長い道のりを何日もかけて歩いて旅するのと、道に迷い何日も彷徨い続けるのとの決定的な違いは何でしょうか?
答えは明白です。
前者には目標・目的地があり、後者にはそれがないということです。
ゴールがあれば、長い道のりを歩むのも意味があり、いつか必ず達成するという希望があり、そして、達成した時の喜びがあります。
ゴールがなければ、ただ彷徨うだけで、何日かけて歩いても意味は感じられず、希望もなく、ただただ絶望へと誘われます。
身体的には同じ行為、つまり、何日も歩くという行為が、ゴールがあれば有意味で希望に満ちたものになり、ゴールがなければ無意味で絶望への歩行となります。
何をするにしても、目標・ゴールは必要であり、重要です。
教員採用試験の最終的な目標は合格ですが、教採合格では、あまりにも漠然としていて、カタチあるゴールとは言えません。
例えば、教採合格をゴールにして、面接の演習をするとします。
目標が教採合格では、どんな面接の力をつければよいのか、どんな自分の姿を創り出していくのかがさっぱりわかりません。
教採合格というゴールでは、具体的な毎日の学習・準備では、ただ頑張るというくらいしかやることがなくなります。
ただ頑張るでは、決して上手くはいきません。
頑張りは、確かに必要ではありますが、頑張りだけでは、物事は成し遂げられません。
頑張れば何とかなる、頑張れば合格するというのは、愚か者、臆病者の言い訳です。
賢い人は、勇気ある人は、明確な目標・明確なゴールを心の中にしっかりと持ちます。
面接力の向上ならば、ただ、頑張って考える・演習するではなく、自分のどこをどう変えるのか、変えた状態、つまりは、自分が目指す自分の姿をゴールとして、しっかりとイメージすることが重要です。
なんとなく面接の練習をしていればなんとか合格するだろうなんてことは、あり得ません。
ひと通り同僚や友人と面接演習をしたり、面接対策講座を受講しておけばなんとかなるだろうなんてことは、あり得ません。
自分の目標を持ち、自分のゴールを明確に持ち、自分の面接力の向上を図った人だけが合格を勝ち取ることができます。
頑張っていれば、いつかは合格するというのは、迷信以下の虚言です。
頑張った人が合格するのではありません。
目標・ゴールを持って、継続して、その目標・ゴールに近づき続けた人が合格するのです。
皆さん、面接力の向上で、いまだに、明確な目標やゴールを持てていない人は、今日から、自分の目標、自分のゴールを見つけてください。
そして、その目標・ゴールに向かって歩み始めてください。歩み続けてください。
ゴールが見えている限り、皆さんの歩みには大きな意味があります。
皆さんの歩みは必ずゴールに到達します。
いま、皆さんの眼には、明確なゴールが見えているでしょうか?
是非、皆さんのゴールを見つけてください!!
では、また明日!!
河野正夫
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