本日完結!(3部作の第3部)教員採用試験の対策のための講座・予備校・塾などの選び方について!

不合格の理由

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レトリカ教採学院(教採塾)の河野正夫です。

 

教員採用試験の対策のための講座・予備校・塾などの選び方について!の3部作の第3部です。

本日完結です!

 

 

3部作の最終日は,「常識を壊す」ということについて,お話していきましょう。

 

私たちは,これまでの習慣や惰性から,解放されることを難しく感じます。

今までやっていたのだからこれでいいだろうと,ついつい思ってしまいます。

新しいこと,変わったことをすることに抵抗を感じるものです。

 

教員採用試験においても,そういった昔から,旧態依然として繰り返されている「惰性」のようなものがあります。

教員採用試験は,そんなに難しい試験ではないということは,再三,申し上げています。

また,教員採用試験は,学力試験ではなく,就職試験の意味合いが強いということも申し上げています。

しかし,世の中の教員採用試験対策は,概ね,大学入試や高校入試,資格試験の勉強をまねた「受験勉強」を土台にしたような形で行われているのが通例です。

教採の受験も,結局は,慣れ親しんだ,大学や高校の受験を連想させるような勉強になってしまっています。

 

もちろん,これは,教員採用試験に群がる受験産業の策略ということもあるでしょう。

受験意識を煽って,受講生を集め,雑誌を売り,書籍を売るという点からは,多くの人が慣れ親しんでいる大学入試や高校入試,資格試験の勉強になぞらえた受験意識を刺激するのが一番なのでしょう。

ここが出る!まだ間に合う!今年はここがポイント!今から始めよう!これを覚えれば合格!などなど,教員採用試験の受験産業は,受験特有のキャッチフレーズで,受験者を刺激し,煽ります。

 

受験産業の究極的な目的は,受講生を集め,書籍や雑誌を売ることですから,より刺激的なキャッチフレーズを多用します。

そのためには,従来型の受験意識を利用して,受験勉強の雰囲気を醸成するのが,常道なのでしょう。

 

だからこそ,講師陣も,元面接官とか,元校長とか,元教育委員会の管理職といった採用側だった人を呼びます。

確かに,その人たちは,昔は,採用側の人だったのでしょうが,そのことと,面接の語りの指導が上手くできるということとは,何の関連もありません。

 

ワインをたくさん飲んだ人が,美味しいワインをつくれるわけではありません。

ワインのソムリエでさえ,ワインの味はわかっても,ワインをつくることはできないでしょう。

 

グルメが最高の料理人であるとは限りません。

クラッシック音楽ファンが,クラッシック音楽を作曲できるとは限りません。

 

元面接官や,元採用側の人は,どんな人を採用したかったかは話すことができるでしょう。

でも,採用したいと思われる人になるには,語りをどうすればいいのか,どのような戦略・レトリック・パフォーマンスで面接で臨めばいいのかの指導は,ほとんどの場合,できません。

でも,受験文化では,元採用側にいた人は,「神様」のように扱われます。

愚かしいことです。

「神様」どころか,優れた語りの指導者かどうかも,眉唾物です。

その講師自体の話が退屈で,精神論ばかりで,レトリック論も,コミュニケーション理論も,学問も大したことない人が多いのが現状です。

 

そう言えば,その昔,優れた選手が,必ずしも,優れた監督にはならない,という反論をしてきた人がいました。

確かに,野球などでは,優れた監督は,必ずしも,優れた選手だったとは限りません。

でも,この反論は,大きなことを見落としています。

優れた監督は,必ず,優れたコーチ(技術コーチ)を抱えています。

優れたリーダーは,常に,最高の専門スタッフに支えられているものです。

 

2,000年以上前の史記の時代から,優れた指導者は,優れた参謀,優れた戦略家,優れた副官を持っています。

そういう技術コーチを従えている元校長や元管理職なら,それは,すばらしい教授チームを組めるのでしょうが,そのような教採講座を,私は聞いたことがありません。

さらに言えば,大学受験の予備校などで見られるような,スーパー講師にも,教員採用試験の予備校や講座では,出逢ったことがありません。

年収が数千万円以上のスーパー講師が,教員採用試験の世界には,いるのでしょうか?

おそらくいないはずです。

 

はっきり言って,教員採用試験対策講座は,大学入試の講座や,公務員や,TOEICの講座など,他の大規模な試験の講座と比べて,圧倒的に見劣りがします。

講師も,副業か,天下りか,教員退職後のビジネスという人が,かなり多いのです。

教員採用試験は,全体の受験者の数,マーケットの大きさから言って,大学入試や,公務員試験や,TOEICなど,数十万人規模の受験生を持っているマーケットとは大きく違います。

このことは,教員採用試験の受験産業に携わっている人なら,誰でも知っていることです。

教員採用試験のマーケットは,大きな富を生む市場ではありません。

 

こういう理由があって,教員採用試験の市場では,大きな投資が行われてきませんでした。

教員採用試験の参考書も問題集も,書籍市場で見れば,その品質は,良くありません。

教員採用試験の対策講座の講師も,大学入試の予備校の講師と比べれば,大きく見劣りがします。

教員採用試験の指導理論の確立,合格戦略の統計的な研究,教員採用試験の問題の統計的な分析も,大学入試や,公務員試験,TOEICなどに比べれば,ほとんど行われていないも同然です。

つまり,教員採用試験には,ほとんど投資がされていない,言い換えれば,お金をかけていないのです。

 

副業的な,あるいは,天下りや退職後の校長や教員が,講師として,手を出す手軽なビジネスとしては存立し得ますが,大手の予備校の場合では,大学入試や,公務員試験などの大きな試験講座が本業で,教員採用試験の講座は,本業に比べれば,副業のようなところも多くあります。

大手予備校の経営者で,経営の根幹が,教員採用試験にあると考えている人は,ほとんどいないでしょう。

大手予備校の経営の根幹は,大学入試や,公務員試験などですから。

 

教員を退職した人が,教員採用試験の講座の主催に乗り出しても,スマホ片手に,SNSで通話するというチープなインフラで指導している人もたくさんいます。

そういう人は,アシスタントもボランティアで,そもそも投資,ビジネスの体をなしていません。

無給労働でしか成立しない教育なんて,日本中の学校教育と同じようなものです。

指導が優れていればそれでも構わないのですが,教員採用試験の対策講座に投資するという発想が全くないのが,この世界なのです。

 

チープに小金を儲けるというのが,数十年,まかり通ってきた,教員採用試験の対策講座に,大きな風穴を開けなければいけないと,私は痛感しています。

 

河野正夫は,レトリカ教採学院は,教員採用試験の対策講座に大きな投資を行い,指導の進化を図り,科学的な分析を行い,優秀な専門スタッフを従えて,教員採用試験の対策講座に大きな風穴を開けるつもりです。

 

そのために,レトリカハウスもつくりました。

 

来年(2021年)の夏,教員採用試験を受験される方で,今,教員採用試験の対策のための講座・予備校・塾を選んでいらっしゃる方は,どうか,日本のチープな教採講座に騙されないでください。

 

本当に実力のある講師がいる講座なら,素晴らしいでしょう。

教員採用試験対策講座に,大きな投資をしているところなら,それなりに信用できるでしょう。

優秀な講師・スタッフを高給で雇っているところなら,良心的でしょう。

 

そして,なにより,

 

結局は,あなたを合格させてくれるかどうか

 

です。

 

講座を選ぶときには,

 

その講座は,あなたを合格させてくれる力がありそうか?

 

で,選んでくださいね。

 

皆さんが,2021年の夏に,教採合格を勝ち取られることを,心から応援しています。

 

 

では,また明日!!

 

 

レトリカ教採学院(教採塾)

河野正夫

 

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