先ほど、イタリア、ナポリの朝の海岸線を散歩してきました。
ナポリ時間で朝の7時くらい、日本時間では水曜日の14時頃です。
ナポリの朝は清々しいので、私は、ナポリに到着した翌日は、いつも朝早く起きて、散歩することにしています。
ナポリの海を見ながら、サンタルチア港のあたりを散歩すると、本当に心が洗われて、自分が本当は何をしたいのか、自分が本当に目指すものはなにか、といったことが心の中に、明確に現れてきます。
ですから、私は、ナポリの朝の散歩は一人でします。
一人で自分の人生を考えながら、ナポリの海岸線を散歩します。
さて、教員採用試験を受験される皆さんも、
自分が何をしたいのか。
自分が目指すものは何か。
をはっきりと心の中に思い描いてください。
教員採用試験を受験される方の中には、いろいろと思い悩むことがあると思います。
自分はどの学校種で教育をしたいのか?
中学校?それとも高校?
複数の教科の免許がある人は、どの教科を教えたいのか?
中高の免許の所持から、小学校の免許を取得して、小学校で教採を受験するのは、小学校でどんな教育をしたいからなのか?
故郷の都道府県(政令市)を受験するのか?
それとも、自分とはあまり関わりのない都道府県(政令市)を受験するのか?
採用されたら、その都道府県(政令市)で、どんな教育をしたいのか?
自分が何をしたいのか。
自分が目指すものは何か。
を明確に持っておくことは重要です。
はっきりと言えることは、
合格しやすいという理由だけで、学校種・教科・志望自治体を選んだ場合は、後で必ず後悔することになる
ということです。
大学進学であれば、第2志望や第3志望の大学に入学したとしても、大学は4年間で卒業です。
人生のなかで、数パーセントの時間です。
でも、教員採用試験に合格して、教師に採用されると、多くの場合、30年〜40年、皆さんの人生の半分を費やすこととなります。
ただ、合格しやすいというだけで、志望を変える・選ぶというのは、将来、後悔する可能性が高いということを、考えておいてくださいね。
とかく、「受験」となると、合格することが最優先されます。
例えば、社会の教師、音楽の教師、あるいは、英語の教師になりたいと最初は思っていたものが、教採受験に直面すると、合格するならなんでもいいと思うようになります。
そこで、例えば、高校志望が中学校志望になったり、中高の専門教科志望だったのが小学校志望になったりします。
結局は、合格しやすい教科・学校種、そして、合格しやすい自治体を選ぶようになります。
これがいけないとは申しません。
教師になることが目的で、教壇にたって教育ができるのであれば、学校種・教科・場所を問わない!ということであれば、それはそれで、素晴らしいことです。
でも、ただ単に「とりあえずは合格」ということだけで、選んだ志望先は、あとあとになって悔やまれることが多いものです。
合格することが重要なのではなく、自分がやりたい教育をすることが重要なのですよ。
合格することが重要なのではなく、自分が目指す何かを成し遂げることが重要なのですよ。
受験という狭い視野でとらえないでください。
受かりやすいから、興味はないけど、小学校で教員採用試験を受験するというのでは、仮に合格しても、あなたに教えてもらう小学生は気の毒です。
教採塾は、
なりたい人が、
なりたい場所で、
なりたい時に教師になる。
それが未来の子どもたちのためになるなら。
をモットーとしていますが、
これは、決して、
合格しやすい人が、
合格しやすい場所で、
合格しやすい時に教師になる。
ということではありません。
あくまでも、あなた自身が、教師になりたいのか?どこで教育をしたいのか?教師になりたいのは今なのか?ということを考え抜き、決断したら、教採塾は全力でサポートしますということです。
過去にも、合格しやすいというだけで、志望先を選んで、合格はしたものの、数年後、後悔したという人をたくさん見てきました。
そういう人の苦悩はかなり大きなものでした。
来年の夏に教採を受験する皆さん、どうか、
自分が何をしたいのか。
自分が目指すものは何か。
を見極めてください。
それを心に決めてから、堂々と教員採用試験を受験し、合格を勝ち取ってください。
あなたの人生を、教採の合格倍率や合格定員で決めないでくださいね。
あなたが本当に決心した志望先であるならば、教採塾は、全力で応援し、合格にお導きしますので。
では、また明日!!
河野正夫
コメントはまだありません