学びの惰性。学びの飛躍。新たな学びを始めるにあたって必要なこととは??

旧ブログ記事

人はものごとを学ぶ存在です。

 

学びが人を成長させます。

 

学びが人を大きく変えます。

 

 

学びの重要性は誰もが認識しています。

 

ところが、学ぶとは、案外、難しいものです。

 

 

例えば、中学校や高校のときの学びを振り返ってみましょう。

 

中高時代、皆さんのクラスの中には、いわゆる「勉強がよくできる子」、「普通(平均点くらい)の子」、「勉強が苦手な子」がいたと思います。

 

また、皆さん自身も上記の中のいずれかに自分を分類していたのではないでしょうか。

 

 

さて、ここで重要なことがあります。

 

それは、いわゆる「勉強がよくできる子」も「普通(平均点くらい)の子」も「勉強が苦手な子」も、概ね、それぞれの子の勉強スタイルで学習を行い、その子が分類される成績レベルに該当する成績をとる((とり続ける)ことが圧倒的に多いということです。

 

つまり、「勉強がよくできる子」も「普通(平均点くらい)の子」も「勉強が苦手な子」も、例えば、定期テスト前には、それぞれの子の勉強スタイルで勉強します。

 

それぞれの子にしてみれば、その子なりに、かなり頑張って、勉強します。その子なりのベストを尽くすと言ってもいいかもしれません。

 

でも、その結果は、多くの場合、「勉強がよくできる子」は高得点を取り、「普通(平均点くらい)の子」は平均点前後の得点を取り、「勉強が苦手な子」は低い得点を取るということになります。

 

つまり、それぞれの子供は、その子供なりに、かなり最善を尽くして勉強しているけれども、結果はあまり変わらないことが多いということです。

 

 

誤解しないでいただきたいのは、私は、決して、子供はどんなに勉強しても成績は変わらないということを言いたいのではありません。

 

私が言いたいのは、むしろ、その反対なのですが、まずは、多くの場合に典型的に現れる現象について語っているのです。

 

 

注目すべきことがもうひとつあります。

 

それは、頑張って勉強している子供自身も、予測として、自分の結果(例えば、定期テストの得点)が、いつも通りだと予測していることが多いということです。

 

つまり、「勉強がよくできる子」は、自分は今回も高得点を取るだろうと予測し、「普通(平均点くらい)の子は、今回も平均点くらいだろうと予測し、「勉強が苦手な子」は、今回もよくない点だろうと予測しています。

 

 

子供はそれぞれ、一生懸命、勉強しているのですが、それぞれのこれまでの成果が示す自分の位置づけが再生産されると思っているのです。

 

 

私は、学びとは、ゲームチェンジャーであってほしいと考えています。

 

ゲームチェンジャーとは、それまでの習慣を変えるもの、それまでの人生を変えるものといった意味合いです。

 

ちょっと、刺激的な言い方をするならば、「学びとは、成績に下剋上をもたらすもの」というくらいに呼んでもいいでしょう。

 

 

 

 

ところが、多くの場合、学びは、少なくとも、定期テストの結果(いわゆる成績)に関しては、ゲームチェンジャーの役目も、下剋上をもたらす役目も果たしていません。

 

それぞれの子が現在いる位置を固定化する方向に働くことが多いものです。

 

 

もちろん、人によっては、あるいは、場面によっては、大きく変化するということもあり得ますが、マクロな目で見ると、学習は、現在いる位置を固定化する方向に向くことが多いと言えるのではないでしょうか。

 

 

そして、この現象は、子供に、自分の学習上の位置は、固定化されて変わらないという意識を持たせてしまいます。

 

 

私は、この現象が起こるのは、「学びの惰性」が原因だと考えています。

 

「勉強が苦手な子」は、この勉強法では、自分は次の定期テストでも低い点を取るだろうことが分かっていても、これまでと同じ勉強スタイルで学びます。

 

「普通(平均点くらい)の子」も、この勉強法では、次の定期テストで平均点くらいを取るだろうと分かっていて、これまでと同じ勉強スタイルで学びます。

 

「勉強ができる子」は、この勉強法なら、次の定期テストでも、高得点を取れるだろうと分かっていて、これまでと同じ勉強スタイルで学びます。

 

 

従来通りの勉強法で学び、予想通りの得点(成績)を取ることが多いのは、皆さんも経験したことがあると思います。

 

 

私は、学びはゲームチェンジャーであるべきだと信じています。

 

私は、学びは、成績に下剋上をもたらすものであるべきだと信じています。

 

 

もちろん、定期テストやいわゆる成績だけが、学びの成果のすべてではありません。

 

しかし、ほとんどの子供は、定期テストで高得点を取りたいと思っているでしょうし、良い成績でありたいと願っているでしょう。

 

 

学びがゲームチェンジャーであり、下剋上をももたらすためには、何がどう変わればよいのでしょうか?

 

 

私は、「学びの惰性」から、「学びの飛躍に」へのチェンジが必要だと考えています。

 

「学びの惰性」、つまり、これまで自分がしていた、自分の位置を固定化する勉強スタイルから、飛び出す必要があります。

 

自分の学びの成果を劇的に高めるような飛躍、それが、「学びの飛躍」です。

 

 

世の中には、この「学びの飛躍」をさせることが上手な教師がいます。

 

子供の勉強スタイルを劇的に変え、子供の勉強の成果を劇的に向上させる教師がいます。

 

そして、新しい勉強スタイルは、子供にとって楽しく、意味があることが多いようです。

 

 

話を教員採用試験の筆記試験の勉強に向けてみましょう。

 

教採の勉強(教採の筆記試験の勉強)でも同じような現象が見られます。

 

 

合格しやすい人は、中学校・高校・大学時代で、自分が好成績を獲得した自分の勉強スタイルで勉強し、筆記試験(多くの場合、1次試験)で合格を勝ち取っていきます。

 

不合格になりやすい人も、また、これまでの勉強スタイルで勉強し、筆記試験で低い得点となり、不合格になってしまいます。

 

注目すべきは、合格しやすい人は、自分が高得点を取るだろうと予測し、そして、不合格になりやすい人は、自分が今回も低い得点だろうと予測しているということです。

 

 

学習によってかなりの知識や教養は付くものの、不合格になりやすい人は、自分は低い得点しか取れないと予想し、合格者の最下位でもいいから合格しないかなと期待するだけなのです。

 

 

中学校・高校・大学で、高得点を勝ち取る学習スタイルを確立し、自分は、教員採用試験の筆記試験でも高得点を勝ち取れると予想できている人は、実際の教採の筆記試験でも高得点を取ります。

 

しかし、中学校・高校・大学で、平均点以下を取っていることが多かった人は、教採の筆記試験でも、平均点以下しか取れないことを予想していながら、これまでと同じ勉強スタイルで学びます。

 

 

教採の筆記試験で高得点が取れない人は、「学びの惰性」から抜け出せない人なのです。

 

 

私は、教採塾の講座では、常に、学習がその人にとってゲームチェンジャーになるようにしています。

 

そして、学びが下剋上をもたらすようなものになるようにしています。

 

 

過去十数年間、私が指導した受講生の中には、中学校・高校・大学などでは、学びが上手でなかった人が多くいました。

 

中学校・高校・大学では、自分は成績が低い人間だと思ってきた人が多くいました。

 

 

でも、私の講座を受講して、学びがゲームチェンジャーとなり、学びによって下剋上を引き起こし、教採合格を高得点で勝ち取っていきました。

 

 

「学びの飛躍」があれば、運命は変わります。

 

「学びの飛躍」があれば、人生は変わります。

 

 

学びは、常に、ゲームチェンジャーであるべきです。

 

 

これからも、学びをゲームチェンジャーにする指導を続けていきます。

 

 

 

では、また明日!!

 

 

 

教採塾

河野正夫

 

—–

コメントはまだありません

コメントを残す

旧ブログ記事
4月は「レトリカル・パフォーマンス」の特訓で、教員採用試験の面接で絶対合格を狙います!!

レトリカル・パフォーマンスという言葉をご存知でしょうか?   あまり広く使われている言葉で …

旧ブログ記事
川上貴裕ファンの方、グッドニュースです!!自己アピール添削のプチ個人レッスンを東京で開講!!

川上貴裕ファンの方、グッドニュースです!!     川上による自己アピール添削の …

旧ブログ記事
これから1ヶ月余りは、Ryoさん三昧!!Ryoさんからパフォーマンスの力を学びましょう!!

これから1か月余りは、まさに、Ryoさん三昧です!!       &n …