そろそろ、教員採用試験の出願時期です。
多くの自治体で、願書とともに、自己アピール文や志望動機文などを書くことになります。
また、自己アピールや志望動機などは、1次試験で面接があるところでは、その面接の際に、1分程度で話すように指示があることも多いですね。
やはり、自己アピールと志望動機は、教採の面接の中の「花形」ということができそうです。
さて、その自己アピールと志望動機を書くときの3つの大原則があります。
原則その1
自分が思いついて書けることを書くのではなく、読み手が読んで感動する・共感する・好感を持つ内容と文章にする。
つまりは、自己アピール文や志望動機文は、単なる事実や経緯や綺麗事を描いてもダメだということです。その文章を読んだ読み手の心が動かされるかどうかが重要です。
読み手が読んでも、何も心を動かされないような文章では、書くだけ時間の無駄です。
原則その2
あなたの学歴・能力がものすごいものであれば、自己アピールや志望動機の文章は無難でも構いません。しかし、あなたの学歴や能力が普通なら、ユニークかつインパクトある文章でなければ合格は勝ち取れません。
簡単に言います。あなたが東大生なら無難な文章でも構いません。あなたがオリンピックのメダリストなら無難な文章でも構いません。あなたがバイリンガルなら無難な文章でも構いません。
あなたがそういった特別な学歴や能力がないのであれば、自己アピールや志望動機の文章のユニークさやインパクトで勝利を勝ち取るしか方法はありません。
全ての人が無難な自己アピールをしたとしたら、合格するのは、学歴が高く、能力が高い人です。
大逆転で合格を狙うのなら、戦略的なユニークさとインパクトが自己アピールには必要です。
原則その3
自分のために、ライフストーリーを書くことが大切です。ライフストーリーとは、あなたが生きてきた人生の軸を文章で表すことです。ライフストーリーは、自己アピール文そのものでもありませんし、志望動機文でもありません。
ライフストーリーは提出するものでも、面接でかたるものでもありません。でも。ライフストーリーは、あなたのすべての語りの土台となります。あなたの想いと志と情熱の基盤となります。
ライフストーリーを書いて、自分で納得した上で、自己アピール文や志望動機文を書くと、文章が見違えるように変わります。ライフストーリーを書いて、面接に臨むと、面接の語りが戦略的になります。
特に、経歴やバックグラウンドがユニークな人は、ライフストーリーを書いてみる必要があります。
単なる思い出ではなく、単なる自己満足でもない、戦略的な人生の再構築を文章で行います。
私と一緒にライフストーリーを書き上げて、教採の面接に臨んだ人は、ほとんどが合格しています。
そのくらい、ライフストーリーを書き上げておくことは重要です。
以上の、3原則、是非とも、参考にしていただいて、最高の自己アピールと志望動機を書いてくださいね!!
応援しています!!
では、また明日!!
河野正夫
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