【教員採用試験 これで満点を狙え!第8弾】
第8弾テーマ: 教採本番までの時間が迫ってきたら,得意分野を完璧にすべきか,苦手分野を克服すべきか?
教採まで時間が刻々と近づいてくると,多くの人が,次の疑問を持つことでしょう。
あとほんの数週間だからこそ,
得意分野を完璧するのが得策なのか?
それとも,
苦手分野を克服しておくべきなのか?
なかなか悩ましい疑問ですよね。
試験には,合格点というものがあります。
その合格点に到達するために,得意分野を最大限伸ばすのか? 言い換えれば,あまりに不得意分野は捨てるべきなのか?
あるいは,苦手分野を少しでも克服して,多少なりとも得点できるようにしておくべきなのか?
もちろん,その人その人の学力と状況で,ケースバイケースではありますが,一般論として,この疑問にお答えしてみますね。
大原則は,
いかなる苦手科目も,捨ててはいけない!
ということです。
教職教養で教育史は捨てるとか,一般教養で物理・化学は捨てるとか,こういう考えは,もってのほかです。
一定の分野を捨ててしまうと,不合格に大きく近づきます。
もし,どうしても,「捨てる」,「捨てない」という考え方でいくのであれば,鉄則は,
難問は捨ててもよい。
基本問題は絶対に捨ててはいけない。
ということになります。
教科にかかわらず,分野にかかわらず,
ほとんどの人が答えられないような難問なら捨てても構いません。
でも,多くの人が正解できるような基本問題は絶対に捨ててはいけません。
誰も正解できないような問題は,出題されていないのと同じです。
定員が一人だけというのなら,その難問も正解する必要があるかもしれませんが,定員がそこまで少なくないのなら,無理して,難問に備えておくことはありません。みんなができないような難問は,あなたも正解できなくても構いません。
しかし,誰もが正解できるような基本問題を落とすと致命的な結果になる場合があります。基本問題に正解できないために開く差は,不合格の原因になりかねません。
いくら得意分野でも,誰も答えられないような難問に答えるのは至難の業です。
そこまで得意分野を極める必要は,合格戦略上はありません。
誰でも正解できるような基本問題は,苦手教科・苦手分野でも,正解できるようになっておかなければなりません。
苦手分野を捨ててはいけないとはこういうことです。苦手分野でも基本問題は正解できるようにしておいてください。これが合格への近道です。
結論としては,
得意分野を伸ばすのは良いことだが,超難問でも解けるレベルにまで上げる必要はない。
苦手分野は少なくとも,基本問題は正解できるレベルにまでは,上げておく必要がある。
超難問は捨ててもよい。
基本問題は捨ててはいけない。
その意味で,苦手分野・教科を捨てることは絶対にしてはいけない。
以上,よくお考えくださいね!!
では,また明日!!
河野正夫
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