人は、皆、いろんなことに不安を覚えます。
時にちょっとした漠然とした不安、時には大きな堪え難い不安であることもあります。
不安は心をかき乱し、不安は自信を喪失させます。
教員採用試験の受験者も、いろいろと不安を感じていることでしょう。
時にはちょっとした漠然とした不安でしょう。
もしかすると、時には、大きな堪え難い不安かもしれません。
自分の不安を正確に他人に伝えることは難しいものです。
誰にも伝えることができず、一人で悩み苦しむことも多いでしょう。
でも、教員採用試験への不安なら、上手く付き合い、上手く対処することができなくはありません。
教員採用試験の不安は、自分でコントロールすることもかなりできます。
教員採用試験に限って言えば、不安とのうまい付き合い方は、以下の3つです。
(1)自分がやると決めたことを、粛々とやっていく。
自分がやるべきだと思い、やると決めたことが、少しずつでもやれていれば、不安は軽くなります。
人は立ち止まると不安になります。自分が選んだ道を少しずつでも前に進んでいれば、不安は小さくなります。
まずは、やると決めたことをやり続けること。歩みを止めずに前進し続けることです。
もちろん、前に歩きながらも不安になることはあります。不安をゼロにすることは難しいものです。
でも、前に向かって歩きながらの不安は、立ち止まって、停滞しながらの不安よりは、ぐっと小さいものです。
人は歩みを止めると、不安が際限なく大きくなります。
(2)自分のこれまでの歩み(人生)になんらかの価値を認める。
例えば、10回、教採に不合格になった人は、今年も不合格になるのではと不安を持つでしょう。10年間、臨採や講師をやっていてなぜ合格しないのかと不安を持つでしょう。
不安そのものは自然なものです。
でも、不安を感じるだけでなく、自分が歩んできた経験に何らかの価値を見出しましょう。
10年間の講師経験なら、何百人という児童生徒と触れ合ってきたことでしょう。そこからの学びは大きいはずです。
10年間、教採を受験し続けたということは、そこからの学びも大きいはずです。
ユニークなバックグラウンドの人も、社会人経験が豊富な人も、それぞれの人生で学んだことは大きいはずです。
たとえ、面接官には魅力的には映らないかもしれない経歴でも、あなたの心の中では、何らかの意味があるはずです。
どんなに失敗続きの人生でも、後悔ばかりが目立つ人生でも、人は、その人なりに、一生懸命、生きてきたはずです。
その中には、必ず何らかの価値があるはずです。
そして、その中の価値に気付けるのは、きっとあなただけです。
自分の人生の価値に気づけば、不安は小さくなります。
自分の価値に気づけば、不安に上手く対処できます。
(3)メンタルコーチを見つける。
人は孤独なとき、不安の感じ方も最大になります。
人は苦悩より、孤独によって不安が増大します。
だからこそ、メンタルコーチを見つけてください。
メンタルコーチとは、あなたの心を強くしてくれる人、あなたの心を元気付けてくれる人のことです。
友人でも、家族でも、恋人でも、恩師でも構いません。
あなたの周りには、きっとあなたのことを真剣に思ってくれている人がいるはずです。
不安が強くなったら、話を聞いてもらってみてください。
教採受験仲間なら、ちょっとした勉強の秘訣を教えてくれるかもしれません。勉強の秘訣を知らなくても、ともに前に進む勇気を授けてくれるかもしれません。
恋人なら、生きる勇気をくれるかもしれません。教採合格よりもっと大きな人生の目標や幸せを感じさせてもらえるかもしれません。
教採合格は人生における一つの手段にすぎません。
教師になり、教壇に立ち、教育という仕事を一生の仕事にするための一つの手段です。
あなたの目標は、教採合格ではないはずです。
あなたの目標は、教師となり、教育者となって、子供を育み、子供とともに幸せを感じるといったことなのではないでしょうか。
教採受験の不安に押しつぶされないようにしてくださいね。
教採受験の不安は、上手く対処し、上手く付き合えば、コントロールできます。
不安を上手くコントロールできれば、教採合格にぐっと近づけるはずです。
不安より自信が合格を勝ち取ります。
苦悩より喜びが合格を勝ち取ります。
今年の教採は、自信をもって、喜びを感じながら、堂々と合格を勝ち取りたいですね!!
では、また明日!!
教採塾
河野正夫
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