教育者という仕事は,クリエイティブである必要があります。
決められた同じことを,ルーティーンとして,毎回,こなすだけではいけません。
教育には,相手,つまり,学習者がいます。
学習者には多様な個性があり,学習への意欲や習熟度も様々です。
同じ単元や内容の授業でも,学習者が変われば,授業の進め方も違ってきます。
今年やった授業構成は,来年はまた進化させる必要が出てきます。
教育は,常に,クリエイティブな思考が求められます。
準備の段階では,特にクリエイティブな思考が必要です。
授業の本番では,即応型のクリエイティブさが必要です。
授業終了後には,熟考型のクリエイティブさが必要でしょう。
私自身も,教採塾の主催者,そして,すべての講座の主任講師として,教育者の一人です。
私も,また,クリエイティブでありたいと,日々,努力しています。
クリエイティブであるためには,3つの自由が必要だと,私は,考えています。
心の自由
時間の自由
空間の自由
日々,クリエイティブに,答のない問いに立ち向かい,経験したことのない経験にチャレンジするには,上記の3つの自由が必要です。
まず,心の自由です。
自分の心を自分で縛ってはいけません。
他人の影響や,固定化された慣習や,思い込みに支配されてはいけません。
自分の内なる心は,自分だけのものです。
いつも自由な発想と,新しい着想と,ユニークなアイデアが生まれ続けるよう,心の自由を持ちづけたいものです。
次に,時間の自由です。
学校を表すスクール(School)の語源が,古代ギリシャ語で,「暇・余暇」を表すスコレーであるように,教育や学習,学問には,時間の自由が必要です。
時間に追われていては,教育はできません。
時間に追われていては,クリエイティブにはなれません。
自由な時間の中でこそ,新たな発想が生まれてきます。
確かに,現在の学校の教員は,授業だけでなく,校務や雑務,部活や引率などなど,時間の自由が失われているようですね。
ここで,そのことを論ずるつもりは全くありませんが,一つ言えることがあるとすれば,時間の自由がないところに,心の自由はなく,心の自由がなければ,対処療法はできても,真のクリエイティブさは発揮できないということですね。
私自身は,幸いにも,株式会社教採塾の代表という立場にありますので,平日は,できるだけ時間の自由を確保するようにしています。
時間の自由を確保するとは,アポイントメントを入れないとか,仕事をしないということではありません。
私の場合,時間の自由は,私的秘書を雇うことによって確保しています。
毎週,水曜日・木曜日・金曜日に,秘書のO君が,秘書業務をしに来てくれます。
大体,午後1時くらいから,深夜まで一緒にいてくれます。
特に,毎日,何かやるべき仕事があるわけではありませんが,いつも,側にいて,なにかあったら支えてくれています。
毎週,水曜日・木曜日・金曜日は,原則として,昼食・夕食・飲みなどは,秘書のO君と一緒にします。
O君の仕事は,まさに「付き人」です。
私の側にいるのが仕事です。
ですから,一緒に食事をしていても,飲んでいても,ぼーっとしていても,私と一緒にいる間は,時給が発生します!(笑)
時給もかなり高額です。。。(笑)
でも,秘書のO君がいてくれるおかげで,私は,私がすべきクリエイティブな仕事に没頭できます。
芸能人にマネージャーが付き,社長に秘書が付くというのは,こういうことなのでしょう。
部下とか従業員というのではなく,身の回りの雑然としたことをやってくれる人がいれば,クリエイティブな仕事のみに没頭できますから。
私の場合,秘書のO君のおかげで,毎週,水曜日,木曜日,金曜日は,講座やレッスン等が入っていても,時間の自由を享受できています。
秘書のO君には,感謝しています。
3つめは,空間の自由です。
これは,なかなかイメージしにくい自由かもしれませんが,要は,好きな場所で仕事をするというものです。
ほとんどの場合,サラリーマン(教師も広い意味ではサラリーマンかもしれませんね)は,一定の勤務場所で仕事をします。
もちろん,授業や講義は,一定の教室があるのは当然ですが,授業や講義の準備なども一定の場所(職員室とか研究室)で行うことが多いですよね。
私の場合は,講座やレッスンは所定の場所で行いますが,その準備や構想,クリエイティブな仕事は,いろんなところで行います。
カフェであったり,ホテルであったり,散歩中であったり,新幹線の中であったり,飲みながらであったり(笑),かなり空間の自由を享受しています。
そもそも,教採塾は,講座やレッスン以外は,勤務時間や勤務場所はありません。
本社はありますが,本社に行くのは,川上常務取締役で,代表の私は,滅多にいきません。
2,3か月に1回くらい,珍しく,私が本社に行くと,受付の女性職員たちが,噂話をするくらいです(笑)。
川上常務も,毎日,定時に出勤しているわけでなく,好きな時間にいって,自由に仕事をしているようです。
彼は,夜型なので,夕方以降に出社して,深夜2時とかに本社で仕事をしているそうで,外から見ると「ブラック企業」みたいに見えるので,やめなさいとは言っています。。。(笑)
いずれにしても,仕事をする場所は,自由なのです。
ある一定の場所に縛り付けられては,クリエイティブさが鈍ります。
自由に動き回れることも大切なんですよね。
というわけで,
心の自由
時間の自由
空間の自由
この3つの自由が,クリエイティブさをキープする最大の要因となります。
すべての職業の人に,求めるのは無理なのかもしれませんが,どこかで,なんとかして,この3つの自由を確保すると,もっともっと,クリエイティブになれますよ!!
私は,これからも,この3つの自由は大いに楽しもうと決意しています!!
さて,ここからが,今年の教採で出題されるのはコレ!その8 です。
今日は,「性同一性障害や性的指向・性自認に係る、児童生徒に対するきめ細かな対応等の実施について(教職員向け)」です。
平成28年4月1日に文部科学省が出したものです。
最近は,教採でも出題されることもしばしばあるので,必読です!!
では,また明日!!
河野正夫
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