面接で繰り返し不合格になる人には、3つの特徴のうち、いずれかが存在します!!

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今日(10月14日土曜日)で、ナポリ5日目です。

 

昨日は、馬車に乗ってナポリの街を散策し、イタリア3大劇場の一つ、サンカルロ歌劇場でヴェルディのオペラを見ました。

 

ちょっと豪華に、1階のボックス席で、ナポリの上流階級の人がたくさんいる中、ちょっと緊張しながら、オペラを堪能しました。

 

 

 

 

ナポリという街は、街自体、そして、街で起こっていること自体がアートと言ってもいいくらいなので、何が人を感動させるのか、何が人に好印象・好感・共感を感じさせるかをゆっくり考えるには最高の街です。

 

そして、アーティストのRyoさんと一緒なので、アートのいろんな側面を語り合ったり、教えてもらったりしています。

 

 

さて、そんなナポリでのパフォーマンス研修をしながら、私がずっと考え、追い求めていた問いがあります。

 

それは、

 

 

なぜ、教員採用試験の面接で、繰り返し不合格になる人がいるのか?

 

 

という問いです。

 

 

面接で繰り返し、不合格になる人の特徴とは何なのでしょうか?

 

人が人を選ぶという営みの面接で、人に選ばれない人の特徴は存在するのでしょうか?

 

 

これまでも相当、考えてきた問いですが、アートな街、ナポリで、パフォーマンス研修をしながら、あらためて考えてみました。

 

 

考えに考えた結果、面接で繰り返し、毎年、不合格になる人の特徴は、次の3つではないかということがわかってきました。

 

毎年、繰り返し、教採の面接で不合格になる人は、次の3つの特徴のうち、少なくとも一つに当てはまる場合が多いはずです。

 

 

(1)話し方、表情、雰囲気に、どうしても違和感がある。

 

これが3つのうちでもかなり強力な不合格要因です。特に、悪いところはなくても、面接で実際に対面して話してみて、どこか違和感を感じる、どこか挙動不審のところがある、どこか清潔感がない、どこか不安要素を感じる、そういう人は、非常に高い確率で不合格になります。

 

 

(2)経歴・バックグラウンドが、採用側(面接官)を納得させるものではない。

 

理屈としては、どんな経歴で教員採用試験を受けようが自由です。あえて、ポジティブに言えば、多様な経歴を持っている人ほど、学校現場に多様な視点を供給してくれます。でも、それは建前です。

 

その人の経歴に違和感、不審な点、不安要素があれば、教採での合格は困難です。

 

例えば、民間企業から教師になるという場合、本当に教育への情熱を感じることができれば、民間企業にいたということは大きな不利益要素にはなりません。

 

でも、ただ単に、民間企業より、より安定した教育公務員という立場を求めているのだろうとか、他にする職業が見当たらないから教師を目指しているのだろうという疑念を持たれるようでは、合格は望めません。

 

そして、これは、受験者自身がどう考えているかというより、採用側(面接官)がどう感じるかという点が重要です。

 

ですから、あなたが本気で教師になりたいと情熱を持って思っていても、それが採用側(面接官)に実際につたわらなければ、あなたは単に「疑わしい」受験者としか見られません。

 

 

(3)面接の姿が、あまりにも完璧すぎて、あなたという人間味が感じられない。

 

受験者の中には、かなりの才能があり、面接で語る姿を、完璧に演じることができる人がいます。

 

面接演習などで、実演してもらうと、本当に完璧なのです。

 

その姿だけを見ていると必ず合格すると感じてしまいますが、教採の本番の面接では、不合格になってしまいます。

 

これは、完璧の定義の問題です。完璧を観察した時に、観察者(面接官)がどう感じるかの問題です。

 

このことを考えるときに、重要なことがあります。

 

それは、「レトリックの最大の役割は、それがレトリックだと気づかれないようにすること」、「演技の最大の役割は、それが演技ではないと思わせること」ということです。

 

つまり、ああ、これは説得のためのレトリックだなと気づかれると、説得力はゼロになります。

 

同様に、ああ、これは演技なんだなと気づかれると、説得力はゼロになります。

 

レトリックと演技は、それが存在すると気づかれてはいけません。

 

人は、技法を用いて、説得されることを嫌います。

 

自然に見せることが説得の最大の秘訣です。

 

面接を磨き上げて失敗することは、ここの部分の調節がうまくできていません。

 

あまりに完璧すぎて、自然さを失い、そして、面接官からの信頼・好感を失います。

 

 

以上、3つの特徴は、あくまでも、かなりの面接力があり、対話力があり、準備もかなりやっている人で、面接で不合格になる場合の不合格要因です。

 

上記の3つの特徴は、例えば、

 

 

そもそも想い(志・情熱・理想)がない。

 

そもそも合格する気がない。

 

そもそも表情があまりにも暗すぎる。

 

そもそも面接の演習を適切にしていない。

 

そもそも面接官に好かれる資質がほとんどない。

 

 

といった人の不合格の分析には適用されません。こういう人は、それだけで不合格要因ですから、まずは、根本の部分からの転換が必要です。

 

 

ここで強調しておきたいのは、想いがあり、合格する意欲があり、好印象がもてる表情があり、面接の演習を適切に行い、面接官に好かれる資質もある程度ある人が、教採に不合格になる要因というのが、

 

 

(1)話し方、表情、雰囲気に、どうしても違和感がある。

 

(2)経歴・バックグラウンドが、採用側(面接官)を納得させるものではない。

 

(3)面接の姿が、あまりにも完璧すぎて、あなたという人間味が感じられない。

 

 

の3つのいずれかである可能性が高いということです。

 

 

この3つをどうやって改善していくのか、これが、これからの教採塾での面接対策の大きな課題です。

 

ナポリでのパフォーマンス研修で、この3つの改善方法が少しずつ明らかになってきました。

 

 

不可能を可能に、不合格を合格にするのが、教採塾の講座の特徴ですから、今日のこのブログ記事で考えた3つの不合格要因を持っている人が、来年の夏こそは、教採に合格する戦略を、一人一人の受験者に応じて、立案していきます。

 

 

そして、来年の夏こそは、教採の面接での合格を勝ち取り、最終合格を勝ち取りましょう!!

 

 

 

 

では、また明日!!

 

 

 

 

教採塾

河野正夫

 

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