教員採用試験に合格するための勉強は、本質的には、いわゆる「受験勉強」です。
勉強の目的は明確に一つ。
すなわち、教員採用試験に合格することです。
しかしながら、いわゆる「受験勉強」は、多くの場合、苦行です。
機械的な暗記、量をこなすための問題演習、意味や意義を理解しない参考書等の読み進め、などなど。
納得も、理解も、反論も、感慨も何もない、ただただ苦行のための苦行です。
そして、受験者たちは、ただひたすら、この苦行たる勉強が終わるのを待ち望みます。
教員採用試験の当日が終われば、「終わった!」とばかりに、これまでの勉強を「積極的に」忘れようとさえします。
試験に受かりさえすればいいという勉強の悲劇とも言えます。
考えてみれば、皮肉なものです。
このような苦行としての勉強をしてまで、教員採用試験に合格して、教員になろうとしている若者たちは、自分が教員になったら、「暗記だけではない教育」、「試験のためだけではない教育」、「一生役立つ勉強と教育」を子供たちのために提供していこうと心に決めています。
しかし、自分自身が教員採用試験を受験するにあたっては、「背に腹は変えれれぬ」とばかりに、苦行で、暗記だけの、試験のためだけの勉強をしています。
本当に皮肉な状況です。
そんな受験者たちの多くは、アクティブ・ラーニングなどの、新しい学習方法や、新しい教育観について、とても興味を持っていて、自分が教師になったらこうしよう!と胸を踊らせています。
ならば、教員採用試験対策という受験勉強に、アクティブ・ラーニングなどの生き生きとした技術や教育観を取り入れればいいのにと私はいつも思ってしまいます。
受験勉強は、苦行でなければいけないという決まりはありません。
受験勉強は、暗記中心ばかりだと決まっているいるわけではありません。
受験勉強は、試験の本番以降は役に立たないものという定めのものでもありません。
どう勉強するかは、常に、学習者次第です。
受験勉強を、苦行にするのか、試験にも役立ち、また、生涯役立つものにするのか、それを選ぶのは、学習者次第です。
少し、言い換える必要があるかもしれません。
100%学習者次第ということではないかもしれません。
学習者に、指導者(教師)が付いているのであれば、その指導者も、受験勉強を単なる苦行にするのか、より楽しく、意義深いものにするのかの選択肢があります。
指導者(教師)もまた、学習のあり方をどうするかの選択肢があると言ってもいいかもしれません。
受験勉強の場合は、本当に、「背に腹は変えられない。」と言って、暗記中心の苦行でなければならないのでしょうか?
非常に高い確率で、答えはノーです。
受験勉強でさえ、最終的に合格を勝ち取るのは、モチベーションが高い学習方法です。
確かに、受験勉強だけれども、これは将来、役に立ちそうというものは、学習者の記憶に残りますし、理解し、活用しようという意欲が湧いてきます。
受験勉強だけれども、この勉強は、学問性があり、実用性があり、自らの教養を高めそうだというものは、もっと学びたくなりますし、忘れたくありません。
こんな受験勉強をした人が、教員採用試験の合格をどんどん勝ち取っていきます。
広島教採塾の教員採用試験対策講座は、筆記試験中心の1次試験対策でも、個人面接や模擬授業中心の2次試験対策でも、単なる暗記や量だけを重視した演習ではなく、理解し、納得し、意欲を持って、学び、習得したくなるような学習方法で勉強しています。
確かに、広島教採塾の教員採用試験対策講座も、教採という試験に合格するための受験講座です。
ですが、受講者のほとんど全員が、教員になってからも役に立っていると言ってくれています。
是非、広島教採塾ののホームページの合格者の声をご覧になってみてください。
今日のブログ記事で、皆さんにお伝えしたかったことは、
もし、あなたが、アクティブ・ラーニングなどの最新の教育方法に興味を持っているのであれば、是非、あなたの教採のための勉強にも、アクティブ・ラーニングなどの最新の教育方法を活用してみてください!ということです。
広島教採塾の各種講座は、常に、最新の教育方法も取り入れながら、最高の効率、最高の楽しさで、教採合格を勝ち取ることができるように行っています。
ご期待ください!!
では、また明日!!
広島教採塾
河野正夫
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