【川上貴裕】面接で語るべきもの・思考と、実際の現場での思考、きっちり分けないと、不合格まっしぐらです!
- By: Kyousaijuku
- カテゴリー: 合格への戦略, 面接力向上
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レトリカ教採学院(教採塾)の川上貴裕です。
現場ではどれだけ大切なこと、事実であることだとしても、面接の場では、通用しないことがあります。
面接においては、これまで何度も申し上げている通り、どれだけ、好感・共感・好印象を勝ち取れるかどうか、です。
今回、オンライン校において、
「新学習指導要領の「特別活動」に即しながら,あなたは,あなたの志望校種で,修学旅行に行くとしたら,どこに行きたいですか?その場所で,どんな学習活動等をしたいですか?あなたの志望校種に即して,修学旅行で行きたい場所と,そこでの学習活動等について説明してください。」
という課題を、出題しました。
このような課題は、特に面接の場と、現場の思考の違いが顕著になります。
結局、現場に囚われている人は、
例えば、
東京で、博物館巡り、○○体験、ディズニーランド。
広島で、平和学習&世界遺産巡り。
京都で、寺社巡り。
というように、事実のまま、語ってしまいます。
主要な観光地、ありきたりな学習に終始するんですよね。
現場では、確かにこのような修学旅行が練られています。
しかし、面接の語りにおいては、何か、「それいいね!」と、思ってもらえる要素はあるでしょうか。
当たり前すぎて、何の感動もありませんよね。
そもそも、今回のこのオンライン校での課題は、「現場でも、その通りにやれ!」というものじゃありません。
起案・草案・理想論に過ぎません。
面接においては、事実がどうか、出来るか出来ないか、に焦点を置く必要はありません。
(あまりにぶっ飛んだ内容は、現実味がなく、疑われますが。)
焦点を置くべき、考えるべき部分は、どれだけ面接官に、「そのプランいいね!」、「敢えて、その地域行くのか! なんでなんで? 詳しく聞きたい!」と思わせることができるか、です。
多くの語りは、学校のしがらみに縛られているのか、独創力に欠けているのか(笑)、同じようなものばかりなのですよね!
面接で語るべきもの・思考と、実際の現場での思考、きっちり分けないと、不合格まっしぐらです。
余談ですが・・・
子供時分に心を還して、考えてください。
東京の修学旅行や大阪の修学旅行において、ディズニーランド、USJがメインで、その他の行程は、我慢とまでは言わないまでも、付随するものだから、仕方なしに行った、という想いが、あるのではないでしょうか?(笑)
「アミューズメントパークに行く以外に、これが楽しみだった!!」という行程、いくつあげられますか?
もちろん、ある人は、あると思います。
私も、中学から考古学を独学で勉強していたので、邪馬台国の遺跡巡りや寺社巡りは嬉しかったですが・・・
一般的には、そんなに無いと思います。
やっぱりアミューズメントパークが、一番だったという人が、多いのではないでしょうか(笑)
結局、現場に囚われている人は、自分が子供時分に、大して楽しく感じなかった、アミューズメントパーク以外のものを、子供にも、同じように体験させようとしているんですよね。
大人となった今では、ディズニーランドやUSJ以外の、色々な遺跡、観光地、寺社巡りができたことは、大変有意義だった、と感じるとは思いますが。
子供時分からして、「なにそれ!楽しみ!」と感じさせることができるプランが、立てられない人が、実に多いです。
そういう人は、残念ながら、旅行代理店の社員には、なれませんね(笑)
生徒指導や不祥事、学習の過程などは、一定の方向性で、現場と同じ内容、あるいは、学習指導要領に則った語りをしなければいけませんが、上記のような課題は、独創力、センスが問われます。
くだらない回答は、一瞬にして、冷笑・失笑を買いますよ!
ではまた!
川上貴裕