【川上貴裕】あなたは、不合格の連鎖に陥る者の側ですか? それとも、合格を勝ち取れる側ですか?
- By: Kyousaijuku
- カテゴリー: 不合格の理由, 教育論
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レトリカ教採学院(教採塾)の川上です。
先日、【川上貴裕によるレトリカ教採学院(教採塾)講座ツイート(@ksjLiveTweet)】で、ある厳しいツイートをしたのですが、一気に、10人単位で、フォロワーが減ってしまいました(笑)
ある厳しいツイートとは、以下の内容です。
引用開始
―――
【教師の自己満はウケない】
「記憶に残る教師になりたい」、「大人になった教え子とお酒を呑み交わしたい。」など、「あの先生でよかった」論を語る人がいますが、面接ではウケません。
「自己満のために教師を目指すのか」と問われる始末です。
子供にそう思ってもらえるのは何よりですが、自分から言ってしまうのはタブーです。
仮に、学級開きや懇談会で、「君たち(子供達)の記憶に残る先生になりたい」と語ったら、「授業ちゃんとできる人だろうか」と不安になりますよね。
面接官も同じです。
第三者に言われてこそのフレーズです。
―――
引用終了
「○○先生でよかった!」、「また、○○先生のクラスになりたい!」と思ってもらえること自体は、教師冥利に尽きるものです。
しかし、あくまでも、子供達が言うからこそいいのであって、これ見よがしに、自分から言うなんて、甚だしいこと、この上ありません。
面接の真実として、合格の戦略として、「このようなことを言う人は、不合格になりますよ!」という警告でもあるのですが、受け入れられない人がいることも、また事実なんですよね。
もちろん、私自身、フォロワーが減ること自体、なんの憂慮もしていません。
むしろ、この手のツイートでフォローを外すような人は、「その程度なんだろうな。」と感じるので、どうと言うことはありません。
フォロー数が伸びることで、自己肯定感が高まったり、承認欲求が満たされる人もいるのでしょうが、私としては、厳しくとも、真実として、合格戦略になることだけを語り、それに共感してくださる人、信頼してくださる人だけが見ればいい、と思っていますので、フォロワーが10人だろうが、何人だろうが、関係ありません。
ただ、最近、自分に都合のいいツイートやブログ、情報だけを見ていたい、という教員志望者が、あまりにも多くなったな、と感じます。
多様性や、個性を喜べる教員志望者は、一体どこへいったのでしょうかね。
はっきり言います。
【都合のいいものだけを好み、都合の悪いものは排除する。】
そんなのだから、いつまで経っても、教採に合格できないのです!
今年の教採の不合格は、当然だったのでしょう。
そして、恐らく、高確率で、そのような人は、来年も不合格になります!
不合格の連鎖に陥る者は、結局は、理論や学問、科学的な分析よりも、主観的・感情論的な、根拠のない優しい言葉、耳に心地よい言葉、ペップトークだけを求めるのですよね。
「頑張れば、道は開ける!」であるとか、「努力は裏切らない!」などの言葉を寄る辺とし、安寧に浸ります。
教採に合格しない不安に加え、今年は、コロナの影響もあったので、より、悲観的になるのでしょう。
しかし、だからと言って、心の拠り所や安心を求めて、優しい言葉、耳に心地よい言葉、ペップトークなどにすがっても、当然、合格は勝ち取れるはずがありません。
そんな根拠のない精神論にすがって、合格できるものなら、みんな合格しています。
もう一方の側面として、不合格の連鎖に陥る者は、合格に絶対に必要な情報やデータでも、厳しいものや、自分がドキッとするような、射貫かれたような、耳が痛くなるようなものは、徹底的に、排除するんですよね。
まったくもって、科学的・論理的な思考がありません。
そしてほとんどの場合、根底となる学問も、持ち合わせていません。
さらには、賢くない人に限って、「そんなことはない!頑張ればなんとかなるんだ!」、「そういう厳しい事は言われたくない!」と感情論で、激昂します。
ここでもはっきり述べましょう。
頑張って道が開ける人、あるいは、努力が裏切らない人、あるいは、根拠のない精神論で合格できる人は、不合格者の特徴と違って、元々のポテンシャルが並外れて高いです。
そもそも、学を持ち、科学的・論理的な思考ができる人であり、パフォーマンスが優れている人であり、自分自身を変えるために、厳しい現実や真実も、受け入れている人です。
そのような人は、あっと言う間に、合格を勝ち取っていきます。
一方、ペップトークを売りにして、教員採用試験対策講座を開講している人も、ちらほらいるようですが、私からすれば、胡散臭いの一言に尽きます。
先ほども述べたように、根拠のない精神論で受かるはずがないからです。
元々、ポテンシャルが高い人は、そもそも、そのような精神論は、不要なので、ペップトークを売りにしている対策講座には、行かないでしょう。
そうなると、そのような対策講座には、優しい言葉や安寧を求めてくる、いわゆる甘ちゃんばかりの集団になります。
私は、そのような集団で、合格が勝ち取れるとは思いません。
そして何より、精神論や甘い言葉を豪語する主催者は、土台となる学問を持ち合わせておらず、科学的・論理的な戦略も考案できません。
だから、精神論しか語れないのです。
そこに、気付かない教員志望者が集まっていきます。
だから、いつまで経っても合格できません。
来年の教員採用試験でも、不合格になりたいなら、それはそれで、精神論や甘い言葉だけの集団や、情報にすがって生きていくのも、いいでしょう。
それを、我々は止めることはできませんし、止めようとも思いません。
ただ、合格したいのであれば、それらからの脱却が不可欠です。
さて、最後に、皆さん自身で、自問自答してみてください。
あなたは、不合格の連鎖に陥る者の側ですか?
それとも、合格を勝ち取れる側ですか?
ではまた!
川上貴裕