話芸,そして,芸術的パフォーマンス,教師にも必要ですね!

パフォーマンス力向上

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【レトリカ・ブログ】

 

自粛や休校が続く日々でしたが,私(河野)は,文化的・芸術的な活動を充実・満喫していました!(微笑)

 

まず,5月11日(月)~15日(金)は,五夜連続で,落語家さんとのZOOM飲み会を楽しみました。

落語家さん(春風亭昇輔さん)にお願いして,毎夜,1時間ずつ,五夜連続で,落語について,いろいろなお話をしていただくという企画です。

 

こちらからの参加者は,河野・川上,そして,関東・関西から,それぞれ,お一人(時にお二人)ずつの落語好きな受講生で,毎日,6名くらいで,楽しく,落語について語り合いました。

落語家さんにとっては,お仕事というカタチにして,ギャラも発生する,文化事業として実施しました。

 

ふだん聞くことができない,落語のお稽古の話や,落語のちょっとした裏話など,グラスを片手に,ほろ酔い気分で,楽しく語り合うことができました。

落語家さんの方も,時節柄,寄席などがキャンセルされていて,お時間があるということで,私(河野)からの急なお願いもご快諾いただき,貴重なお話をたくさんお聞きすることができました。

 

今回は,落語をしていただくということではなく,五夜連続で,毎日,1時間,ただ,落語について,飲んで語る!という,本当に楽しい企画でした。

話芸の神髄や,古今東西の名人の話,当代の噺家さんのエピソードなど,文化の香り高い会話が弾みました。

 

落語の話芸は,授業にも大いに活かせるものですし,落語もまた,聴衆を惹きつけ,聴衆の心に訴えかけるレトリック的なコミュニケーションです。

面接の語りや,模擬授業・場面指導にも大いに活かせる技や戦略がたくさんあります。

その一端を,お伺いできたことは,参加者一同,大いに勉強になりました。

 

 

もう一つの文化・芸術的な活動は,絵画です。

レトリカ・ペントハウスには,「ブルーコミュニケーション」という絵画があり,これは,東京の美術館でも飾られたことがあり,また,今年の8月には,ある画集にも掲載される絵画です。

 

 

この絵を描いた画家の村上さんに,実は,このコロナ自粛期間を含めて,5か月にわたって,新しい絵の制作をお願いしていました。

新しい絵は,「フォレスト(Forest),森林」という題名が付けられています。

つい数日前に完成して,もうすぐ,レトリカ・ペントハウスに搬入設置されます。

 

コロナ自粛期間で,在宅時間が多いということで,画家の村上さんには,集中して,制作にあたっていただいていました。

 

この絵にふさわしい額を選んで,近々,ペントハウスに飾ります!

 

文化や芸術に親しむと,感性が磨かれ,話芸やパフォーマンス能力に磨きがかかります。

落語の話芸だけでなく,絵画から吸収できるインスピレーションもまた,レトリック的なコミュニケーションに大いに活かすことができます。

 

新しく描いていただいた「フォレスト」にイメージを,画家の村上さんは,次のように語ってくださいました。

 

【村上さんによる,Forest のコンセプト】

Forest
語源
For rest 休む為の場所 森林
<注:画家の村上さんの芸術的イメージによる語源の解釈です。英語学(印欧語学)における語源の解釈ではありません。>

今回の作品のテーマはForest。
元々の語源は、休憩をする場所という意味があるようです。

私は東広島の八本松という土地の出身で、
山が多く実家の近くには大きな湖があるなど、自然が多くある中で育ってきました。

八本松には仏像巡りという風習があり、街の各地に合計108個の仏像がありそれを巡ると健康でいられるという言い伝えがあります。

その仏像をどう回るか学校でも授業を組んで教えてもらいます。
休日自分は家族を連れて、その仏像巡りをしたときのことを今でも忘れません。

今家族と2ヶ月もあっていません。
会えないからこそ今ものすごく家族や周りにいる方のありがたみを感じます。

生命の源である濃淡のある海を青にたとえ、
そしてその生命の流れを質感に落とし込みました。

また、限りある生命があるからこそ今を強く生きようと考えヒビを入れ、そこに光沢感のある液体を流し、退廃的ながら美しい表現を実現しました。

何か失ってからでないと実感できない自分を投影し、
いつか失うものだからこそ美しくそして価値を感じる。

そして平和な世の中が訪れることを願いをこの作品に込めました。

【了】

 

芸術家らしい素敵なコンセプト・イメージですよね。

 

 

面接の語りの中にも,語り手(受験者)の想い・志・夢・コンセプト・イメージが存在する必要があります。

その存在があるからこそ,それが,言葉や表情というカタチになって表現されます。

 

とかく,教師・教師志望者は多忙で,文化・芸術を鑑賞する時間がないという現実もあります。

また,そもそも,文化・芸術に,あまり興味がない教師・教師志望者もいるのかもしれません。

 

文化・芸術は,豊かな人間性の源でもあり,人間の表現活動の現れでもあります。

 

河野や,川上は,文化・芸術を愛好し,日々,何らかの形で,文化や芸術を鑑賞し,関わるようにしています。

そこから得られる感性は,何物にも代えがたいものです。

 

皆さんも,それぞれが,お好きな文化・芸術を,日々,愛好され,豊かな感性を得て,想いと言葉を磨いていかれると,面接の語りも,授業の語りも,最高のものになりますよ!

 

 

では,また次回!

 

 

レトリカ教採学院(教採塾)

河野正夫

 

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