人に好かれるということは、自分の思い通りにはいかないものです。
人の心を惹きつけるというのも、自分の思い通りにはいかないものです。
自分としては、頑張って好感度を振りまいているつもりでも、それが徒労に終わってしまうこともあります。
自分としては、相手の好感や共感を勝ち取ろうと努力したことが、かえって、相手の印象を悪くしてしまったということもあります。
私たち人間は、多くの人々との関係性の中に生きています。
家族と友人と同僚と上司と、そして、教員採用試験の面接では面接官と、一定の関係を構築します。
最も身近な家族でさえ、人間関係がうまくいかないこともあります。
自分としては、よかれと思ってやったことが逆効果になることもあります。
人の心を幸せにし、人の心を喜ばせ、その結果、自分のことを好きになってもらうのは難しいものです。
自分の真実の心、本気の情熱も相手に伝わらないことさえあります。
そう考えると、教員採用試験の面接で、採用側の面接官に好感を感じてもらい、共感を感じてもらい、自分のことを好ましい教員候補者だと感じてもらうために、具体的にどうすればいいかということも、なかなか明確にはなりません。
でも、ぶっつけ本番ではいけません。出たとこ勝負ではいけません。
もちろん、素朴なあなたが好印象であることもあるかもしれません。
でも、素朴なあなたでは、面接官の好感や共感を勝ち取れないかもしれません。
ギャンブルのように、どちらに出るか賭けてみるというのは無謀です。
また、前年度、素朴なあなたで面接で不合格になった人は、再び、同じように素朴なあなたで勝負しても、また不合格になる可能性が高いと言えます。
ただ単に語ることは簡単です。
自分の想いや情熱を言葉というカタチにするのも、理論と実践をよく学べばできるようになります。
しかし、相手の好印象を勝ち取るということは、理論と実践だけでは、上手くいかないこともあります。
相手の印象を良くすること。相手の心を喜ばせること。相手に共感させること。
日々、私たちは、家族や友人、同僚や上司で、このことをやっているはずなのですが、普遍的な理論として、実践として、体得しているかというとそうでもありません。
相手が変われば好印象を勝ち取る方略も変わります。
時と場所が変われば共感を勝ち取る方策も変わります。
自分の緊張度合いや心の持ち方でも相手への関わり方・見え方は大きく変わります。
普遍的に人の心を魅了する方法はあるのか?
普遍的に共感を勝ち取る言葉はあるのか?
普遍的に好感を勝ち取る雰囲気・立ち居振る舞いはあるのか?
私はあると思っています。
私は習得できると考えています。
私は比較的短期間で身に付けることができると信じています。
今日は、名古屋面接校で、大道芸のアーティストの方をお招きして、その秘密を解き明かしていきたいと思っています。
聴く人を魅了し、聴く人の心を動かし、好感・共感を勝ち取る、好印象を勝ち取る方法に触れてみたいと思います。
プロの大道芸アーティストは、どんな方法で聴く人を魅了しているのでしょうか?
そして、その方法を私たちが学ぶことができるのでしょうか?
もしかすると、人によっては案外、簡単に学べるかもしれません。
また、人によっては、学ぶのはかなり難しいかもしれません。
でも、それぞれの人にとっての、それぞれの答えは必ずあります。
今日は、その答えを見つけにいきましょう。
では、また明日!!
河野正夫
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