最近は,ほとんどの都道府県(政令市)の教員採用試験の個人面接(集団面接,時には小論文)で,場面指導的な質問(課題)が出されることが多いですね。
自治体によっては,「場面指導」という試験科目を作っているくらいです。
仮に,「場面指導」という試験科目がなくても,個人面接などの一部として,ほぼ必ず,場面指導的な質問がされます。
場面指導的な質問がされる理由は,いろいろありますが,最大のものは,あらかじめ原稿を作っておけないということでしょう。また,即興的な指導力を見るという理由もあります。
場面指導は,場面のシナリオを自由に作ることができますので,シチュエーション設定は,無限にあり得ます。
とは言うものの,しばしば出題されるものには,共通性があります。
場面指導を練習している皆さん,次の10題に挑戦してみてください。
1.保護者から「子どもがいじめられている。」と電話がきた。どう対応しますか?
2.保護者から「宿題を減らしてほしい。」と電話がきた。どう対応しますか?
3.保護者から「子どもが○○先生を気に入らないと言っている。どうにかしてください。」と電話がきた。どう対応しますか?
4.掃除をしない生徒にどう指導しますか?
5.何を言っても反抗する生徒にどう指導しますか?
6.授業中、話を聞かない生徒にどう指導しますか?
7.お金の大切さが分からない生徒にどう指導しますか?
8.万引きを繰り返す生徒にどう指導しますか?
9.頑張っても努力は報われないと思っている生徒にどう指導しますか?
10.給食費を何か月も滞納している場合,(担任として),どう対応しますか?
かなり頭をフル回転させなければいけない課題ですね。
これらに上手く答えることができれば,ライバルに差を付けて,合格することができますよ!
ベスト・アンサーを考えてみてください!!
では,また明日!!
河野正夫
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