多様な授業形態で、学習者が楽しく、ためになる学びを成立させることは重要ですね!
- By: Kyousaijuku
- カテゴリー: 教採塾の新企画, 教育論, 筆記で満点を
【教員採用試験のバイブル】
「反転授業」という授業形態があります。
従来の授業では、授業内で、教師が学習者に学習内容を講義します。
従来の形では、授業内で新出事項が紹介され、それについて説明・講義が行われ、必要に応じて演習が行われます。
反転授業は、この流れを反転させます。
反転授業では、まず、学習者が、新出事項について、自宅で学びます。
自宅で学べるような教材が準備されます。
そして、授業では、学んだことをもとにして課題に挑戦したり、従来は宿題として提出していたものを、授業で取り上げ、学習者全員で宿題について検討・考察を加えていきます。
従来の授業の形と反転授業、どちらが優れているかという問題ではありません。
学習者に応じて、適宜、活用していけばいいのです。
教採塾の講座では、今年の11月から、オンライン校の木曜面接講座では、反転従業の形式を取り入れていました。
講義ノート付きの講座資料スライドが渡され、学習者はそれを読んで学習します。
ポイントは、動画でも視聴できます。
講座のメインなアクティビティは、宿題に挑戦することです。
受講者から提出された宿題は、次回の動画で、河野正夫が詳しくコメントします。
このコメント動画がものすごい人気で、動画がアップされる毎週木曜日が来るのが待ち遠しいという声が圧倒的です。
12月からは、オンライン校の木曜筆記試験講座でも、反転授業の形式を取り入れてみることにしました。
筆記試験講座でも、講義ノート付きの講座資料スライドを読んで、予習し、ポイントは動画でも視聴できます。
その上で、その週の学習範囲で、疑問に思ったこと、質問、感想などを、一人2つずつ、一つの質問・感想を300文字以内で、宿題として提出します。
翌週の動画は、2部に別れていて、第1部では、宿題に対して、河野正夫がコメントします。
提出された全ての質問、疑問、感想に対して、動画で、河野がコメントを加えていきます。
第2部の動画は、その日の学習事項のポイントをまとめたものです。
日本の典型的な講座(授業)は、教材を配布して、それを講師が解説していく(講義していく)形です。
つまりは、配布された教材の読み下し・解説が、講義のメインとなります。
講師の仕事は、教材を説明することになってしまいます。
それが必ずしも悪いとは言いませんが、どの講座を受講しても同じような講義となります。
教採塾の場合、東京・大阪・名古屋・広島・福山でのリアル校舎の講座では、講座スライドを使いながら、講師の「話芸」と受講者のエキササイズで、可能な限り刺激的かつアクティブな学びを実現しています。
講師の話芸は、学習項目のちょっとした裏話、ディスり、海外との比較など、アカデミックでありながら、エンターテイメント性も重視しています。
オンライン校では、リアル校舎と違って、講師と受講生、また、受講生同士の直接の相互コミュニケーションがその場ですぐに成立しませんので、上に述べたような「反転授業」の形式を取っています。
リアル校舎であれば、6時間の講座でも、あっという間に楽しく終わると感じるように展開しています。
でも、オンライン校では、ネットで、動画を6時間も見続けるのは、不可能です。
毎週30分の動画を中心に、反転学習の形で講座を展開しています。
受講生の皆さんの最大の楽しみは、宿題(課題)へのコメント動画です。
この反転授業の形式のおかげで、オンライン校なのに、型としては集団講義なのに、あたかも個人レッスンのようなメリットを受けることができます。
そして、受講生同士で、お互いの宿題を共有して、河野講師からのコメントも共有できます。
オンライン校は、密かなブームとなっています!(微笑)
オンライン校の宣伝ではありません!(笑)
いろんな授業形態を、臨機応変に活用することは重要だということです。
目的は、学習者が、楽しく、ためになり、学習者の目標を達成することができるような学びにしていくことです。
多様な授業形態を駆使していくことも、これからの教育者の使命ですね!
では、また明日!!
河野正夫