「今だけ,ここだけ,私だけ」の発想で,学びの場所を見つけましょう!
- By: Kyousaijuku
- カテゴリー: 不合格の理由, 教育論

【レトリカ教採学院】ブログDE教採
私(河野)がよく聞かれる質問に,「教採塾の講座は,XX県の教員採用試験に対応していますか?」というものがあります。
この質問を聞かれると,いつも,「来た!」と思います(微笑)。
なぜかというと,恒例の質問であり,また,質問者が何も考えていないときに出てくる質問だからです。
質問者からすれば,自分は,XX県を受けるので,XX県の教員採用試験に対応しているのですか?と自然に聞いたのでしょうけれど,実は,この質問には,ほとんど意味がありません。
なぜなら,日本の教員採用試験の場合,ある県が突出して,ユニークで異なったことをしているということは,まずないからです。
例えば,ある県の英語の問題は高校入試レベルだけれど,ある県の英語の問題は東大の入試レベルだということは,まずありません。
また,ある県の面接は20分程度だけど,ある県の面接は1回が2時間で8次面接まであるなんてことは,絶対にありません。
さらに言えば,ある県は,試験そのものがフランス語で行われるとか,ニューヨークで行われるなんてこともありません。
大体,似通っているのです。
せいぜい,問題数が違うとか,マークシート式とか,記述式とか,試験時間が20分程度違うとか,日本教育史が出るとか出ないとか,その程度の違いです。
また,当たり前ですが,東京都の数学,広島県の数学なんてものはありませんし,愛知県の英語,大阪府の英語なんてものもありません。
数学は数学,英語は英語です。
若干の出題のパターンの違いはあるでしょうが,数学は数学,英語は英語です。
数学がわかっていれば,英語がわかっていれば解けるものばかりです!
でも,日本では,教員採用試験は,都道府県(政令市)ごとに行われているから,自分が受験するXX県に対応していますか?と聞いてみたくなるんですよね!(微笑)
もちろん,対応しています。
というか,対応していないという可能性の方があり得ないのです。
全国各地では出題されるけれど,東京都では絶対に出題されない教育法規を探す方が大変です(笑)。
でも,例えば,次のような質問なら理解ができますよね。
「私が受験するXX県では,全ての受験者に英会話が課されます。私は,家庭科が専門で,英語が苦手なので,XX県の英会話の試験のレベルで英語が話せるようになりたいのですが,講座の内外で,アドバイスしていただけますか?」
これなら,英会話を講座で扱うかどうかは別にして,折に触れて,英会話の勉強方法を助言するということは可能ですよね。
教員採用試験に合格したいと願っている人が,聞くべき質問は,端的にまとめると,
「私が合格できるように指導していただけますか?」
なんです。
もっと,端的に言うと,
「私を合格させてください!」
なんです。
重要なのは,XX県を受けるから,XX県の対策ではないんです。
日本では,XX県も,YY県も,ZZ県も,大体,同じような教員採用試験をやっています。
少しは,難易度は違います。
少しは,出題形式や,回答方法は違います。
でも,概ね,同じようなものです。
違うのは,試験問題ではなく,受験者なんです。
ユニークなのは,XX県ではなく,あなたという受験者なんです。
だから,あなたが合格できる指導をしてくれる講座で学ぶことが重要です。
いつも言っていますが,あなた以外の人を,何百人合格させた講座も,あなたを合格させることができるかどうかはわかりません。
あなた以外の人を合格させた合格戦略は,あなたを合格させることができるかどうかはわかりません。
今のあなたが,
あなたが来年受験したい自治体で,
あなただけが(他の受験者とは関係なく)合格する,
その戦略と方法を指導してくれる講座でなければ,あなたは合格しないのです。
だから,是非,教採塾,あるいは,河野正夫に質問するときは,「こんな経歴を持つ,こんな能力の,こんなバックグラウンドの私が教員採用試験に合格する戦略はありますか?」と聞いてください。
そうすれば,ほとんどの場合で,「ありますよ!」とお答えできるでしょうし,あなただけの合格戦略を一緒に講座で考えることができると信じます。
「今だけ,ここだけ,私(あなた)だけ!」
たとえ,集団講座であっても,これが満たされていないといけないんですよ。
あなたが合格する集団講座でなければいけないんです。
他の人が全員合格して,あなたが合格しなければ,合格率99%でも,あなたにとっては最悪の集団講座になるのです。
「今だけ,ここだけ,私だけ!」
これを求めて続けてください。
医師も,弁護士も,税理士も,基本は,この原理で,依頼人の相談に乗っています。
教採塾も,河野正夫も,あなたが合格するための,あなたにとっての「今だけ,ここだけ,私だけ」を徹底的に追求します!
では,また明日!!
河野正夫