【教員採用試験のレトリカル戦略】

毎年のように，繰り返されている愚行があります。

★1次試験の筆記試験が終わっても，自己採点をしない。

　➡理由は，概ね，採点するのが怖いから。

★1次試験の合格発表があり，合格していることが確定するまでは，2次試験の準備をしない。

　➡理由は，結果がわかるまでは，不安でやる気にならない。

基本，こういう人は，不合格になる可能性が高いのですよね。

なぜかと言うと，やるべきことをやらない理由が，「怖い」とか「不安」という逃げ腰の主観でしかないからです。

こういう人は，物事を客観的に考え，科学的に考え，戦略的に考えることができません。

こういう人は，常に，「その場しのぎ」，「とりあえず」，「なんとなく」で行動してきた人です。

だから，合格しないんです。

だから，成功しないんです。

だから，いつも，中途半端なんです。

1次試験の筆記試験を自己採点すべき理由は，明白です。

自分はどこが弱いのか，どこを間違えたのかを知り，正しい知識と教養を得ておくことは，2次試験（3次試験）にも，当然に役立ちます。

でも，「怖い」からしない。愚かとしか言いようがありません。

こういう人は，仮に，1次試験に合格していても，合格していたら，それに浮かれて，自己採点をしません。

「怖い」という状態を脱しても，結局は，自己採点をしないのですよね。

1次試験の合格発表から，2次試験の本番までは，多くの自治体で，2週間程度しかありません。

2週間では，2次試験の面接や模擬授業・場面指導などの戦略的な準備はできません。

でも，1次試験に合格しているかどうか「不安」だということで，合格発表までは何もしません。これも愚かとしか言いようがありません。

愚かなほど，メンタルがふわふわなのに，面接では，「私の強みは，あきらめない心です。」などと，大ウソを言います。

と，ここまで書いてきたようなことを，私（河野）は，毎年，申し上げています。

そして，毎年，誰が合格し，誰が不合格かの，大勢は，この時点で決まっています。

愚かな人は淘汰される。

自然の摂理です。

皆さん，どうか，愚かな人として，淘汰されないでください。

皆さん，どうか，最善を尽くしてください。

皆さん，どうか，戦略的な準備を，今すぐ始めてください。

7月のわずかな期間での愚かさが，この1年を，また棒に振ることになりますから。

皆さんの賢明な判断と行動を，心から期待しています。

では，また明日！！

教採塾

河野正夫