面接対策の講座、特に、志望動機や自己アピールを極める講座では、私は受講生の皆さんに次の質問をします。
あなたが教採に合格して、教諭になることは、子供たちにとって何かメリットがありますか??
シンプルな質問ですが、ものすごく重要な問いです。
あなたが教員採用試験に合格して、教師になることが、子供にとって、どんなメリットがあるのか、あなたに教えてもらう子供たちは、あなたに教えてもらうことでどんないいことがあるのか、それをイメージできていなければ、自己アピールや志望動機が完成するはずがありません。
あなたが教採に合格したいのはわかります。
あなたが教師になりたいという気持ちを持っているのも理解できます。
でも、あなたが教師になると、子供たちにとって、どんないいことがあるのでしょうか?
教員採用試験の競争倍率は、概ね数倍から数十倍です。
つまりは、数人に一人から、数十人に一人しか合格しないのです。
あなたをその一人に選ぶメリットは何でしょうか?
他のライバル受験者ではなく、あなたが教師になって、教壇に立ち、子供たちに教えるとき、子供たちにはどんないいこと、どんなメリットがあるのでしょうか?
あなたに教えてもらうことのメリットをイメージできているでしょうか?
私は、講座で、このことを強調します。
ただ単に教採に合格したいだけではダメです。
教師になってやりたいこと、教師になってやりたい教育がイメージできていなければダメなのです。
採用側の面接官も、ここだけは、真剣に見ています。
採用側は、あなたには生涯賃金として2億円以上を支払うわけですから、あなたがどんな働きをしてくれるのか、あなたが子供たちのためにどんな貢献をしてくれるのかをきっちりと見定めています。
それが、教採の面接や人物評価というものです。
子供たちにとってのメリットといっても、そんなに難しいことではありません。
子供たちを劇的に変える魔法を持っている必要はありません。
あなたに教育に対する情熱があり、志があり、理想があれば、それが必ず子供たちへのメリットに繋がります。
あなたに教師になってやりたいことがあり、あなたにあなたならではの教育観や指導観があれば、それが必ず子供たちへのメリットに繋がります。
残念なことに、多くの教採受験者の中には、こういった教育への情熱や志や理想がまったくない人も中には若干数います。
ただ単に教採に合格して、教育公務員という安定した身分になりたいだけの人がいます。
子供たちにとってのメリットよりも、自分の「就活」しか考えていない人がいます。
残念ながら、そういう人は、教員採用試験の面接で合格することは難しいでしょう。
採用側の面接官が一番避けたいのは、そういう人を合格させ、採用して、子供に甚大な悪影響を与えることなのですから。
教採塾の開塾以来のモットーは、
なりたい人が、
なりたい場所で、
なりたい時に教師になる。
それが未来の子どもたちのためになるなら。
です。
重要なのは、最後の一句です。
「それが未来の子どもたちのためになるなら。」
教採塾は、受講料さえもらえれば、誰でも教採に合格させるというスタンスは絶対に取りません。
受講者のあなた自身が考えて、あなたが教採に合格し、あなたが教師として教壇に立つことが未来の子供たちのためになると信じることができるのであれば、教採塾は、全力であなたの教採合格をサポートします。
あなたが教師になることが、未来の子供たちのためになるかどうかを判断するのは、あなた自身です。
あなたの心の中に、必ず子供たちのために、教師として貢献するという強い想いがあるのであれば、教採塾は、あなたを教採合格に必ずお導きします。
あなたにその想いも覚悟も何もないのならば、教採塾があなたのためにできることは何もありません。
教採塾は、開塾の際に誓いました。
教採塾の存在は、未来の子供たちの幸せに貢献するものでなければならない。
教師にふさわしくない人が教師になるお手伝いは絶対にしない。
教師に本気でなると心に決めている、情熱と志ある人は、必ず教採合格に導く。
この誓いを破ることは絶対にありません。
これまでも、これからも、この誓いは守り通します。
では、また明日!!
河野正夫
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