今日は、まず、サッカーのお話からスタートしましょう!!
と言っても、サッカーのテクニックとかそういう話ではありません。
サッカー好きの人がサッカーを楽しんでいるその様子について考えてみようという話です。
サッカーは、かなりハードなスポーツです。
105メートル×68メートルの広大なフィールドで、激烈な動きで走り回ります。
数あるスポーツ競技の中でも、ハードさではトップレベルでしょう。
でも、サッカー好きな人は、サッカーを拷問だとは思いません。
確かにハードな競技ですが、存分に楽しんでいます。
サッカーが嫌いな人ならば、サッカーは拷問になるかもしれませんが、サッカーが好きな人にとっては、どんなにハードでも、サッカーをしている時間は至福の時間になることでしょう。
また、サッカーが好きな人は、ルールの丸暗記からサッカーを始めることはありません。
確かに、サッカーをプレイするには、知っておかなければいけないルールはたくさんあります。
ルールに精通していることは、重要です。
でも、サッカーに興味がある人が、サッカーを始めるにあたって、サッカーのルールブックを買ってきて、それに下線を引きながら丸暗記することから始める人は少ないでしょう。
ルールを知っている必要があるということと、まずは丸暗記から始めるということとは違います。
多くの人は、サッカーのルールはプレイしながら学びます。どうしてもわからないときは、ルールブックで調べることはあるでしょう。でも、ハチマキを頭に巻いて、ルールブックを徹夜で読んで、ノートに写して、何度も口で唱えて、語呂合わせまでして、暗記するということはありません。
おそらく、サッカーのルールは、実際のプレイから離れて、ただ知識・言葉として、丸暗記してもあまり意味がないでしょう。
実際のプレイの中で、理解しながら、ルールを覚えていくということが多いはずです。
理解もせず、ただルールブックで暗記しただけでは、実際のプレイで活かすことは困難でしょう。
誰でもわかるようなサッカーの話をしました。
さて、もう皆さんもおわかりのように、このサッカーの話は、教員採用試験の勉強にも当てはまります。
教員採用試験もそれなりにハードな試験です。
教職教養、一般教養、一部の自治体では、推理判断・数的処理、
専門教養、
個人面接、
模擬授業、
集団面接・討論、
グループワーク、
小論文、
実技試験、
などなど、
多くの自治体で、足掛け2ヶ月間に及ぶ(1次試験&2次試験)、かなり大がかりな試験です。
決して、楽な試験ではありません。その意味では、ハードな試験です。
でも、この教員採用試験を楽しんで受ける方法はあります。
例えば、教職教養は、楽しく学べば、楽しく頭に入り、どんどん理解が進みます。
教職教養は、丸暗記を重ねるだけでは、堪え難い苦行となります。
堪え難い苦行なのにもかかわらず、ほとんど成果に繋がらない、得点に繋がらないのが、丸暗記中心の学習です。
ある程度までは、丸暗記でいけるというのは事実ですが、いけても、せいぜい60%台から70%台程度止まりです。
これでは、自信を持って教採合格を決めることはできません。
もちろん、類い稀な記憶力を持っている人は、丸暗記式でも、満点が取れるかもしれません。
でも、そんな記憶力を持っている人は、何千人に一人くらいしかいませんから、普通の記憶力しか持っていない私たちには縁遠いものです。
筆記試験で満点や満点近い高得点を取るためには、理解を伴う記憶をしなければいけません。
理解できたから、記憶できるという流れです。
理解なしの記憶は、それこそ「暗記」(暗い記憶)です。
理解なしの記憶は、すぐに崩壊してしまいます。
理解なしの記憶は、活用することができません。
理解するとは、ある知識をコンテクストの中で考える、その知識をあえて疑ってみる、批判してみる、そしてその上で、知識を自分のものにするということです。
そうすれば、自然に記憶できますし、記憶が崩壊することも少なく、その知識を自由に活用することができます。
教員採用試験は、学習方法を転換すれば、楽しみながら、満点が取れる試験です。
でも、多くの受験生は、どうしても苦行としての勉強、丸暗記中心の勉強をします。
他の勉強法を知らないからです。
本来は、サッカーを練習するのと同じように、楽しみながらやればいいのに、受験勉強は、その場しのぎの丸暗記しかできません。
だから、不合格になります。
どんなに頑張って、苦しみに耐えて勉強しても、毎年、不合格になるのです。
教員採用試験を、サッカーを練習するように勉強してほしいものです。
私(河野正夫)が講座を担当するときは、このことを常に念頭において行なっています。
従って、私が担当する講座は、楽しく、理解が進み、崩壊しない記憶を満喫できます。
昨日(11月11日)は、東京教採塾での筆記試験満点講座がありました。
教育法規を6時間ぶっ続けで学ぶという強行軍でしたが、とても楽しく学ぶことができました。
受講してくださった受講生さんの反応は次のようなものでした。
☆「教育法規を勉強するときの苦しさがすごく減った。」
☆「そのまま覚えるのではなく、意味や背景を知ることでとても理解が進んだ。」
☆「すごく面白かったです。色々な雑談からその法律の意味が理解できました。」
☆「かなりの量がある法規がすごく分かりやすくまとめられていて非常に理解しやすかった。」
☆「また、15分1チャプターで、集中力が維持しやすかった。」
☆「河野先生の話、おもしろすぎます。」
☆「河野先生の話が面白く、自分だけでは学習しにくい教育法規でも6時間過ぎるのがとても早く感じました。」
☆「6時間があっという間に感じました。」
☆「大学の授業より、面白かったです。」
☆「法律の理念や立法の背景に至るまで、絶品の”disり”と共に楽しく理解できました」
☆「もう教採に受かる気しかしません!」
☆「毒舌がとてもおもしろかったです。」
☆「楽しい講座でした。」
☆「ブログ等を読んで、少し怖い先生かもしれないとドキドキしていたのですが、明るく楽しい先生でした。面白い話ばかりでした。」
皆さん、教職教養の勉強の方向性をわかっていただけたようで、とても有意義な講座となりました。
皆さんには、絶対に、教職教養の筆記試験で90%以上の得点を勝ち取っていただきます!
では、また明日!!
河野正夫
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