今日は、福山校の総合対策講座の最後の10分間を使わせていただいて、りょうたのアシスタントとしての「卒業式」をしました。

りょうたに贈った言葉です。

今日、3月19日の講座で、アシスタントのりょうた君が、アシスタントの勤務を卒業します。

りょうたは、大学を卒業し、4月からは、広島市内の中学校で保健体育の非常勤講師をします。

総合対策講座の受講生としては、りょうたは引き続き、広島校の午前コースで、今年の夏の教採まで、勉強を続けます。

4月からは、アシスタントを卒業し、一受講生として、総合対策講座と保健体育の勉強会に参加してくれます。

私がりょうたと初めて話したのは、ツイッター上でした。

おととしの秋、りょうたが「広島教採塾っていいのかなあ。」とツイッターでつぶやいていたので、私が「いいですよ。」とつぶやき返したのが、私とりょうたの初めての会話でした。

そして、おととし、りょうたは、新設された福山校の第1期生として、総合対策講座を受講してくれました。

おととしの年度のアシスタントのそうたが去年の4月1日に教諭として赴任したので、その後継ぎとして、アシスタントを務めてくれました。

去年の夏の教員採用試験は、りょうたは、アシスタント兼受講生として、受験しました。

アシスタントは、全員合格するというこれまでのジンクスもあり、かなりのプレッシャーでした。

結果は、残念ながら不合格でした。広島県の高校保健体育志望で、大きな変更があり、狭き門になったのも不合格の理由の一つでした。

昨年の不合格は、りょうた自身にとっても大きなショックだったことと思います。しかし、りょうたは、そのショックをすぐに乗り越えて、再び、昨年の11月からの講座で、受講生兼アシスタントを務めてくれました。

福山校、広島校でのアシスタント業務、尾道校での膨大な量の講座資料の印刷業務など、多くの仕事をこなしてくれました。

私にとって、りょうたは、単にアシスタントというよりも、良き友、親友でした。

多くを語り、時に励まし合い、時に助け合いました。

りょうたの誠実さ、真剣さ、人間味の深さは、本当に教師に向いていると感じています。私が高校生の時に、りょうたの様な保健体育の先生がいてくれていたら、もっとスポーツ好きになれたのにと本気で思っています。

さて、アシスタントとしては、今月で卒業です。この「卒業」という言葉は、私たち、教師・教育者には、特別な感情を抱かせます。「別れ」の悲しみと「旅立ち」の喜びが入り混じった感情です。涙と笑顔が同時に出てくる不思議な感情です。

りょうたは、アシスタントを卒業します。ちょっと悲しい別れです。

同時に、りょうたは、いよいよ教師として教壇に立ちます。心から祝福し、活躍を願っています。

中島みゆきさんの「時代」という歌を思い出しました。この歌を、いま聞いてみたいと思います。

時代　中島みゆき

今はこんなに悲しくて

涙も枯れ果てて

もう二度と笑顔には

なれそうもないけど

そんな時代もあったねと

いつか話せる日が来るわ

あんな時代もあったねと

きっと笑って話せるわ

だから 今日はくよくよしないで

今日の風に吹かれましょう

まわるまわるよ 時代はまわる

喜び悲しみ くり返し

今日は別れた恋人たちも

生まれかわって めぐりあうよ

旅を続ける人々は

いつか故郷に出会う日を

たとえ今夜は倒れても

きっと信じてドアを出る

たとえ今日は果てしもなく

冷たい雨が降っていても

めぐるめぐるよ 時代は巡る

別れと出会いをくり返し

今日は倒れた旅人たちも

生まれかわって 歩き出すよ

まわるまわるよ 時代はまわる

別れと出会いをくり返し

今日は倒れた旅人たちも

生まれかわって 歩き出すよ

（以下略）

人の人生は、時として、旅に喩えられ、人は、旅人に喩えられます。

中島みゆきさんの「時代」の歌詞にあるように、人は、別れと出会いを繰り返し、生まれ変わって歩き出すものです。

りょうた君、いま、まさに歩き出した、あなたの旅が、素晴らしいものであることを心から願っています。

あなたの親友の河野正夫より。

 
りょうた、これまで、ありがとう！

そして、これから、大いに活躍してください！

では、また明日！！

広島教採塾
河野正夫