教員採用試験の面接で不合格になる人は,多くの場合,次の10の傾向のうちのいずれかを持っています!

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不合格を合格に変えるための,不合格の要因の分析の仕方について,お話しましょう。

 

まず,不合格を,単に残念だったとか,頑張りが足らなかったとか,力が出し切れなかったという風に,主観的に捉えないことが重要です。

不合格には,必ず,科学的に分析可能な要因がありますから,「頑張りが足らない」,「力が出し切れない」などの主観的評価に置き換えないようにすることが必要です。

 

また,不合格を,自分の人間性や人生そのものに結び付けないでください。

教員採用試験の面接での不合格は,たかだか,初対面の面接官と受験者が,20分間程度,面接で会話して,それで,評価されるものです。

科学的な評価は,絶対にできません。

 

面接官の主観で評価が決まるわけですから,合格・不合格が,そのまま,あなたの人間性や人生そのものを評価するものにはなりません。

しかし,20分間,所見で会う面接官に,好感・共感・好印象を持ってもらえたかということは評価されます。

というより,その好感・共感・好印象こそが,合格の決定打であれ,合格の原因となります。

 

不合格になる人は,多くの場合,次の傾向を持っています。

 

(1)頑張れば,いつかは合格するという,精神論が強い。

教員採用試験は,ライバル受験者との競争です。また,採用側が採用したい人を採用する就職活動です。

頑張っているだけでは,いつまで経っても合格しません。

人生では,頑張りは大事かもしれませんが,教採の面接では,頑張っているだけでは,合格は,まず無理です。

 

(2)前年度の反省を活かさず,毎年,同じような受験の仕方をしている。

これは,本当に大きな問題です。

毎年,同じような面接の受験の仕方をします。

昨年ダメだった語りをまた使います。

昨年とほぼ同じ,自己アピール書や志望動機文を提出します。

こういう人は,何年も,十何年も不合格が続きます。

 

(3)ルックス(表情)に無頓着である。

はっきり言って,美女・イケメン・素敵な愛嬌がある,といった人は,どんどん合格していきます。

やはり,美女・イケメン・素敵な愛嬌がある人は,面接官に好印象を与えます。

人間を顔で選ぶな!という人もいますが,現実の世界は,人間は顔で選ばれます。

顔がいい人は,合格の可能性は,顔の悪い人の数倍以上あります。

イメージではありません。実測値です。

でも,ルックス(表情)・顔は,そう簡単には,変えられません。

では,ルックス(表情)・顔を,どのようにカバーし,自分の魅力を引き立てるのか,そこが重要です。

教員は,顔でなるものではない!なんて,偉そうなことを言っている人は,教採に落ち続けます。

でも,適切な戦略を立案し,脚本・演出が,効果的であれば,ルックス(表情)・顔に関わらず,合格は勝ち取れます。

ここはパフォーマンス理論であり,演出のレトリックで,勝利がつかめます。

 

(4)科学的な思考ができない。

世の中には,ペップトーク(元気づけの語り)だけで,指導を行う人がいます。

精神論を語り,大した人材選択能力もない面接官を教育のプロだと誤認させたり,昭和の美学だけで,語りを構築させようとする旧態依然とした指導者が,まだまだ,世の中にはたくさんいます。

そして,受験者の方も,ペップトークをされると気持ちいいので,それを信じたいと思います。

でも,不合格になるのです。

ペップトークを聞いて,合格する人は,もともと合格しそうな人です。

もともと合格しそうにない人は,ペップトークを聞いて,気持ちよくなっても,不合格になるという事実は,全く変わりません。

重要なのは,科学的に面接をとらえ,科学的に面接の戦略を立案し,実行していくことです。

科学的な思考ができない人は,不合格を合格に変えることは,まず不可能です。

 

(5)レトリックとテクニックの区別がつかない。

昨日のブログ記事でも書きましたが,不合格になる人は,レトリックとテクニックの区別がついていません。

レトリックは,相手に,それがレトリックだと気づかれてはダメなのです。

相手に気づかれないうちに,相手の好感・共感・好印象を勝ち取っていくのが,レトリックです。

レトリックは,自然に振る舞い,静かに振る舞い,たとえ,インパクトフレーズを使うときにも,それが,自然に,話し手の心から出ているようにします。

でも,レトリックを中途半端にかじった人は,レトリックが,小手先のテクニックになります。

不自然であり,不格好であり,見ていて痛々しい程,みっともない語りとなります。

小手先のテクニックを捨てて,真のレトリック(相手を納得させ,説得するアート)を体得することが必要です。

 

(6)vetting への対策ができていない。

vetting とは,採用時に行われる人物調査です。

でも,能天気な人は,vetting など行われているはずがないなどと言います。

そもそも,採用側が,vetting を行っている!などと言うはずがありません。

でも,ちょっとしたトラブルや問題を起こした人は,確実に,vetting されますし,不合格になります。

vetting 対策は,過去になにかトラブルや問題があった人には,絶対に必要です。

そして,vetting 対策も,科学的に行う必要があります。

愚かな指導者は,すぐに,「毎日,一生懸命頑張っていれば,認めてもらえる」などと言いますが,そんなことはありません。

vetting をクリアできない人は,確実に,不合格になります。

これも,単純に,実測値です。

 

(7)指導の「はしご」をする。

不合格になる人は,指導の「はしご」をします。

ある教採対策の講師に見てもらった語りを,職場の校長に見てもらったり,また,別の講師に見てもらったりします。

確かに,セカンドオピニオンが大事なときもありますが,あなたを一番,科学的に分析し,科学的な戦略で立案された語りを,指導の「はしご」で,すこしずつ骨抜きにされたら,残った語りは,何の効力もパワーもない,つまらない語りになってしまいます。

一人の講師の指導では不安ということで,指導の「はしご」をすることで,全てを失うのです。

こういう人は,いつも不安なので,できるだけ,多くの人の意見を聞こうとします。

でも,勝負は,1人の指導者,信じられる指導者のコンサルティングの下で,戦うべきであり,それが,必勝戦略です。

指導の「はしご」をした人の,不合格の可能性は,極めて高いものです。

 

(8)筆記試験の得点が悪すぎる。

これは,面接でも,採用側は気にします。

1次試験と2次試験は別だと言っている自治体でも,筆記試験の得点が悪すぎれば,わざと面接の得点を低くしてでも,落としにかかります。

学力のない人は,教師になるべきではありません。

こんなこともわからず,筆記試験を回避し,筆記試験の低得点に対して,言い訳ばかりしている人は,まず合格しませんし,合格すべきでもないでしょう。

実測値から言っても,筆記試験が悪すぎる人の,面接の合格率は,悲惨なものです。

 

(9)社会人で,免許が取得見込みだったり,免許が2種である。

学生ならともかく,社会人で,免許が取得見込みで,教採を受けるなんて,愚の骨頂です。

他に,よほど,能力・資質があれば別ですが,そもそも,社会人が,免許取得見込みで,合格するわけがありません。

受験資格があるということと,合格可能性があるということは,全く違います。

免許が2種のまま,何年も講師を続けているというのも,はっきり言って,大問題です。

そんなやる気のない,アカデミック感も,プロフェッショナル感もない人を,雇いたいとは思いません。

よほど,人材難で,倍率が1倍台くらいなら,それでも合格することはありますが,倍率が3倍を超える場合は,そんな人が合格するわけがありません。

どうして,自分を客観的に見れないのでしょうか?

免許取得済みの社会人と,免許取得見込みの社会人,どちらを採用したいでしょうか?

免許1種の人と,免許2種の人,どちらを採用したいでしょうか?

あまりにも自明の問いなのに,自分が関係すると,それでも,自分の頑張りが評価されて,合格するかもしれないと思うのでしょうか?

免許も取らず,免許のグレードも低いのに,あなたに頑張りがあるなんて,誰も思いません。

だから,毎年,不合格になるのです。

あなたのライバルは,免許を持っています。

あなたのライバルは,免許は1種です。

なぜ,あなたが勝てると思うのですか?

目を覚ましましょう!

 

(10)民間企業(特に大企業)に在籍したままである。

民間企業(特に大企業)に,現在,正社員として勤務している人は,まずは,退職して,講師として,教壇に立ってから,受験しないと,合格は,非常に難しいです。

名門大学を出て,人が羨むような大企業に勤務していても,その大企業で,正社員として,安住しながら,毎年,ちょこちょこと,教員採用試験を受験して,合格したら,大企業を退職して,教師になろうなんて思っている人が,合格するわけがありません。

過去にも,名門大学・一部上場企業の出身者の受講生もいましたが,合格した人は,ほぼ全員,既に,大企業を退職し,講師をしている人でした。

大企業にぬくぬくと正社員でいながら,毎年,趣味のように,教員採用試験を受験するような人を,教育委員会が,採用するわけがありません。

学校現場も知らず,授業も経験がなく,不合格なら,大企業でぬくぬくと終身雇用が保証されている人に,面接官が好感・共感・好印象を抱くはずがありません。

こういう人の心理を計算せずに,自分勝手に,教採を受けても,毎年,不合格になるだけです。

これも,イメージではなく,純然たる実測値です。

 

以上のことを,まずは,検証してみてください。

 

そして,それを払拭し,来年(2021年)の夏こそは,合格を勝ち取りたい!という人は,是非,河野正夫にご相談ください!

 

 

では,また明日!!

 

 

レトリカ教採学院(教採塾)

河野正夫

 

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