もう少し~~な風にした方がよいよ!ではなく、具体的にこうすれば~~になるよ!と指導しなさい!!

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教員採用試験の受験者は、いろいろなところで、面接演習をします。

 

友人同士で行ったり、先輩教師や管理職に面接の演習をしてもらったり、あるいは、教採対策の予備校や塾の面接特訓の講座に参加したり、様々な機会があります。

 

それぞれにメリットはあり、面接の語りの力を向上させるための、一定の効果はあります。

 

是非、いろいろな機会をつかんで、面接の演習をしていただきたいと思っています。

 

 

さて、面接の演習をする上で、勉強する者同士、あるいは、助言者・指導者から、アドバイスをもらうことがありますが、この時のアドバイスの質がものすごく重要です。

 

 

 

 

多くの場合、こういった勉強会や講座でのアドバイスは、

 

 

もうちょっと明るい表情の方がいいよ。

 

もうちょっと情熱を込めて語った方がいいよ。

 

もう少し、子供への愛情を感じさせるように。

 

もう少し、わかりやすく話した方がいいいよ。

 

もう少し、簡潔に話した方がいいよ。

 

 

といったものが多いですよね。

 

 

これらのアドバイスは、すべて、正しいと言えば正しいのですが、最も重要なことを教えていないアドバイスです。

 

 

もうちょっと明るい表情がいいよ、ではなく、どうすれば、明るい表情ができるかを教えてあげなければいけません。

 

もうちょっと情熱を込めて、ではなく、どうすれば、情熱が込もった表情になるのかを説明してあげるべきですね。

 

どのように語れば、子供への愛情が溢れていると感じられる語りになるのか、

 

分かりやすく話すとは、どういうことなのか、

 

簡潔に話すとは、何をどうしたらよいのか、

 

 

ここのところを明確に明解に教えてあげなければ、面接の語りは向上しません。

 

 

先日、ある受講生さんから、こんな話を聞きました。

 

 

勤務している学校の管理職の先生に、面接の練習をしてもらったときに、管理職の先生は、「もうちょっと明るく」、「無表情な顔ではなく」、「爽やかな顔で」、「心のこもった話し方で」と助言をしてくれるが、どうすれば明るい雰囲気になるのか、無表情ではなく爽やかな顔になるのか、心がこもった話し方になるのかの方法を、全然、教えてくれない。

 

業を煮やして、どうすればそうなるのでしょうか?と聞いたら、「それは、自分で考えなさい。」と言われた。

 

 

これでは、まったく、面接の指導にはなりません。

 

 

誰だって、暗い顔くらいは、指摘できます。

 

誰だって、もっと元気に話せと感じることはできます。

 

誰だって、もっと分かりやすく話せと思うことはあります。

 

 

でも、面接の語りの指導をするのなら、

 

 

どうすれば、明るい顔になるのか、

 

どうすれば、元気な雰囲気を出せるのか、

 

どうすれば、分かりやすい語りになるのか、

 

 

を具体的に、例を示しながら、教える必要があります。

 

 

見た感想だけを語るのであれば、素人に過ぎません。

 

プロは、どうすれば変われるのかを指導し、実際に変えなければなりません。

 

 

また、分かりにくいと言うのであれば、わかりやすく語る例を示さなければなりません。

 

 

昔から感じているのですが、面接の指導をする人の多くは、語りが下手です。

 

自分の説明やコメントは分かりにくいのに、人の語りにケチだけをつけている指導者を見かけることがあります。

 

ケチをつけるのはよいとして、ならば、どうすればいいのかを実演して見せることができません。

 

 

自分は語りが下手だけれど、他人に、語りを上手くしろといっても説得力はありません。

 

 

教採塾は、このことを厳しく自戒し、プロの指導者であることを自らに課しています。

 

 

主任講師の河野正夫は、面接の語りを指導する場合は、可能な限り、代案を提示するようにしています。

 

しかも、語りとして完成度の高い代案を提示します。

 

河野は、政治家のスピーチライターでもあったので、語りはプロ中のプロです。

 

大学でコミュニケーションについて、教えていた経歴もあります。

 

 

ティームティーチャーのRyoさんは、プロのパフォーマーです。

 

大道芸人でもあり、観客ゼロの状態から、数分間で、観客を50人・100人にします。

 

Ryoさんは、見る人を魅了し、虜にします。

 

そして、その魅了の方法、虜にする方法を、的確に説明できます。

 

 

河野もRyoさんも、素人くさいことは言いませんし、しません。

 

ダメなところはダメ、良いところは良いと、はっきりと分析・評価します。

 

 

ダメなところは、どうすれば良くなるのかを、具体的に説明し、指導します。

 

 

素人のように、「もうちょっと~~な風にした方がよいよ」で終わらせることがありません。

 

悪い語りやパフォーマンスに接して、どうすれば上手くなるのかを指導できないのであれば、講座をする意味がありません。

 

講座を受講して、ただ、自分が語りが下手なことだけが分かって、改善の方向性が見えなければ、講座を受講する意味がありません。

 

 

ただ、人の語りを聞いて、良い悪いの感想を言うだけでは、指導者ではありません。

 

指導者はプロでなければなりません。

 

 

教採塾は、このことを指導者に強く強く、課しています。

 

 

自慢ではありません。

 

宣伝でもありません。

 

 

教採塾は、指導の真剣さと、指導者のあり方を忘れることはしないということです。

 

 

8月の東京・大阪での単発講座、そして、広島での12時間ぶっ続けの直前講座、すべて、教採塾の真剣さと指導者のあり方を自覚しながら、自戒しながら、全力であたります。

 

 

それが、受講生の皆さんの教採合格につながることを信じています。

 

 

 

 

では、また明日!!

 

 

 

 

教採塾

河野正夫

 

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