【川上貴裕】相手意識がないと,面接の語りは,不合格に直結しますよ!

合格への戦略

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教採塾の川上です。

 

 

教採の面接は、自分自身が、いかに教師に向いているか、適性があるか、安心して子供を任せられるかなどを、アピールする場ですよね。

しかし、時折、自らの適性や資質を、貶めている回答を、見聞きします。

ご本人が真面目ゆえ、正直にお答えになっていたり、はたまた、ご自身でさえも、気付いていなかったりする場合も、見受けられますが、事実を伝えることで、逆効果になることもあるのです。

 

例えば、「今の自分に足りないものは何ですか?」という質問に対して。

 

・自分の想いを上手く伝える力。

・授業力。

・冷静に叱ること。

・柔軟さ。

・仕事を捌く力。

 

などを、答える人がいらっしゃいます。

 

語りのプロ=教師として、語彙力や、言語表現が適切に出来ない人が、教師に向いていると思われるでしょうか。

確かに、高みを目指すという意味で、授業力と言ったにしても、聞き手は、「授業が下手な人」と感じます。そのような人を、採用したいと思うでしょうか。

命に関わることや、いじめに関することで、怒鳴る、ということで、冷静に叱ることができることを目指すにしても、聞き手としては、「感情的に怒る人」という印象しか受けません。

柔軟性が無い人が、臨機応変に、多種多様な子供達を指導できると思えるでしょうか。

確かに、教師の仕事は、キリがないと言われていますが、いつも遅くまで残っている教師、仕事が遅い教師を、採用したいと思うでしょうか。

 

この手の語りは、聞き手意識が全くできていません。

下手すれば、この語り1つによって、不合格が決まります。

 

他にも、「成功したこと、失敗したことをそれぞれ教えてください。」という、質問がきた場合。

 

特に、失敗した経験の語りの中で、

 

・自損事故で、車を傷つけた。

・子供に上手く指導が入らなかった。

・乳製品アレルギーを持っている子供に、危うく誤飲させるところだった。

 

というような、語りをされる方も見受けられます。

 

自損事故で、誰も傷つけていなくとも、あるいは、例え、自分のお気に入りの車が傷ついて、ショックを受けた、ということであっても、聞き手は、その時点で、不採用を決めてしまいます。

公務員の不祥事の第1位は、交通事故です。

ただでさえ、不祥事が無くならないこのご時世に、このような人を採用したいと思う面接官はいません。

 

毎日、教師として働いていると、子供に指導が上手く入らないこともあるでしょう。

今後は上手くやっていく、という決意表明なのかもしれません。

しかし、あえて、それを失敗と称して、語るべきでしょうか。

面接で、あえて、その話題を持ち出して語ることは、ミスミス、「自分には、指導力が無い」と、アピールしているようなものです。

 

牛乳を誤飲させかけた、というのは、命に関わる重要な、大変な、大きな失敗です。

子供それぞれの事情、体質、個性などを、適切に扱えない、把握できていない人間は、教師失格です。

今回は、ごく一部の例をご紹介しましたが、何気なしに語っているものでも、自らの適性や資質を貶めている語りは、結構あります。

 

先ほどの例の中には、そもそも論として、致命的で、教師に向いていないとさえ、感じるものもありますが・・・

 

今一度、ご自身の語りが、聞き手意識をもっていない、上記のような語りになっていないかどうか、よくよく確認してくださいね!

 

 

では、また日曜日に!

 

 

レトリカ教採学院(教採塾)

川上貴裕

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