教員採用試験の真実!合格・不合格の正体とは?
- By: Kyousaijuku
- カテゴリー: 不合格の理由
【レトリカ教採学院】ブログDE教採
教員採用試験について考えてみましょう。
皆さんもご存知のように,教員採用試験は,各都道府県(政令市)ごとに行われます。
原則として,それぞれの都道府県(政令市)で,それぞれの問題(出題)で試験を行っています。
従って,自治体間での問題の難易度や質の高低が存在します。
また,教員採用試験の最大の「醍醐味」は,志望校種・志望教科によって,競争倍率が異なり,倍率が非常に低い校種・教科と,倍率がものすごく高い校種・教科があるということです。
さらに言えば,募集定員(合格定員)も,数百名にのぼる校種もあれば,わずか1名の教科もあるということですね。
教員採用試験の筆記試験や面接の難易度や質について,アカデミックに分析すれば,かなり難易度は低く,大学入試よりは,かなり簡単なものが圧倒的に多いというのが現状です。
でも,これは,アカデミックに分析すればという話で,あなたが受験する自治体の問題が,今のあなたにとって簡単かどうかという話になると,また,別の次元となります。
今日は,このことについて,考えてみましょう。
例えば,あなたが高校3年生のとき,きっとあなたは,東京大学を受験しようとは思わなかったかもしれません。
東京大学だけでなく,京都大学,大阪大学,早稲田大学,慶応大学,上智大学なども,受験先にはなっていなかったかもしれません。
その理由は簡単ですよね。
あなたが高校3年生のとき,自分が,そういった超有名ブランド大学の入学試験に合格するとは,到底,思えなかったからですよね。
あっ,ご心配なく。
私(河野正夫)も,高校3年生のときには,東大・京大・阪大・早大・慶応・上智は,受験しませんでしたし,受験しようとも思いませんでした!(微笑)
私たちは,高校3年生のときには,比較的,自分を知っています。
悪く言えば,高校3年生のときには,偏差値というものが,大学ごと・学部ごとに,明確に決まっていて,自分の偏差値と比べて,ここはムリ!,ここは大丈夫!,などと,科学的(統計的)に,簡単に合格可能性を予測することができました。
でも,教員採用試験を受験することにおいては,受験者は,あまり,自分の偏差値を気にしません。
確かに,大手予備校さんなどがやっていらっしゃる教採用の模擬試験に参加すれば,偏差値等は出るのですが,高校3年生のときのように,偏差値で,教員採用試験の志望先を選ぶということをしている人は,まずいません。
例えば,こういう例もあります。
中学校・高校・大学と,あまり学力には自信がなく,何とか進学できた大学で,教員免許は取得したものの,未だに,自分が勉強ができるという感覚は全くないし,高校時代にあった少しばかりの学力も,もうほとんど忘れてしまったような気がする。
こういう人が,ある県で,競争倍率が数十倍で,採用枠がわずか数名という校種・教科を何年も受験して,毎年,不合格になっている。
こんな話,聞いたことありませんか?
もしかすると,このブログ記事を読んでくださっているあなたに当てはまるかもしれませんね(微笑)。
教員採用試験は,上級職の国家公務員試験や,一部上場の企業での就職活動と違って,ほとんど,大学のブランド名は関係ありませんから,出身大学名だけで合否が決まるということは,まずありません。
出身大学名は合否にほとんど関係ないと言いましたが,出身大学によって,受験者の学力そのものに大きな差があるというのは,圧倒的な事実です。
超ブランド大学の出身者は,大学入試のときに徹底的に勉強していますから,教員採用試験を受験する際も,その学力は,多くの場合,健在です。
もう一度,大学入試を受験しても,合格するだろうというくらい健在です。
でも,ブランド大学ではなく,なんとか進学できたという大学出身者の場合,教員採用試験を受験する段階では,大学進学時の学力は,ほとんど崩壊しています。
こういう言い方をして,本当に失礼だとは思いますが,高校入試もおぼつかないくらい学力(知識・教養レベル)は,後退しています。
ですから,筆記試験ベースで考えた場合,有名ブランド大学出身者と,そうでない場合,学力差は,顕著になってきます。
ところが,教員採用試験の場合,受験者が,この現実を真剣に考慮し,受験先を変えることは,まずありません。
もちろん,それが悪いのではありません。
もしかすると,尊い挑戦と言えるでしょう。
高校3年生のときには,ほとんどの人は,十年かかってもいいから,東京大学に入る!という人は,ものすごく少数派です。
教員採用試験には,超高倍率の難関校種・教科を,十年近く受け続けていて,まだ,合格していないという人はざらにいます。
もちろん,ここには,からくりはあります。
東京大学には入試で不合格になっても「臨時入学」という制度で東大生ができるという制度はありませんが,教員採用試験は不合格になっても「臨時的任用」という制度で教師ができるという特典があります(微笑)。
ですから,十年くらい,教採不合格を繰り返すことができます。
ただ,ここで,問題になってくるのは,十年くらい,教採不合格を繰り返した人が,その十年で,学力が,大きく伸びているかというと,必ずしもそうではないということです。
教員採用試験で数年以上,不合格を繰り返す人の多くは,教採を,毎年,通例行事のように受験していることが多いからです。
ちょうど,「12月になった!クリスマスのシーズンが来た!」というのとほぼ同じように,「もうすぐ夏だ!教員採用試験の時期が来た!」という風に,年中行事のように,毎年,受験し,毎年,不合格を繰り返すという,1年に1回の恒例行事のようになっているのです。
これでは,学力も伸びませんし,合格するわけがありません。
毎日,頑張って生活しているんだから,東京大学に合格するだろうと考える人はいないでしょうが,毎日,講師(臨採)として頑張っているんだから,教員採用試験に合格するだろうと思っている人は,たくさんいます。
ここが不合格の連鎖の根源なのです。
教員採用試験に合格するためには,どこかで,ゲームチェンジャーの要素が必要です。
ゲームチェンジャーとは,これまで,ただ,漫然と過ごしてきた,やってきたことを,劇的に変えて,人生を変える,結果を変える,不合格を合格にするための大きな転換をもたらすものという意味です。
ゲームチェンジャーがなければ,今年もこれまでと同じように教員採用試験を受験して,再び,昨年と同じように不合格になり,また,来年に向かうということを永遠に繰り返すことになります。
高校3年生のときには,普通に勉強・生活していれば,そのうち東京大学に合格するだろうなんて,思うことはありません。
でも,講師(臨採)をしていると,普通に教壇に立っていれば,そのうち教員採用試験に合格するだろうと,思ってしまっている人が多すぎるというのが現状です。
もう一度言います。
だから,ゲームチェンジャーが必要なのです。
これまでの惰性を改め,これまでの旧態依然とした学習スタイルを改め,新たな戦略で,新たな方法で,新たなプロセスで,新たなアプローチで,教員採用試験のための準備をしていかなければなりません。
そして,ゲームチェンジャーは,案外と簡単なのです。
もっと言うと,ゲームチェンジャーは,多くの場合,楽しいのです。
そして,ゲームチェンジャーは,多くの場合,楽(らく)なのです。
私(河野)が,いつも,楽しく,楽(らく)して,と強調しているのは,このためでもあります。
ゲームチェンジャーと出会えば,人生が変わります。
ゲームチェンジャーと出会えば,運命が変わります。
ゲームチェンジャーと出会えば,楽しく,楽(らく)して,教採合格を勝ち取れます。
では,どんなことが,ゲームチェンジャーになり得るのか,それは,明日のブログ記事でご紹介しますね!
お楽しみに!
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では,また明日!!
河野正夫