昨日、プレミアム個人レッスンで、教育論に関わる面接質問に答える特訓をしました。
教育論に関わる面接質問とは、例えば、次のようなものです。
1.子どもの学習意欲を向上させるためにあなたはどのような取り組みをしていきたいですか?
2.教育の情報化を進めていくために、あなたはどのような取り組みをしていきたいですか?
3.道徳教育を充実させていくために、あなたはどのような取り組みをしていきたいですか?
4.望ましい集団づくりをしていくために、あなたはどのような取り組みをしていきますか?
これらの質問に対して、ただ単に自分の感想や意見だけを述べても高評価は得られません。
あくでも、きちんとした教職教養(学習指導要領や教育法規や各種答申・通知など)の知識を土台にした上で、あなた自身の意見を付け加えるなり、あなた自身の経験から学んだことを言うなりしなければいけません。
思いつきをそのまま思い付きとして言っても、このような教育論に関わる面接質問では失敗します。
そして、もちろん、集団討論や小論文(論作文)などでも、教育論に関わる問いには、教職教養の適切な知識が必要であることは言うまでもありません。
最近、特に感じているのは、特別枠やその他の優遇枠によって、教職教養の筆記試験を免除された人が、特に教職教養が弱いということです。
教職教養の筆記試験を免除されたということは、教職教養について何も知らなくてもいいということではありません。
教職教養の筆記試験の免除とは、それだけの経験、それだけの能力がある人ならば、教職教養についても相当程度の知識があるだろうと推定してもらっているということなのです。
ですから、教職教養の筆記試験を免除してもらっている人が、集団面接や個人面接、あるいは、集団討論や小論文(論作文)などで、教職教養に関して無知をさらしてしまうと、合格は遠いものとなってしまいます。
恐らく、採用側も、その辺りのことはわきまえていて、いくら教職教養の筆記試験が免除でも、面接などで、教職教養の知識がゼロだと思えば、不合格にするのでしょう。
そもそも、「~~の試験が免除だということ」を、「~~は知らなくてもいい」と勘違いするような人は、教育者には向いていませんし、教師になっていただきたくもありません。
だからこそ、教職教養の筆記試験を免除された人こそ、教職教養をしっかりと勉強しておくべきなのです。
つまり、教職教養の筆記試験を免除される特別枠で教員採用試験を受験して、集団面接や個人面接、集団討論や小論文を受験する時に、ある人は教職教養の知識にあふれ、ある人は教職教養の無知をさらけ出すのであれば、当然、教職教養の知識にあふれている人の方が優秀に見えます。そして、教職教養の知識が溢れている人が合格を勝ち取ります。
真に戦略的になるのであれば、教職教養の筆記試験が免除されているからこそ、教職教養をきちんと勉強して、面接や小論文などで、圧倒的な強さを発揮するのが、特別枠での合格の秘訣中の秘訣です。
免除されているから勉強しないというのは、愚かです。
私は、筆記試験が免除だからこそ、筆記試験に匹敵する知識を持って、面接や小論文、集団討論に臨みなさいとアドバイスしています。
そうすれば、他のライバル受験者と比較して、圧倒的な強みを持って、圧倒的な優秀さを持って合格を勝ち取れるからです。
戦略は簡単です。
免除されているから勉強しないという愚か者をけちらせばいいだけなのですから。
そういういこともあって、広島教採塾、大阪教採塾、東京教採塾の筆記試験講座(教職教養の講座)は、4月からも多くの方が受講してくださっています。
筆記試験免除の方も受講してくださる方も結構いらっしゃいます。
これこそ、合格の秘訣ですよね。
教職教養を学ばずして、教員採用試験の個人面接や集団面接、小論文や集団討論を受験するなんて自殺行為に等しい訳ですからね。
今年も、筆記試験講座の受講生がぶっちぎりで、2次試験を突破し、教採合格を勝ち取ってくれることでしょう!!
では、また明日!!
河野正夫
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