栄にも、前から私(川上)のことを知ってくださっていて、「一度お会いしてみたかったのです。」と、仰っていただきました。

 

食事が進む中で、後輩が、「なかなか子供への指導がうまく入らず、苦労している。」という旨を、話してくれました。

すると、友人・先輩は、

「前にやっていたあの掃除の方法、もう一回復活させたらいいよ!すごく子供達も楽しそうにやっていたし。」

「ここを、こうするとね、新しい視点が見えてくるよ!」

「○○を取り入れてみたら、画期的に指導が変わるよ!」

「ここまでは、頑張っていた!後は、これに○○を追加すれば、もっと良くなるよ!大丈夫、できるから。」

「安心して、その部分から先は、我々がやってあげる(見せてあげる)から!」

というように、次々とコツ、テクニック、アドバイス、より楽しくなることを、その後輩に伝授していっていました。

 

一方で。

少し離れた席でも、偶然、どこかの学校の教諭たちの新年会が行われていました。

なぜ、その席のグループが、教諭たちだと分かったかというのも、お察しの通り、公の場であるにも関わらず、堂々と、現場の、具体的な話をしていたためです。

守秘義務違反にならない内容であっても、「これはいかんだろ。」と思うほどで、その時点から、「品が無い。こいつら好かん。」と感じていたのですが・・・

「何度怒っても、まったく指導が入らない。」

「言う事を聞いてくれない。」

「こんなことも、できない。」

「最近の子は、すぐ諦める。すぐ泣く。すぐ不貞腐れる。」

「努力が足りない。」

「今の若手は、いかんね。昔は・・・」

と言うようなことを、延々と、愚痴っていました。

挙句の果てに、終いには、その離れた席のグループの若手教諭が、飲みすぎたせいか、お手洗いに駆け込む前までに、私に、吐しゃ物を、掛け散らかして去っていきました。

 

このグループの教諭たちが、受け持っている子供たちは、可哀想だな、と素直に思ってしまいました。

吐しゃ物を掛けられたからでは、ありません(笑)

彼らが愚痴っていることは、「教師側の、指導力・資質不足に他ならない。改善策を提示もせず、延々と不平不満ばかり。子供に責任転嫁している場面さえうかがえる。それを、よく堂々と言えるな。恥ずかしくないのかな。」と、感じたからです。

もちろん、現場の苦労は、私も教壇に立っていたので、よく知っています。

言いたい気持ちも、分からないわけではありません。

しかしながら、我々のグループと、離れた席のグループの決定的な違いは、上記でも述べた通り、

 

★優秀な教師は、コツ、テクニック、より楽しくなることを、伝授する。

★平凡な教師は、根性論、精神論、自論で、説教する。

★出来る教師は、相手をポジティブな方向に引き上げることができる。

★出来ない教師は、ネガティブに引きずり込み、全て他のせいにする。

 

です。

 

我々のグループの、「指導が上手く入らない。」と、落ち込んでいた後輩も、ぼそっと、「私があちら側で同じ話をしていたら、多分、説教ばかりで、教師辞めたいと思っていたかもしれません・・・。本当に、こちら側で良かった。」と、述べていました(笑)

また、これらの違いは、教採においても、同じことが言えると思います。

面接での語りでも、にじみ出てくるものですが、特に、各人の場面指導をみると、驚くほどに、上記の違いが表れます。

 

優秀/出来る教師は、コツ、テクニック、より楽しくなることを、伝授し、場面指導に登場する子供はもとより、面接官さえも、「それいいね!」と感心するような、ポジティブな語り、指導に溢れています。

平凡/出来ない教師は、根性論、精神論を掲げ、原因の部分ばかりを掘り下げ、「どうして」、「なんで」ばかりを詰問し、一向に、ポジティブな方向へ持っていくことができないまま、自論によって、時間が経過し、終了してしまいます。

どちらが、面接官が採りたいか、採用して、安心できるかは、一目瞭然ですよね。

せっかくの新年なので、もっともっと、優秀な教師、出来る教師が、増えていくことを願いながら、本日のブログとさせていただきます!

 

 

では、また木曜日に!

 

 

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