教員採用試験の個人面接、集団面接、集団討論、グループワーク、模擬授業などの、語ることによる人物評価に備えるための演習・特訓をしていると、常に気づくことがあります。
それは、教採受験者のパフォーマンス力があまりにも弱い、貧弱だということです。
貧弱なパフォーマンスの理由を聞くと、多くの人が、緊張したからと答えます。
確かに、面接の場では緊張します。
厳しいコメントを放つことで有名な講師としての私の前で話すことも緊張するのでしょう。
人は、緊張するものです。
有名なアスリートでも、有名な芸能人でも、大きな舞台に立つと緊張するそうです。
でも、慣れた人は、緊張がパフォーマンスに影響を与えません。
どんなに緊張しても、その緊張が、その人のパフォーマンスに負の影響を与えないというのが、真のプロフェッショナルです。
緊張に負けないための心構えが圧倒的に欠けているのが、教採受験者と言えるかもしれません。
また、教採の受験者に面接などの語りの特訓をしていると、もう1つの大きなことに気づきます。
それは、聞き手の心を動かす、聞き手を感動させる、聞き手の好感や共感を勝ちとるということを目的にしていないということです。
教採の面接の演習をすると、多くの受験者は、ありきたりのことを真面目そうに、退屈そうに話します。
話していることは、間違いではなく、むしろ適切で、正しいことですが、ありきたりの事実の羅列や、自己満足な話し方をしていて、聞き手である面接官が感銘を受けたり、好感をもったり、共感する話し方ではありません。
面接の演習で聞こえてくるのは、平凡で、退屈で、正しいけれども、聞いても何の感動も感銘も受けない、真面目だけが取り柄の「良い子ちゃん作文」の朗読です。
教採の面接に臨む人の多くは、聞き手を喜ばせる、聞き手を感動させる、聞き手に好感・共感を感じさせる語りをしません。
さらに、表情も硬く、緊張しているという言い訳のもとに、表情や雰囲気で相手の好感・好印象を勝ちとろうという意思が感じられません。
ただ、聞かれたことに答える、事実を語る、説明をするという、真面目だけれど、退屈で、積極的に聴きたくなるという語りではないのです。
語りにエンターテイメント性(聞き手の心を動かすという意味合いでの)がないというのが、多くの教採受験者の語りの弱点と言えるのではないでしょうか。
近年は、教員採用試験では、受験者のパフォーマンス力が見られます。
個人面接にも場面指導的な質問が取り入れられたり、都道府県(政令市)によっては、集団面接や集団討論、また、グループワークで演劇的な要素も見ようとするところもあります。
もちろん、模擬授業は、必然的に、語り手(教師)のパフォーマンス力の勝負でもあります。
パフォーマンス力やエンターテイメント性は、ただ単に明るい表情ということではありません。
戦略的に聞き手を分析し、聞き手の心に入り込み、聞き手の心を動かす語りの技術が必要です。
想定質問に対する原稿を作って暗記して、それを思い出しながら話しても、パフォーマンス力の向上や、エンテーテイメント性の向上にはつながりません。
近年、教員採用試験でも注目され始めたパフォーマンス力(語りの演出力)を訓練することが、教員採用試験の人物試験(面接等)で、高得点で合格する秘訣です。
というわけで、教員採用試験のためのパフォーマンス力(語りの演出力)向上のために、特別単発講座を開講することにしました。
4月29日(土・祝日)13時〜19時@広島校
パフォーマンス力を向上させるための特別特訓
〜面接やグループワークや模擬授業のための語りのパフォーマンスの向上を目指して〜
講座の内容は、
13時〜15時
キャラクター(想い)を言葉というカタチに変えながら、好感度あるインプレッション(印象)を勝ち取るための自分なりの戦略を立案する。
15時〜17時
パフォーマン力とエンターテイメント性を発揮しながら、面接やグループワークや模擬授業に挑戦する。
17時〜19時
プロのパフォーマー(フォーク曲げアーティスト・大道芸人)を名古屋からお招きしてのパフォーマンスの実演と、パフォーマーを囲んでのパネル・ディスカッション。パフォーマーの熱い想いとパフォーマンスにかける想いを聞きます。
【番外編としての懇親会】
19時30分〜21時30分
プロのパフォーマーを囲んでの懇親会。本物の芸人の方と親しく語り合いながら
、語るとは、パフォーマンスをするとについて、グラスを片手に考えましょう!
お呼びするプロのパフォーマーは、1月2日のブログ記事 で書いたRyoさんです。
1月1日(元日)に、名古屋城でのパフォーマンスを拝見し、この方の情熱、語り、想いに感銘を受けたので、翌日(1月2日)に熱いファンレターを送り、今回のご出演を依頼しました。
お電話でお話ししても、とても爽やかで気持ちよい方で、ご本人には失礼かもしれませんが、こんな方が学校の教師になってくださればいいのにと思ったくらいです(微笑)。
Ryoさんのプロフィールは、 Ryoさんのオフィシャル・ホームページのプロフィールのページ をご覧ください。
Ryoさんの熱い想いは、 Ryoさんの同ホームページのトップページ をご覧いただければ、熱い信念を感じられると思います。
Ryoさんの活動の本拠地は名古屋市ですが、今回、わざわざ広島市までお越しいただき、広島市に一泊することまでお願いして、教採でのパフォーマンス力の向上を願っている教採受験者の方々の刺激になればと考えています。
Ryoさんからは、特に、パフォーマンス力の指導があるわけではありません。
Ryoさんのプロとしてのパフォーマンスを見て、素人のパフォーマンス、あるいは、あなた自身のパフォーマンスとどこが違うのかを感じ取って見てください。
Ryoさんがプロとして、パフォーマンスにかける想いを感じ取ってみてください。
また、パネル・ディスカッションでは、皆さんが直接、Ryoさんに質問する時間も設けますので、24歳の若きアーティストに直接、質問をぶつけてみてください。
4月29日のこの特別単発講座は、5月3日、4日、5日に行う他の特別単発講座と共に、ゴールデンウィークでの4大単発講座の1つとして実施します。
4月29日の単発講座だけは、定員を36名とします。
5月3日・4日・5日の単発講座は、定員は24名です。
受講料は、いずれも、一般2万円、受講生1万円です。
ゴールデンウィークの単発講座を2つ以上受講される方は、一般の方でも、2つ目からは受講料が受講生扱いの1万円になります。(受講生は、それぞれ、すべて1万円です。)
これだけではありません!!
まだ、ビッグなサプライズがあります!
上でご紹介したRyoさんですが、1月30日(月曜日)19時〜22時の名古屋教採塾での名古屋面接校(月曜面接講座)に緊急飛び入りパフォーマンスをしてくれます!!
同日の21時30分〜22時までの30分で、素敵なパフォーマンスと熱い想い(信念)を語ってくれます!
同日の名古屋面接校のテーマは、「キャラクター・トレーニングとインプレッション・トレーニング」ですので、キャラクター(想い)づくり、インプレッション(印象)づくりのために、大いに刺激を受けてください。
Ryoさんが名古屋が本拠地ですので、この飛入りパフォーマンスは、名古屋教採塾だけの特権です!!
名古屋教採塾の受講生の方々、ご期待ください!!
では、また明日!!
河野正夫
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