多くの自治体で、講師枠(臨採枠)という特別受験枠があり、例えば、講師3年以上を務めると、筆記試験が免除というような制度になっています。
制度としては、それでよいのですが、この講師特別枠を使って受験することは、思った以上に大変なことだという自覚が、多くの受験者にはないようですね。
一般枠で筆記試験も受験するのであれば、筆記試験で高得点を取れば、合格に王手をかけることができます。
1次試験の筆記試験で満点を取った人を、2次試験で不合格にするのは、採用側もなかなかの勇気がいるでしょう。
ここで、はっきり言っておきます。
講師特別枠などで、筆記試験を免除されるということは、面接での人物評価だけで合格不合格が決まるということです。
あなたはライバル受験者に圧勝するほど、人間的魅力や教師としての資質や適性があり、それを面接でアピールできるのですか?
アピールできなければ、講師特別枠で合格することなど不可能です。
筆記試験は、勉強の量と質に比例して、高得点を狙えます。
筆記試験は、誰でも、効率的・効果的に学べば、高得点を勝ち取れます。
それなのに、筆記試験を免除されるとは、自分の人間的魅力だけで勝負するということに他なりません。
あなたは、自分の人間的魅力だけで、教採合格を勝ち取れるほど、素敵な人間だということをアピールできますか?
この問いに自信を持ってイエスと答えることができる人は、講師特別枠で合格を勝ち取れる人です。
でも、面接が苦手だ、話すのが不得意だ、自分の魅力が何かが自分でもよくわからないという人が、講師枠で受験しても、合格することはまずありません。
多くの自治体で、一般枠での合格率も、講師特別枠での合格率もそんなに大きな違いはありません。
つまり、講師枠でも、不合格になる人は、必ず不合格になります。
何年か講師(臨採)をしていれば、そのうち合格するだろうなんて考えるのは、幻想にすぎません。
講師枠でも、落ちる人は落ち続けます。年々たっても不合格が続きます。
講師枠は講師をしている人の「救済策」ではありません。
講師枠の受験でも、人間的魅力がある人、教師への資質や適性がある人が合格します。
合格は必然であり、不合格もまた必然です。
最近、多くの人が「筆記試験が免除になって、これで合格に近づいた!」みたいなことを言っているのを聞きます。
極めて愚かな考え方です。
筆記試験が免除になるのは幸運だったかもしれませんが、人物評価(面接)だけで、自分が合格するほど、あなたは素敵な人なのですか?と問い詰めてあげたいくらいです(微笑)。
そうは言うものの、せっかくの講師特別枠だから有効に使いたいという人もいるでしょう。
ならば、戦略的に面接の準備をしておく必要があります。
筆記試験が免除なのですから、面接のみで、勝ちにいかなければいけません。
面接が下手なら、講師枠では、不合格になると覚悟すべきなのですから。
講師枠で教採を受験する方の面接戦略づくりをサポートするために、ゴールデンウィーク中の、5月3日(水・祝)に、広島校で、
講師枠で受験する人のための面接特別講座
と題して、特別単発講座を開講します。
13時〜19時の6時間で、徹底的に、講師枠で合格するための面接戦略と面接技法を特訓します。
筆記試験が免除されるのですから、面接戦略と面接技法は、合格のへ唯一の道です。
講師(臨採)枠で、教員採用試験を受験される方は、是非とも、この単発講座をご受講ください。
受講希望者は、 専用お申し込みフォーム から、どうぞ!!
では、また明日!!
河野正夫
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