教員採用試験は,本質的には,ライバル受験者との競争です。
筆記試験でも,面接でも,模擬授業でも,グループワークでも,本質的には,ライバル受験者と比べて,相対的にどれだけ勝っているかが合格するかどうかを決めます。
どんなに努力して,どんなに練習して,自分では,それなりにやったつもりでも,ライバル受験者に劣っていたら,教採合格は勝ち取れません。
古代中国の兵法書の「孫子」に,
彼を知り己を知れば百戦殆うからず。
という言葉があります。
要は,自分のことだけを知っていてはダメで,敵を知ることも必須だということです。
教員採用試験で言えば,自分のライバル受験者がどのような人たちで,概ねどのような能力を持っているのかを的確に予想して,そのライバルよりも自分が勝るように準備しておくことが必要です。
もちろん,これは,ライバル受験者一人一人の個人情報を知るということではありません。
例えば,保健体育志望であれば,自分のライバルも,皆,アスリートで,それなりの運動能力を持っていて,それなりの元気さや明るさを持っている。筆記試験の学力的にはこのくらいだろう。出身大学はこういう大学が多いだろう。自己アピールや志望動機はこういうことを書く人が多いだろう。
その時に,自分は,そういったライバル受験者に差を付けて勝つために何をすればいいのか,何を準備すればいいのかが必要だということです。
さらに,「孫子」には,次のような言葉もあります。
是の故に勝兵は先ず勝ちて而る後に戦いを求め、敗兵は先ず戦いて而る後に勝を求む
意味は,「勝者は最初から勝てると思ってから戦いに臨み,敗者はまず戦ってみてから勝とうとする」ということですよね。
教員採用試験でも同様です。
合格する人は,ライバル受験者との相対的な勝利を勝ち取るために戦略的に準備し,これなら勝てる!と思ったのちに,教員採用試験を受験します。
不合格になる人は,とりあえず勉強して,とりあえず受験してみて,1次試験でも通過したら,面接に本気になろうかという感じで,教採を受験します。
不合格になる人は,努力が足らないのではありません。
不合格になる人は,練習が足らないのではありません。
不合格になる人は,戦略的な準備とこれなら合格できるという準備態勢が足らないのです。
教採塾で学ぶ多くの人は,戦略的な準備をします。
教採塾で学ぶ多くの人は,ライバル受験者との相対的な勝利を目指します。
教採塾で学ぶ多くの人は,これなら合格する!と自信をもってから教採を受験します。
勝敗には常に理由があります。
合否にも常に理由があります。
合格には合格の理由があり,不合格には不合格の理由があります。
ごくたまに偶然で合格することもないわけではありませんが,不合格には常に明白な理由があります。
私は,不合格になりそうな人には,はっきりと,不合格になりそうだと言います。
そう言った上で,合格するための戦略的な準備を指南します。
特に,私の個人レッスンを受講した人の多くは,これなら合格する!と信じて,教採を受験します。
だからこそ,個人レッスン受講者の多くは,教採に合格します。
もちろん,全員が合格するわけではありません。
でも,戦略的に準備をした人の多くは合格しますし,また,仮に不合格になっても,なぜ不合格になったのかがピンポイントで分かります。
戦略的に準備したものが教採合格を勝ち取ります。
だからこそ,自己アピール書やエントリーシートから,戦略的に書き上げる必要があります。
彼を知り己を知れば百戦殆うからず。
是の故に勝兵は先ず勝ちて而る後に戦いを求め、敗兵は先ず戦いて而る後に勝を求む
この孫子の兵法の精神を活かしながら,自己アピールも志望動機も書いていきます。
だからこそ,今日は,私の自宅マンションで,15時から26時(午前2時)までの11時間で,自己アピール書添削会を開催します。
上記の時間ならいつ来て,いつ帰ってもいいというカタチで40人以上の受講生が三々五々,自宅にやってきます。
そして,徹底的な戦略的添削を受けます。
自宅マンションを開放するからこそ,11時間にわたる添削会ができます。
最高の願書を完成させてほしいので,この企画を行うことにしました。
対象は,広島校の総合対策講座(午前コース・午後コース)の方だけなのですが,画期的な企画だと思っています。
ちょっとだけ,私の豪華タワーマンションを披露したいという気持ちもありましたが(笑),多くの受講生をお迎えできることは楽しみです。
合格の鍵は戦略です。
不合格の原因は戦略なき努力と練習です。
このことを肝に銘じて,これから,添削会を主催します!!
ではまた明日!!
河野正夫
コメントはまだありません