教採塾の面接対策講座は全国で多くの方々に受講していただいていて,教員採用試験の面接でどうやって合格を確実なものにしていくかということを毎回の講座で学んでいます。
面接とは単なるアンケートではなく,オーディションであり,事実を述べるのではなく,想いを伝えて,相手の心を動かすという土台に基づきながら,コンテンツとデリバリーを極めて,ライバル受験者に勝てる戦略を日々鍛えています。
面接対策講座の受講生さんの面接力の向上の度合いも上々です。
でも,受講生さんにとっては,ひとつだけ残念なことがあるようです。
それは,講座でせっかく面接での語り方や面接戦略の立て方をしっかり学んでも,それを自分の経歴や経験,ユニークなバックグラウンドにどのように当てはめていったらいいのかが,講座だけでは分からないということです。
確かに,10人から20人以上の受講生がいる講座では,面接戦略や語り方の原理原則はわかっても,それを自分にどう適用して,どのような具体的な言葉にしていけばいいのかの細部を詰めることはなかなかできません。
私としては,できるだけ,講座内でも個人に還元できるようにベストは尽くしていますが,それでも,すべての受講生さんのすべての語りの細部を指導することは,集団講座ではできません。
そして,添削の問題もあります。
添削の問題とは,添削とは,文章にしたものを読んで,ちょこちょこっと赤ペンを入れるということではありません。それは,添削というよりも,校正です。
校正とは,文字や語句や表現の修正です。
添削とは,想いの構築と想いの言語化の戦略への助言です。
つまり,添削とは,想いをどのように構築し,それをどのような言葉というカタチにしながら,語りを創り上げていくかという助言をすることです。
校正とは文字言語の修正であり,添削とは目標(合格)達成のための戦略的助言です。
だから,文章を書いてきて,「ちょっと添削してください。」と言われても困るのです。
添削というのなら,その文章を書いた人の経歴,バックグラウンド,経験,学歴,想い,志といったものをすべて聞いてから,想いを言葉にしていく戦略を助言しなければならないからです。
私が指導する場合,自己アピールや志望動機などの一式の添削には,概ね3時間程度はかかります。
自己アピールや志望動機の一式の添削の根本はスピーチ・ライティングの指導となります。
その人ならではの経歴や経験や想いや志を,どのような想いの構成で,どのような言葉というカタチにして,どのような好感や共感を勝ち取るのかということを,その人の人生そのものを取材しながらの指導となります。
その人が生まれてから(小中学校時代から)の経歴や想いを取材しながら,なぜいま教師なのか,なぜその教科なのかを徹底的にあぶりだします。
特に,ユニークな経歴,一見不利に見えるバックグラウンドの場合は,さらに徹底した取材を行い,その人の本質と魅力を探り出します。
そして,それを言葉にしていくための共同作業を受講生さんと行っていきます。
ほとんどの場合,最終的に出来上がった自己アピールや志望動機の文章を読んで,受講生さんは涙を流します。泣き出してしまいます。
それは,その文章に自分の一生が詰まっているからです。
その文章に自分が映し出されているからです。
その文章に,自分が言いたかった自分の本質と自分自身の分身が描かれているからです。
だから,私は,本気で添削をするのなら3時間はかけないといけないと思っています。
と,こんなことを言っていたら,ある受講生さんから,「でも,河野先生の個人レッスンはすぐに予約が埋まってしまうし,そもそも,河野先生を3時間も捕まえる方法がない。」と言われました。
まさに,仰る通りです。
私の個人レッスンはすぐに予約が埋まってしまいます。
講座の前や後に,3時間も時間をとって指導することはできません。
そもそも3時間取れないのなら,私が言う添削は実施不可能な絵に描いた餅なのかと思わされました。
でも,不可能を可能にするのは,私の生涯の習癖なので(微笑),今回も不可能を可能にしました。
それが,マンデー・スペシャル・レッスンです。
4月と5月のいくつかの月曜日に3時間のレッスン時間帯を設けて,受講希望者に,ここで書いたような徹底した添削を行っていきます。
もちろん,添削だけでなくても,面接演習でもいいのですが,まずは,自己アピールや志望動機,そして,不利なバックグラウンドを強みに変える面接戦略を徹底的にやっていきたいと思います。
マンデー・スペシャル・レッスンの3時間をどう使うかは,受講してくださる方の自由です。
ご希望に沿いながら,徹底した添削・コンサルティング・レッスンをしていきます。
そのマンデー・スペシャル・レッスンのお申込みの受け付けは,本日(3月13日月曜日)22時からです。
こちらのマンデー・スペシャル・レッスンの専用お申し込みフォーム から,お申し込みください!!
では,また明日!!
河野正夫
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