教員採用試験において、受験資格があるということと、合格可能性が高いということは全然違いますよ!!
これが分かっていない人が多すぎます。
受験資格があれば合格すると思っている人が多いんです。
受験資格があっても、圧倒的に合格に不利になることがあります。
社会人での「教員免許取得見込み」で教員採用試験を受験しても、合格する可能性はまずありません。
大学生(大学院生)として受験するのなら、全員が「卒業見込み」であり、また、「教員免許取得見込み」ですから、取得見込みでうけるのは当然であり、合格も勝ち取ることができます。
しかし、いったん大学を卒業し、社会人になって、民間企業等を経験してから、教員採用試験を受験する場合は、教員免許取得見込みではダメです。
社会人は、教員免許を取得してから教採を受験しないと、まず合格しません。
確かに、大学生も受験するので、オフィシャルな受験資格は、教員免許取得見込みでもいいのですが、社会人に関しては、願書提出時に免許を取得済みでなければ、合格は無理です。
ここのところが分かっていない人が多すぎます。
受験資格があるということと、合格するかどうかは、まったく別の話です。
自分の都合の良いように勝手に解釈する人が多すぎます。
声を大にして、言っておきます。
社会人として受験するのなら、出願時に教員免許取得見込みなら、まず合格しません!!
ただし、若干の例外があります。
例外とは、
(1)青年海外協力隊で外国で教育に携わっていたなどの公的な経験がある。
(2)現に出願している教科(学校種)の免許は取得見込みだが、他の教科(学校種)の免許は、既に取得済みである。
(3)ライバル受験者を圧倒する能力・資格・才能などがあり、それを証明できる。
といったものです。
上記3つのいずれにも当てはまらないのであれば、社会人で免許取得見込みで合格することはまずありません。
もし、皆さんの周りで、社会人で免許取得見込みで合格している人がいたら、よく話を聞いてみてください。必ず、上記3つのいずれかが当てはまっているはずです。
4つ目の例外があるとしたら、採用側に、免許は取得見込みだけど、この人だけは絶対に採用したいと思わせることです。
私は、これを、「免許取得見込み戦略」と呼んで、毎年、ごく少数ですが、徹底的にコンサルティングしています。
まさに不可能を可能にするコンサルティングなのですが、採用側にこの人だけは絶対に採用したいと思わせる戦略は必ずあります。
社会人で免許取得見込みで、受験するのであれば、そういった戦略を必ず立案しておいてくださいね!
特に、私にコンサルティングしてもらわなくても、知性と理性で、必勝戦略を立案することはできます。
受験資格があることと、合格可能性が高いこととは全然違うということを肝に命じて、戦略的に合格を勝ち取ってくださいね。
では、また明日!!
河野正夫
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