個性と多様性が輝く学級を作りたいと言いながら、結局は、自分は古い因習に凝り固まっていませんか??

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教員採用試験を受験する人は、皆さん、個性と多様性を尊重する、輝かせたいと言います。

 

金子みすゞさんの「みんな違って、みんないい。」を引用して、違うことが素晴らしいと声高に語ります。

 

 

 

 

とても素晴らしいことです。

 

これからの教育を担う、これからの教師に最も必要なものの一つは、個性と多様性の素晴らしさを子供たちに語ることでしょう。

 

 

そして、これは、学校教育の現場だけではありません。

 

 

社会で、あるいは、職場で、生きていく上でも、それぞれの人の個性が尊重され、また、多様な働き方、多様な生き方が尊ばれることが大いに望まれます。

 

 

他の同僚教師が夜11時まで働いているから、家で家族が待っていても、自分も夜11まで働かなければいけないと感じてしまう、というのが理不尽だと思っている人もとても多いでしょう。

 

 

個性の尊重や、多様性の祝福は、口ではいくらでも言えます。

 

しかし、因習にとらわれず、本心から、個性を尊重し、多様性を喜び合うことは、実は、容易ではありません。

 

特に、みんな一緒!に大きな価値を見出しがちな日本文化で育ってきた人には、本当の意味で、個性を尊重し、多様性を喜び合うことは、時に、潜在的な困難を伴います。

 

 

教採塾は、個性と多様性を、尊重することを創立以来の信条としています。

 

 

教採塾の代表であり、主任講師である、河野正夫はスーツを着ません。

 

いつもボトムスは、デニムかチノパンです。

 

トップスは、冬はハイネックの黒のセーター、夏は黒のポロシャツに統一しています。

 

ブランドは、ユニクロです!(笑)

 

いつも着るものを統一するために、それぞれのアイテムを20着くらい持っています。

 

クローゼットは、同じアイテムの服で満載です。

 

 

「教師はスーツ」という固定概念は私は好きではありません。

 

もちろん、それぞれの学校にはそれぞれの文化や規則があるでしょうから、それに従うことは大切ですが、普遍的に、「教師はスーツ」という因習には囚われたくありません。

 

 

十数年前、私は、オランダのアムステルダムで開催された、選挙参謀の集中研修に参加しました。

 

ヨーロッパの各政党の若手幹部たちが勢ぞろいする刺激的な研修でした。

 

日本的な考え方もないではない私は、各国の政党の幹部が受講する研修だからとスーツを着ていきました。(研修にはドレスコードはありませんでした。)

 

実際に研修会場に行ってみると、何十人かの参加者の中で、スーツを着て、ネクタイをしているのは私だけでした。欧米の選挙で、大活躍をしている、有名な選挙コンサルタントの講師の方々も、ノーネクタイで、ポロシャツ姿でした。

 

参加者の何人からは、「日本人は真面目だねえ。スーツを着ても、学習効率は上がらないよ。」と言われました。

 

それも一理あるなと思いながら、二日目からは、ポロシャツで研修に参加しました。

 

 

そんなこともあり、私は、学びの場では、特にドレスコードを指定されない限り、ノーネクタイを通しています。

 

そんな講師がいてもいいでしょうし、それが、学びの障壁になることはないでしょう。

 

 

もちろん、私は、スーツに反対なのではありません。

 

教採塾の川上は、スーツが大好きです。

 

ですから、川上は、講座には常にスーツで参加します。

 

それはそれで素敵なことです。

 

川上の個性であり、川上の自己表現です。

 

私がスーツでないから、教採塾の人間は、全員、ノーネクタイと強制するつもりは毛頭ありません。

 

それぞれが、好きな服を着ればいいのだと、簡単に考えています。

 

 

最近、教採塾で、時々、ティームティーチングに参加してくれる、名古屋のプロのパフォーマーのRyoさんは、もっと自由です(微笑)。

 

パフォーマンスの時はともかく、通常のティームティーチングでも、ド派手な服装で参加します。

 

先日の名古屋での6時間の単発講座の時は、シャツが青、パンツが白、靴が赤で、フランス国旗か、オランダ国旗を連想させる、トリコロールな服装でした。(ちなみに、髪の毛は金髪でした。笑)

 

Ryoさんは、芸人であり、アーティストですから、それはそれで、自分の個性を表現する素敵な方法だと、私は思いました。

 

Ryoさんは、ものすごい才能と能力の持ち主なので、パフォーマンスに関してアドバイスをしてもらうためのティームティーチャーとして、お招きしています。Ryoさんの年齢は、24歳です。

 

 

2,3人の人から、次のような感想をこっそり聞きました。

 

 

24歳の若者から、教えてもらうことなんてあるのだろうか?

 

あんなチャラい服を着て、パフォーマンスのことが語れるのだろうか?

 

受講生がしゃべっている時もタブレットばかり触って、マナーがないのでは?

 

 

個性と多様性を尊重すると声高に言っておきながら、こういう感想を持っている人の頭は、因習でガチガチです。

 

 

人の能力は年齢ではありません。

 

人の能力は、能力自体で評価されなければいけません。

 

 

もし、年齢で云々なら、仮に、教育委員会が、

 

 

若い学生は取りたくない。

 

年配の人は取りたくない。

 

 

と言えば、それを正当だと認めなければいけません。

 

 

自分は若いのに、あるいは、自分は年配なのに、他人の年齢でその人の能力を決めつけてしまうなど、悲しいことです。

 

 

チャラい服と思った人も同様です。そもそも、芸人として、アーティストとして講座に参加しているのなら、芸人らしい服装もまた、その人のトレードマークです。

 

他の職業のトレードマークを理解できないでは、個性や多様性を語れませんよね。

 

 

また、教育の素人なのに、という感想もあるのかもしれません。

 

もし、教育の素人は、教員採用試験について語れないというのならば、そもそも、民間企業で働いている人は教師に向いていないということになります。私はそうは思いませんし、教育については、志があり、能力があり、知性があれば、誰でも語れると思っています。

 

 

教職教養の筆記試験ならともかく、教員採用試験の面接や模擬授業で不合格になる人のほとんどは、教育観や教育論で不合格になっているのではありません。

 

演出力の不足、人間的魅力の不足、自分の魅力を表現する能力の不足、パフォーマンス力の不足で、不合格になっています。

 

 

教員採用試験の2次試験で不合格になる人の最大の問題は、教育以外の部分に致命的な弱みがあるということです。

 

 

因習にとらわれている人は、自分の世界以外の人を認めません。

 

自分の世界以外の人は、劣っていると思っています。

 

そんな因習にとらわれている思いでは、個性や多様性は語れません。

 

 

堀江貴文さんも、その著書『他動力』で書かれていましたが、日本人は、会議中や研修中で、スマホやタブレットにノートを取ったり、調べ物をすることを無礼だと決めつけているようです。

 

 

会議中や研修中に、ノートにメモを取ったり、配布資料をめくったりして調べ物をするのはいいけれど、スマホやタブレットにメモしたり、スマホやタブレットで調べ物をすることは、マナー違反だと感じてしまう人がものすごく多いようです。

 

 

愚かなことです。

 

口では、ICTとか教育の情報化とか言っていながら、メモは紙に、調べ物も紙で、という固定観念から抜け出せていません。

 

 

タブレットはメモ帳です。

 

タブレットは書物です。

 

タブレットはスケジュール帳です。

 

 

教採塾の講座は、ノートパソコン、タブレット、スマホの使用は自由です。

 

メモを取る、調べ物をする、スケジュールをチェックする、何かを確認する、どんどんデジタル・ガジェットを使用されてかまいません。

 

むしろ、お奨めします。

 

 

講座中に気になったことを瞬時にスマホやタブレットで調べることは素敵なことです。

 

メモを取るなら、いつでもどこでも見返せる、クラウド上に書くというのも効率的です。

 

 

教採塾は、個性と多様性を尊重し、祝福し、激励します。

 

実際の学校現場は、まだまだ、因習にとらわれている部分が多いのかもしれませんが、教採塾は、個性と多様性を尊重し、祝福し、激励します。

 

 

個性と多様性を認めないという人は、おそらく、教採塾の講座は向いていません。

 

 

個性と多様性を結集したからこそ、教採塾は、不可能を可能にし、不合格を合格にしてきました。

 

個性と多様性をフルに活用したからこそ、16回連続で不合格になっていた人の合格をお手伝いできました。

 

個性と多様性をアピールする戦略を描いたからこそ、募集定員1名で競争率100倍以上の教採で、民間企業の勤務者を合格に導きました。

 

 

教採塾の根幹は、

 

 

個性と多様性

 

能力と才能

 

知性と教養

 

信念と理想

 

戦略と挑戦

 

 

です。

 

 

これからも、教採塾は、この根幹を曲げることなく、ひるむことなく、臆することなく、前進していきます。

 

 

そして、受講生全員が、それぞれの方の個性と多様性を武器として、教採合格を勝ち取ることに貢献していきます。

 

 

 

では、また明日!!

 

 

 

 

教採塾

河野正夫

 

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