教員採用試験の教職教養試験や専門教養試験で頻繁に出題されるのが、学習指導要領です。
特に、学習指導要領解説をしっかりと読みこんでおくことは、極めて重要です。
しかし、学習指導要領解説は、お世辞にも読みやすく、分かりやすく、覚えやすい文体とは言えません。
しかも、学習指導要領解説は、少なくとも、「総則」、「特別の教科 道徳」、「総合的な学習の時間」、「特別活動」、自分の専門教科を読み込んでおく必要があります。
小学校志望ならば、あと10冊(9教科+外国語活動)あります。
さらっと目を通しただけではどうにもなりませんし、何度も読み返しても頭に入りません。
アンダーラインを引きながら読むくらいでは、記憶できません。
過去問を集めても、学習指導要領に限って言えば、そんなに多くは集まりません。
上記の膨大な分野をもれなくカバーするのは至難の業です。
学習指導要領解説を効果的に頭に入れて、教採で合格水準で活用するには、「問題化」という作業が必要です。
つまり、学習指導要領解説を読み、それを一問一答式の問題にしていくのです。
例えば、総則であれば、
1.学習指導要領の「基準性」とは、何か書きなさい。
2.教育課程の編成主体はどこか書きなさい。
3.教育課程の編成の原則を2つ書きなさい。
4.学校生活全体における言語環境の整備としてどのようなことに留意する必要があるか6つ書きなさい。
5.各学校で設定する教育目標はどのような要件を具備する必要があるか6つ書きなさい。
といったように、問題をどんどん作っていくのです。
ただし、重要なところ、教採の筆記試験で出題されそうなところを問題化しなければ、単なる時間の無駄になってしまいます。
広島教採塾の講座では、総則、道徳、総合的な学習の時間、特別活動で、合計200問以上の良質な問題を作って、受講生の皆さんに取り組んでもらっています。
途方に暮れてしまいがちの学習指導要領解説の膨大な冊子を効率よく一問一答で押さえています。
各専門教科でも、受講生同士が、小学校の各教科、高校保健体育、中学校社会・・・・・といった具合に、それぞれの教科で、学習指導要領の問題化を進めているようです。
全国のどの県でもそうですが、特に広島県では、この作業なしには、絶対に合格できません。
でも、やみくもにやってもダメです。出題されそうなところを効率よく!が肝要です。
この「効率よく!」のところが、合否を分ける決め手なのですよね!
そして、楽しく学べるか、単なる苦行かの違いになります。
合格に直結する効率的かつ出題されるところにフォーカスした一問一答作りが、学習指導要領で高得点を勝ち取る秘訣です!
皆さんも挑戦してみてくださいね!!
では、また明日!!
河野正夫
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