経歴は、個人によって違います。
出身大学も、アルバイトの経験も、ボランティアの経験も、人生経験だって、みんな違います。
もちろん、志望動機も、自己アピールも、人によって違います。
多くの教採受験者が集まれば、もちろん、志望県も、志望校種も、志望教科も違います。
でも、多くの面接練習は、こうした個人ごとの違いを平均化して、一般化した面接演習をします。
これは、時として、大きなデメリットとなります。
確かに、一般的な面接の語りの理論や技術は重要です。
重要な部分は、平均的に学ぶこともできます。
語りの科学や理論をしっかりと理解しておくことは極めて重要です。
でも、面接の最終演習は、やはり、個人のバックグラウンドや強みや弱みを土台にしながら、戦略的にやっていくことが必要です。
大学生なら、学生時代のサークル活動について熱く語るのも選択肢としてはあり得ます。
でも、30歳代以上の受験者が大学生時代のサークル活動について熱く語っても、「学生時代以降は、熱中することはしていないっていうこと?」と感じられてしまうかもしれません。
大学生なら、教育への情熱や、若々しい志を精一杯アピールすることで、面接官の好感や共感を勝ち取れるかもしれません。
でも、講師を数年以上勤めた人や、民間企業で数年以上の経験がある人が、ただ単に、情熱や志だけを熱く語っても、口だけで中身がない人間だと思われる可能性がありますよね。
それぞれの人の年齢や経歴、バックグラウンドで、面接戦略は違います。
保健体育教師志望が、「私には体力があります。」と自慢しても、ほとんど意味がありません。
だって、ライバル受験者も全員、アスリートです。体力があって当たり前です。
音楽教師志望者が、「私はピアノが弾けます。」と自慢しても、ダメですよね。
音楽教師志望者なら、ほぼ全員、ピアノくらい弾けます。
でも、保健体育志望者がピアノが弾けるのなら、注目してもらえるでしょう。
音楽教師志望者が毎年フルマラソンに出場していたら、注目してもらえるでしょう。
面接でのインパクトの取り方は、人それぞれ違います。
そういった、個人のプロフィールに則った、面接戦略づくりが重要です。
8月20日(土)・21日(日)の、ファイナル面接特訓@東京教材塾or大阪教採塾では、集団講座の形をとりながらも、個人のプロフィールに沿った、面接戦略づくりを徹底的に行います。
6時間かけて、各個人に合わせた、面接戦略で演習、実演、特訓をしていきます。
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では、また明日!!
河野正夫
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