昨日のブログ記事に引き続き,最近,強く感じていることを書きますね。
教員採用試験を受験する人の比較的多くが,「なんとなく」,「とりあえず」,「一応」,勉強しています。
自分が合格するために何をしなければいけないのか,そもそも,自分の合格可能性は自分がどのレベルになったときに確実なものになるのかの検討がなされていないことが多いのです。
つまり,行き着く自分のゴールが見えていない。ゴールが見えていないから,「逆算式」の戦略が描けない。
戦略が描けないから,ただなんとなく勉強する,とりあえず準備する,一応やっておくという感じで教採の受験の学習をしてしまいます。
その結果は,明白です。
自分が合格するための目標(水準)を設定して準備をしていないので,合格には届かず,不合格になってしまいます。
自分が合格するための目標(水準)が明らかでないから,ただ何となくの勉強方法や,周囲の人に影響されて周囲の人をまねるだけの準備になってしまいます。
教採受験者は,一人一人,合格するための目標(水準)は違います。
一人一人の背景,能力,学力,雰囲気,外見,経歴などによって,合格するための目標設定・ゴール設定は違います。
でも,その目標設定・ゴール設定をしない人は,一般的なおざなりな勉強や準備しかできません。そして,不合格になるのです。
例えば,次のような質問をしてみてください。そして,それらの質問に明確な答えがありますか?
あなたが教職教養の筆記試験で,十分な合格点(ギリギリの合格点ではなく,十分に高得点での合格点)は何点くらいでしょうか?
あなたの面接能力や経歴を考えたときに,あなたが専門教養で得点すべきスコアは何点くらいでしょうか?
あなたの資質や学力,バックグラウンドを考える時,あなたが取るべき面接戦略とはどのようなものでしょうか?
あなたがあなたのライバル受験者に教員採用試験という競争の場で勝つために,あなたが必要なことは何でしょうか?
もし,昨年,不合格になっているのであれば,あなたは,昨年と比べて,今年はどこが違うのでしょうか?不合格になった昨年のあなたと明白に違うところはどこなのでしょうか?
あなたが,今年,合格するとしたら,その決め手は何でしょうか?あなたが今年,合格する理由は何でしょうか?
以上の質問に,はっきりと答えてみてください。
その答えが明確に言えないのであれば,あなたは今年も不合格になるでしょう。
これからの2か月足らずの期間で,どんな教職教養の勉強の戦略を持っていますか?
これからの2か月足らずの期間で,専門教養で高得点(あなたが合格するに十分な高得点)を取るために,あなたは何をしていきますか?
あなたが合格するためには,どんな面接の準備をすればいいのでしょうか?
不合格になった(なりそうな)あなたが,今年の教採で合格するためには,どんなあなた像をつくり,それを言葉というカタチで表現すればよいのでしょうか?
上記の質問への具体的なイメージがありますか?
あれば,合格は間違いないでしょう。
なければ,不合格になってしまうでしょう。
ありもしない「ありのままの自分」で受験するなんて思わない方がいいですよ。
「ありのままの自分」なんて,戦略もなく,準備もろくろくできない人のみじめな言い訳に過ぎません。
「ありのままの自分」なんて,イメージもできない,虚像に過ぎません。
「ありのままの自分」なんて,自分をごまかすウソに過ぎません。
本当の意味での「ありのままの自分」を作りたいのなら,目標を立て,ゴールをイメージし,戦略をもって,自分をつくりこんでください。
自分が自分に納得する自分を創り上げてください。
今日の最大の問いは,
なぜ合格を目指さないのか?
です。
あなたの勉強方法や準備のやり方は,本当に,合格を目指すものですか?
それとも,なんとなく,とりあえず,一応やっているだけのごまかしの準備ですか?
再考する最後のチャンスは,今です。
では,また明日!!
河野正夫
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