教育心理で,オルポートの社会的促進という理論を学びますよね。
社会的促進とは,
集団で作業をすると、同じ仕事をする他者の存在が刺激となって、一人でやるよりも達成効果が増大する現象。
のことです。
難しく考えなくても,例えば,居酒屋やビアガーデンなどで,みんなでワイワイガヤガヤしながら,ビールをジョッキで5杯,6杯,人によっては10杯以上,飲んでしまうことがありますよね。
ビールでジョッキで10杯とは,5リットル前後です。
これは,みんなで,ワイワイガヤガヤしているからこそできることで,自宅で,一人で,目の前に5リットルのビールを置いて,飲もうとしても,まず飲めません。
お酒でなくても,居酒屋で,みんなでワイワイ言いながら,料理を食べると,2時間くらいのうちに,ものすごい量の料理をメニューから注文し,食べてしまいます。
一人で,その分量(人数分で割った分量でも)を食べるなんて,まずできません。
みんなで食べるから,普段の2倍・3倍と食べることができてしまうんですよね。
そうなんです!!
教採の勉強もみんなでやると,2倍,3倍の効果と成果が期待できるんですよね。
今日の大阪教採塾の筆記試験満点講座では,一人200ページ近い分量の資料で,勉強を進めました。
重要答申・通知・報告等を10種類,そして,学習指導要領の総則・道徳・総合的な学習の時間・特別活動を,ものすごい分量の一問一答の問題や,講義資料で,6時間のうちに,すべてを網羅して,修得していきました。
受講生さんたちは,みな口々に,「一人だったら絶対にこの分量を6時間でこなすことはできない。」,「一人でやっていたら,2週間かかっても,絶対にできない分量だった。」と言っていました。
みんなでやるから,6時間でできてしまうのです。
みんなでやるから,さほど苦痛でなく,学べてしまうのです。
みんなでやるから,意欲と理解と記憶が続くのです。
教採の勉強の中には,時に,重要答申や学習指導要領のように,あまりにも分量と範囲が広すぎて,学習することを諦めてしまいがちの分野があります。
こういう分野こそ,社会的促進効果を大いに利用すべきなのです。
こういう分野こそ,みんなで,効率的・効果的に学ぶべきなのです。
私が主催する講座は,講義だけでなく,必ずグループでの練習を採り入れています。
社会的促進効果を最大限に利用するためです。
まだ間に合います!!
社会的促進効果を大いに利用して,教員採用試験で満点を取りたい方は,教採塾グループの講座を受講すると合格に大いに近づけますよ!!(微笑)
では,また明日!!
河野正夫
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