自分のための勉強法を見つけ出してください。
私が声を大にしてお伝えしたいメッセージです。
特に教員採用試験の勉強において、筆記試験の勉強であっても、面接や模擬授業の練習であっても、あなたのための、あなた専用の勉強方法を見出してください。
もちろん、先輩や友人、知り合いからの情報収集は重要です。
時には、お得な情報や、効果的な勉強方法のヒントになる情報もあります。
得られる限りの情報は得てください。そして、それらの情報を大いに活用してください。
ただ、ひとつだけ、理解しておいてほしいことがあります。
それは、先輩や友人が合格した方法は、あなたに最適かどうかはわからないということです。
筆記試験対策であれ、面接対策であれ、他人が合格した方法は、参考情報としては貴重ですが、あなたにそのまま適用できるかはわかりません。
あなたには、あなたに最適な勉強方法があります。
私は教員採用試験を恋愛に喩えることがあります。
なぜか、教採と恋愛はよく似ているのです。
ある人が、ある恋人を射止めた方法は、あなたに最適でしょうか?
ある人が、バラの花束を贈って意中の人を射止めた。
ある人が、素敵なディナーに誘って告白した。
ある人が、夕日が見える海辺でプロボーズした。
こういう体験談を読んで、すぐに自分もそうしようと思うでしょうか。
確かに、参考情報としては興味深いかもしれません。
でも、結局は、他人の方法と、自分に最適な方法は違います。
恋愛の喩えなら、すぐに理解できるのに、教員採用試験では、理解が鈍るようです。
教採も恋愛と同様です。
他人が上手くいった方法が、自分に最適とは限りません。
自分に最適な方法を見つけ出すことが何よりも大切です。
先輩と同じことをすれば合格するなんて、発想力のない人の妄想です。
友人と同じことをすれば合格するなんて、独創性のない人の言い訳です。
確かに、仲間と一緒に勉強することは楽しく、効果もあります。
でも、それは全く同じくことを一緒にすることではなく、お互いの勉強方法や情報を共有し、刺激し合い、切磋琢磨することによる効果です。
人真似をすること、あるいは、みんなと同じことをすることの安心感に逃避しても、教採合格は勝ち取れません。
あの人は合格したけど、あなたは合格しない、ということは、もちろん、あります。
合格・不合格の分かれ目は、自分に適した勉強法を採ったかどうかということです。
教採に不合格になりやすい人は、付和雷同しがちです。
自分の勉強方法を確立できません。
先輩の方法を聞けばそれに流され、友人の勉強法を見たらそれに流されます。
どっちつかずの勉強方法しかできない人が、結局は不合格になります。
でも、ある意味では、そういう人が不合格なるのは幸せなことです。
なぜなら、そういう人は、教育者に向いていないからです。
自分に適した学習方法が確立できない人に、子供たちが指導できるはずもありません。
でも、私は、皆さんには全員に教採合格を勝ち取って欲しいと思っています。
ですから、皆さん、どうか、自分のための、自分に最適な勉強方法を見つけ出してください。
あなたの合格は、あなたに最適な勉強方法で勝ち取ってください。
自らの学び方を自らで見いだせる人が、何事にも成功するのですから。
では、また明日!!
河野正夫
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