【川上貴裕】面接の語りのトレーニングは,ワンフレーズで語ってみるという方法もありますよ!
- By: Kyousaijuku
- カテゴリー: 合格への戦略, 教育論, 面接力向上
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レトリカ教採学院(教採塾)の川上です。
今月の、教採塾の各講座では、面接質問に対して、受講生が一人一人、回答していく演習をしています。
Zoomのチャット機能を使って、一人一人、ワンフレーズで、それぞれの面接質問に、回答していきます。
30人いれば、30人分のワンフレーズの回答が、その場で確認できるので、参考にしたり、評価し合ったり、私ならこう言い換えると、提案したりと、実に有意義な講座になっています。
ワンフレーズ化することで、自分の語りたい軸が、よく分かって、想いを固めることができます。
受講生からのアンケートでも、今月の講座は、特に好評をいただいています。
しかし、中には、なかなか、軸をワンフレーズで固められず、悩んでいる受講生もいました。
そのような方の、ご要望にお応えして、今回のブログでは、ワンフレーズを作るコツを、教授していきたいと思います。
ワンフレーズを作るトレーニングには、ニュースの活用が最適です。
ニュースだからこそ、効率よく、どの切り口、どの視点でまとめるかを、トレーニングすることができます。
多くの人は、いきなり、面接質問でワンフレーズを考え出します。
できる人はいいのですが、何を要素に入れるといいのか、何をキーワードに置いたらいいのか、どんなフレーズが人の心を動かすのかが、分からない人も、いることと思います。
ニュースであれば、文書の数も多いですし、言い換えの表現も豊富です。
とある1社の文書が読みにくくても、他社の文書で分かりやすく言い換えがしてあることで、学び手の表現の幅も広がりますし、ピンとくる表現も見出せます。
もちろん、最初は時間がかかります。
2,3社のニュースを見ただけでは、分からない知識・用語もあります。
どの切り口、どの視点で話すか、ワンフレーズにまとめるかを考えるには、知識が必要です。
だからこそ、複数のニュースの文書を比較しながら、知識を補填しつつ、共通項を見出して、心動かす、ワンフレーズを作っていくことが重要です。
そのようにして、トレーニングをしていけば、語りから、深みも、説得力も、ユーモアもにじみ出てきます。
「語るって、大変!」、「知識がこんなにいるんだ!」と言うのも、よく分かるはずです。
ワンフレーズができない人の中には、見聞きした知識をちょこっと、かじっただけで、そこに感情をのせて、さも知っているかのように、語る人もいます。
実際は、それだけでは、太刀打ちできないことを、知っていただきたいものです。
多くの知識の中から、どれを選択して、まとめるか。
どれを選択すれば、相手の心が動くのか。
どのように繋いでいけば、相手がもっと聞きたいと感じるのか。
あらあら、なんだか、ワンフレーズ化のコツというより、知識重要論になってきましたが(笑)
しかし、知識無くして、ワンフレーズ化は、難しいですね!
そこで培った知性が、センスを引き立てますから。
知性が無い人は、やはり、言葉を選択するセンスも、乏しいなと思います。
何はともあれ、
蓄えた知識の引き出しがあればあるほど、ワンフレーズを作る過程が楽しくなりますよ!
ぜひ、まずは、ニュースでのワンフレーズ・トレーニングをやってみてください!
そうすることで、面接質問に対する、ワンフレーズ化も、効率よく、軸を固めることができるようになりますよ!
ではまた!
川上貴裕