3部作の第3弾です。
最終回の第3弾のテーマは,
英語教師は,英語を楽しみ,使い,英語を生活の一部にしてほしいですね!!
です。
英語教師だけ,ちょっと他の専門教科の教師と違うのかなと思ってしまうことがあります。
例えば,体育教師なら,もともとアスリートで,スポーツが好きで,自分の専門のスポーツならかなり上手いはずです。そして,教師になってからも,スポーツを続けているでしょうし,スポーツをするのが何よりも好きなはずです。
音楽教師なら,もともと,ピアノやバイオリンといった楽器の専門であったり,声楽や作曲の専門であったりします。音楽が好きで,教師になってからも,楽器を奏でたり,音楽に関わることをたくさんするでしょう。もちろん,専門の楽器の腕前は相当のものでしょう。
数学教師なら,数学が大好きで,数学の問題を解いたり,数学的思考をするのが大好きでしょう。数学専攻以外の人と比べたら,圧倒的な数学のセンスと能力があるでしょう。
でも,英語教師の多くは,特に英語が上手いわけではなさそうです。英検とかTOEICでも,英語教師に求められている水準に達していない人もたくさんいます。そして,毎日,英語を楽しむということもあまりしていない人が多いようですね。
例えば,字幕なしの英語だけで,テレビドラマや映画を見るとか,英語の本を読み漁るとか,英語に浸って生活するということをしている人は,かなり少数派だと思います。
そして,一部の人を除くと,英語教師は,あまり,英語が上手くないんですよね。
体育教師は,自分の専門の教科なら,まず,普通の人には負けません。
音楽教師は,専門の楽器なら,まず,普通の人には負けません。
数学教師は,数学のセンスや能力なら,まず,普通の人には負けません。
でも,英語教師の英語力は,あまり大したことはなく,ちょっと英語を勉強している普通の人と能力の差はあまりないことが多いんですよね。
頑張れよ!英語教師!!
と,常々思っています。
1年間に,英語で本を50冊以上読むとか,映画は,字幕なしで,年間50本以上見るとか,英語で詩を何十本も書いたとか,普通の人が感動するようなことをやってみてくださいよ!!
私は,中学校・高校の専門教科の教師は,プロフェッショナルであるべきだと思っています。
確かに,教師の仕事は,教科を教えるだけではありませんが,教科の能力も必要です。
スポーツができない人は,体育の教師にはなれません。
ピアノも弾けない人は,音楽の先生にはなれません。
微分・積分もできない人は,数学の先生にはなれません。
でも,英語がろくにできなくても,英語の先生になっている人は,たくさんいそうな気がします。
私は,英語教師ではありませんが,毎日,数時間は英語に触れるようにしています。
ウィキペディアはまずは英語版を見ますし,ネット検索も,大体,英語からやります。
映画もドラマも字幕なしで,英語で見ます。
英語の本も読みますし,英語の新聞も読みます。
寝ていないときの30%くらいは,英語で生活しています。
このくらいして,やっとネイティブに準ずる英語の感覚を維持できます。
小説で原作があるアメリカ映画を見るときは,しばしば,原作も英語で読みます。
特にダン・ブラウンが好きで,「ダヴィンチ・コード」も,「天使と悪魔」も,映画を見る前に,原作を英語で読みました。
もうすぐ,ダン・ブラウンの「インフェルノ」の映画が公開されますが,早速,原作をアマゾンで購入して,読み進めています。
英語のセンスはこうして磨き,維持していくのですよ。
英語教師の皆さん,本気で言います!!
もうちょっと,頑張ってください!!
では,また明日!!
河野正夫
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