教員採用試験を受験するときには、自分の想いと願いに自信を持ちましょう。
姑息に媚びても、教採合格は勝ち取れませんよ!
例えば、広島県・広島市の願書の場合、赴任先(採用先)を選ぶ欄があります。
そこには、
○ 広島県(を希望する。)
○ 広島市(を希望する。)
○ どちらでもよい。
という趣旨の選択肢があります。
多くの人が「どちらでもよい」を選びます。
その方が合格可能性が上がると錯覚しているからです。
姑息に媚びて、「どこにでも行かせていただきます」と意思表示すれば、合格しやすいという幻想に浸っているからです。
こういう人は、多くの場合、合格を勝ち取ることはできません。
広島県に行きたければ、広島県を選べばいいのです。
広島市が希望なら、広島市を選ぶべきです。
本当にどちらでもいいのなら、どちらでもいいを選べばいいだけのことです。
ここに、合格可能性の高低を考慮する必要などありません。
はっきり言って、「どちらでもいい」というのが、合格可能性を高めるとは到底思えません。
例えば、広島県の合格者を決めるとします。
高得点の人から順番に合格を決めていって最下位の順番までいったとします。あと一人合格させるというときに、同得点の人が2人いたとします。
一人は「広島県を希望する」としていて、もう一人は「どちらでもいい」を選んでいたとします。
私が面接官なら「広島県を希望する」としている人を採用しますね。
他の能力・資質が同じなら、「広島県がいい!」と言っている人を、「どこでもいい!」と言っている人より、優先するのが当たり前ではないですか。
そう考えると、「どちらでもいい」を選んでいる人は、よほど高得点(筆記試験も面接も)でない限りは、あまり選びたくない存在ですよね。
恋愛でもそうでしょう!!
「君が好き!」という人と「誰でもいい」と言う人、どっちを選びますか??(笑)
こんな簡単なことがわからなくなるんですよね。教採の受験者になると。。。
姑息に「どちらでもいい」と書いていたら、どちらかで合格させてもらえるのではないかという媚び媚びの態度は、みっともないですよね。
私が面接官なら、本当にどこであっても教壇に立ちたい、場所に関わらず子供を教育したいから「どちらでもいい」を選んでいる場合を除いては、「どちらでもいい」なんて選んでいる人は信用しませんね。
そして、よく聞いてみると、「どちらでもいい」と選んでいる人に限って、内心では赴任先は広島市でなければ困るなんて言っているんですよね。
はっきり言って、品性が姑息な人は、人からは信用されません。
こう言う人に限って、面接で赴任地などのことを突っ込まれてボロを出します。
いいですか!!
自分の希望に嘘をつかずに、希望通りに願書に記入しましょうね!!
もし、少しでも自分の合格可能性を上げたいのならば、筆記試験で10点多く取るとか、面接戦略を立案するとか、教科指導に関連する資格を取るとか、そういうカタチのあることをしてくださいね。
姑息に媚びてもダメですよ!!
では、また明日!!
教採塾
河野正夫
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