教員採用試験、面接より筆記重視へ 大阪市教委が転換
大阪市教育委員会は今夏に実施する市立学校の教員採用試験について、筆記を重視する方式に切り替える方針を固めた。基礎学力を備えた人材獲得をねらう。全国的に人物本位の面接を重視する傾向にあるが、その逆をいく大阪市教委の異例の方針転換は議論を呼びそうだ。
市教委関係者によると、これまでの採用試験は筆記・面接による1次選考と、受験教科により実技を加えた2次選考で合格者を決定。得点配分は筆記などと面接でほぼ半々とし、合計点の高い順に合格者を出していた。このため筆記で低得点だった合格者もおり「教科の中身に習熟していない若い教諭が目につくようになった」と筆記重視の意見が高まったという。
今夏実施の試験では、1次選考の筆記試験で基準点以上の受験者のみが面接に進めるようにする。2次選考は筆記・教科により実技・面接のいずれかが基準点に満たなければ不合格とし、合格者は筆記・教科により実技の得点の高い順から選ぶ。ただ、児童とのコミュニケーションが求められる小学校教諭は、合格者の2割程度を面接の評価が高い順から選ぶ余地を残す。
市教委幹部は「教員には熱意や使命感のほか、最低限の知識と教養が必要だ。バランスのとれた人材を採用するための方針転換だ」と言う。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160308-00000013-asahi-soci
この傾向は、他の自治体でも、これから出てくるのではないかと予想されます。
確かに、学力が高いだけでは、優れた教師にはなれません。
人間的な魅力、教育への情熱、好感度なども、当然に重要です。
しかし、学力がなければ、そもそも話になりません。
知識も教養も学力もないのに、人にものを教える教師になろうだなんて、そもそも間違っています。
もう一度言います。
いわゆる勉強ができるだけでは、良い教師にはなりません。
でも、知力も学力もなく、ただ調子が良いだけのお茶らけな人間では、やはり教師にはなれません。
教師は、コメディアンではありません。
いえ、本当は、コメディアンも深い知性が必要なのです。
昔ある役者が、「狂気を演じることができるのは理性のみだ。」と言っていました。
教師は「狂気」ではありませんが(笑)、教師の魅力も情熱も、それを支える知性、理性、学力、知識、教養が存在して、はじめて意味を持ちます。
いわゆる、勉強はできないけれど、情熱だけあるタイプの人は、残念ながら、教師にはなれません。
ちょうどこれは、コメディアンとは、バカなことばかり言っている本当に馬鹿な奴だと勘違いするようなものです。
優れたコメディアンは、ものすごい理性と知性を持っています。
教師も同じです。
知識も教養もなく、熱さとノリだけで、教育なんてできません。
教育委員会も、やっとここに気付き始めたのでしょう。
これからは、筆記試験で高得点を採ることが、教員採用試験で合格するための絶対条件になるでしょう。
現在は、講師経験者などに、筆記試験免除などの特例措置がありますが、次第に、これもなくなっていくでしょう。
何年か教えただけで、専門教養の筆記試験を免除するなど、言語道断です。教育委員会もそろそろこれに気付き始めています。
今後の教員採用試験に合格するためには、筆記試験で高得点を勝ち取ることがなによりも重要だということを理解しておきましょうね!!
広島教採塾、大阪教採塾、東京教採塾では、筆記試験で満点を採ることを第一目標に掲げます。
2次試験でも満点を目指しますが、筆記試験での満点(満点近い高得点)が、教採合格の最大の秘訣であるということを念頭に、講座での学習をプランニングしていきます!!
筆記試験で満点を目指しましょう!!
では、また明日!!
広島教採塾
河野正夫
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