【川上貴裕】教員採用試験の不安は、3つの方法で、コントロールしていきましょう!
- By: Kyousaijuku
- カテゴリー: パフォーマンス力向上, 不合格の理由, 教育論
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レトリカ教採学院(教採塾)の川上です。
最近、個人レッスンのちょっとしたブレイクや、受講生のLINEの中で、「不安」についての相談が、増えてきました。
コロナ禍における、初の教採ということで、過去のデータもなく、試験内容を変更した自治体も増え、不安な要素も、沢山あるようですね。
しかし、不安に感じているのは、受験者の皆さんだけでは、ありません。
何より、採用側である、面接官たちも、大きな不安を抱えています。
どうやって、公平・公正に採用者を決めることができるか、そのための試験方法はどうするか、悩んでいることと思います。
試験を敢行して、万が一でも、感染者が出たらどうしようと、悩んでいることと思います。
通常の質問をしても、「コロナの影響で・・・」、「コロナのニュースが・・・」と、回答が返ってくるため、「例年とは違う質問で面接して、相手を見極めないと!」と、悩んでいることと思います。
試験内容の変更により、ちゃんと採用者を見極めることができず、採用した人間が、不祥事を起こすような人だったり、変な人だったら、どうしようと、悩んでいることと思います。
より、慎重に、疑り深くなっているのは、実は、受験者よりも、採用側かもしれませんね。
自宅待機が続いた子供たちも、大きな不安を抱えていることでしょう。
遅れた授業は、どうするのだろう。
いつになったら、元の生活に戻れるのだろう。
進路はどうしたらいいのだろう。
学校が、クラスターになったら、どうするのだろう。
学校再開において、心身が追いつかなかったら、どうしよう。
子供たちは、自分で、この状況をコントロールできませんので、大人より、より大きな不安を抱えていることと思います。
確かに、
不安は、心をかき乱します。
不安は、自信を喪失させます。
しかし、教員採用試験への不安なら、上手く付き合い、上手く対処する方法が、無いこともありません。
ある程度の、教員採用試験の不安は、自分でコントロールすることもできます。
教員採用試験の不安に限っては、以下、3つの方法で、コントロールしていきましょう。
①立ち止まらないこと、粛々とやっていくこと。
自分が決めたこと、やるべきだと思っていることを、少しずつでもやっていくことです。
少しずつでも、できていれば、不安は軽くなります。
歩みを止めてしまうと、何もしていないことへの不安、自分がすべきことをやっていない罪悪感が、不安となって表れます。
もちろん、歩み続けても、不安が0になることは無いかもしれませんが、立ち止まって、停滞しながら不安が大きくなるよりは、遥かに、小さいものですよね。
②自分のこれまでの歩みに、価値を見出す・認める。
例えば、複数回、不合格になった人は、「今年も不合格になったらどうしよう。」と、不安を抱くでしょう。
数年間、臨採や講師をやっていて、「なぜ合格しないのか(できないのか)。」と、不安を持つでしょう。
その不安そのものは、自然なものです。
誰もが、その状況に置かれると、考えてしまうものだと思います。
だからこそ、自分が歩んできた経験に、何らかの価値を見出し、認めていくことで、不安を解消しましょう。
例えば、10年間の講師経験なら、何百人という児童生徒と、触れ合ってきたことでしょう。
そこからの学びは大きいはずです。
10年間、教採を受験し続けたということは、そこからの学びも大きいはずです。
ユニークなバックグラウンドの人も、社会人経験が豊富な人も、それぞれの人生で学んだことは、大きいはずです。
たとえ、面接官には、魅力的には映らないかもしれない経歴でも、あなたの中では、大きな意味があるはずです。
どんなに失敗続きの人生でも、後悔ばかりの人生でも、自分なりに、一生懸命、生きてきたはずです。
その中には、何らかの価値が、必ずあるはずです。
そして、その中の価値に気付けるのは、他の誰でもなく、きっと、皆さん自身でしょう。
自分の人生の価値に気づけば、不安は小さくなります。
自分の価値に気づけば、不安に上手く対処できます。
自分自身の人生に、価値を見い出し、認めていきましょう!
③メンタルコーチを見つける。
人は孤独になると、不安の感じ方も、最大になります。
人は苦悩より、孤独によって不安が増大します。
だからこそ、メンタルコーチを見つけてください。
メンタルコーチとは、あなたの心を強くしてくれる人、あなたの心を元気付けてくれる人のことです。
友人でも、家族でも、恋人でも、恩師でも、構いません。
あなたの周りには、きっとあなたのことを、真剣に思ってくれている人がいるはずです。
不安が強くなったら、話を聞いてもらってみてください。
話を聞いてもらうだけでも、不安は、大きく軽減できますよ!
教採合格は、人生における、一つの手段に過ぎません。
教師になり、教壇に立ち、教育という仕事を、一生の仕事にするための、一つの手段です。
皆さんの人生の目標は、教採合格ではないはずです。
合格の先、教壇に立って、教育者となって、子供を育むこと。子供と共に、幸せを感じること。
そのようなことでは、ないでしょうか。
教採受験の不安に、押しつぶされないようにしていきましょう。
教採受験の不安は、上手く対処し、上手く付き合えば、コントロールできます。
不安を上手くコントロールできれば、教採合格にぐっと、近づけるはずです。
もっとも、人間誰しも、不安や恐れをもつのは、自然なことなのです。
それだけ、本気になっている証拠だとも、思います。
だからこそ、本気になっているついでと言っては、なんですが(笑)、不安や恐れは、ポジティブ・自信・喜びに、どんどん転換していきましょう。
それらに転換できる人が、担任を持つ子供にとっても、採用を決める面接官にとっても、魅力的に映ることは、間違いありません。
昔から、「ピンチはチャンス!」とも、言いますからね(笑)
不安とうまく付き合って、うまく対処して、うまくコントロールして、堂々と、自信をもって、合格を勝ち取りにいきましょう!
ではまた!
川上貴裕