2月期の東京面接校と大阪面接校では、6時間ぶっ続けで、場面指導をマスターします!!

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2月期の東京面接校と大阪面接校では、6時間ぶっ続けで、場面指導をマスターします。

2月期のテーマは、

「場面指導を6時間ぶっ続けで徹底特訓(分析、実演、習得)」

です。

東京面接校は、2月13日(土曜日)13時~19時、場所は池袋。

大阪面接校は、2月27日(土曜日)13時~19時、場所は新大阪。

場面指導の力向上のコンセプトは、以下の通りです。

場面指導は、ここ最近の教採において特に重要になってきています。

場面指導は、「場面指導」という形での出題だけにとどまらず、個人面接の中での出題、時には集団面接、集団討論での出題もあります。また、近年では、論作文の課題が場面指導形式であることも多くなりました。 


場面指導の能力は、ちょっとした面接対策をしたくらいでは身に付きませんので、場面指導的な課題を面接や論作文で受験者にぶつけてみることは、優秀な教師候補者を選ぶひとつの良い方法ともなるわけです。 

場面指導には大きく分けて、面接官に対して与えられた場面でどう指導・対応するかを説明する形式の「説明型」と、実際に子どもや保護者に対応する演技が求められる「演技型」があります。

どちらも、かなりの場面分析力、指導目標設定能力、指導方法選択能力が求められます。 


特に、「演技型」は場面状況が分かっているだけではダメでそれを実際の指導や対応のように演技することができなければなりません。

まだ、本格的な生徒指導をしたことがない学生さんには、この「演技型」は極めて難しいものになります。 


近年、関東、関西、甲信越、東海などの地域では、「演技型」の場面指導課題を課して、教採受験者の指導能力やコミュニケーション能力を試す傾向が強くなっているようです。

もちろん、他の地域でも場面指導は近年、頻出となっています。場所によっては、模擬授業の代わりにするところもあります。 


気をつけておかなければならないのは、場面指導は、「場面指導」という受験科目であることはそんなに多くないということです。

そうではなくて、個人面接や集団討論、論作文や模擬授業の中にそっと紛れ込ませる形で出題されることが多くなっています。 


そして、場面指導にはそれなりの「正解」があるということに留意してください。

確かに、複数通りの解答はあるでしょう。一つの場面に上手く対応する方法は複数あり得ます。

しかし、どんな対応でも一生懸命なら良いというわけではありません。

一定のロジックと教育論に基づいた対応である必要があります。 


そして、最も重要なことがあります。それは、場面指導は個人面接での「ウソ」を見抜く機能があるということです。

個人面接で、受験者の多くは、「授業時間だけでなく、休憩時間も・・・」とか、「子どもの心に寄り添う指導を・・・」とか、「叱る時には叱り、褒めるときには褒める」などと語ります。 


その語りはその語りで間違ってはいませんが、ならば、休憩時間にXXXという状況になったときには子どもをどのように指導するのか、子どもが本当に悩んでいるときにどんな指導ができるのか、効果的に叱ることができるのか、そういった指導ができるのを実証・実演する必要があるわけです。 

だから、場面指導が上手くできれば、特に「実演型」が上手くできれば、その人の個人面接の語りに強い信憑性と信頼性が生まれます。また、良い教師になるという潜在的可能性も感じてもらえるでしょう。 

教師は勉強を教えるだけじゃない、なんて言うのであれば、場面指導はできなければいけません。

学問も教えられず、生徒指導もできないでは、教師としてはゼロ・無能です。

私の指導経験で言えば、勉強だけが教師じゃないと強がりを言う人に限って、場面指導にも弱いという傾向があるようです(微笑)。 

さて、それでは、実際にどのような場面指導の出題があるのかを見てみましょう。40例ほどあげてみますね。 


1.自分が勤務している学校の面識のない生徒が電車内で携帯電話を使用していたら、あなたはどうしますか。 

2.担任を持ったとき、他の教科の先生の授業がわからないとクラスの生徒と保護者から言われたらどうしますか。また、その教科の先生には何と言いますか。 

3.「子どもに厳し過ぎる。厳しくしないでほしい」という保護者からのクレームに対して、どのように対応しますか。 

4.生徒が茶髪にして学校に来たので、「明日、黒く戻して来なさい」と言いました。しかし、保護者は「明日も茶髪のまま学校へ行かせたい」と言ってきました。どのように対応しますか。 

5.放課後、あなたのクラスのA君がクラスのみんなにいじめられているという連絡がありました。あなたは担任としてどのように対処しますか。 

6.体育の授業に生徒が制服で来たら、どのように指導しますか。 

7.朝、クラスの子どもの親から「子どもが学校へ行きたくないと言っている」と電話がありました。どのように対応しますか。 

8.朝寝坊をして遅刻が目立つ児童がいます。その児童は、ノートの文字も乱雑です。担任として、どのように指導しますか。 

9.授業中、児童生徒が教室を飛び出して行ってしまいました。どのように対応しますか。 

10.児童生徒に密室で個別に対応する場合、どのような点に注意して接しますか。 

11.最近子どもの宿題忘れや持ち物忘れが目立ちます。どのように指導していきますか。 

12.授業中、大勢の子どもが一斉に筆箱を落としました。どのように対応しますか。 

13.授業中立ち歩いてしまう子どもにどのように対応しますか。 

14.子どもが遅刻して登校してきました。原因は、母親が起きてくれず朝食を作ってくれなかったから、とのこと。どのように対応しますか。 

15.ある日、あなたが担任する子どもが、日記に「私は先生のことが嫌いです」と書いてきました。あなたは、その子にどのように働きかけますか。 

16.保護者から「うちの子どもは私立を受験するから、宿題は出さないでほしい」と言われました。どのように対応しますか。 

17.保護者から「あなたじゃ頼りないから担任を代えてほしい」と言われたら、どのように対応しますか。 

18.トイレ掃除をしない児童に対してどのように指導しますか。 

19.授業中、消しゴムのカスを他の生徒に向かって投げている生徒に対して、どのように指導しますか。 

20.授業について保護者から苦情があり、実際に授業を見に来られました。どのように対応しますか。 

21.順番を守れない子どもがいます。どのようなに指導しますか。 

22.特別支援学級の子どもに対して、どのように対応しますか。また、他の学級にいる子どもたちにどのように説明しますか。 

23.LDの子どもに、担任としてどのように関わりますか。また、同じ学級の子どもたちにどのように説明しますか。 

24.もし虐待に遭っていると思われる子どもが見つかったら、どのように対応しますか。 

25.保護者から「安全確保のために子どもに携帯電話をもたせたい」と言われたら、どう対応しますか。 

26.あなたが担任するクラスで最近欠席が増えています。どう対処しますか。 

27.下校時間帯に近所で不審者が住民に危害を加えているという情報が入ってきました。学校としてどのような対応をすべきでしょうか。 

28.ルールを守らない生徒に、どのように対応しますか。 

29.あいさつを活発化させたいのですが、教員が誰も校門の所に立っていません。あなたならどういう行動をとりますか。 

30.子どもの健康に無関心な親へどのように対応しますか。 

31.「宿題は強制的にやらされるから嫌だ」という児童がいたら、どう対応しますか。 

32.保護者から「経済的な理由で子どもを修学旅行に参加させない」との連絡がありましたが、子どもは修学旅行に行くのを楽しみにしています。どのように対応しますか。 

33.「授業の進むスピードが速すぎる」と不満を訴える保護者がいます。どのように対応しますか。 

34.「学校に行きたくない」と言って学校を休んだ子どもの家に家庭訪問に行くと、「会いたくない」と拒否されました。どのように対応しますか。 

35.「宿題の量が多すぎて、自分のやりたい勉強ができない」と不満を訴える生徒がいます。どのように指導しますか。 

36.保護者から子どもの成績についてのクレームがありました。どのように対応しますか。 

37.授業中、どうしても発表ができない子どもにどのように対応しますか。 

38.子どもを叱ったら、保護者から「うちの子が傷ついている。どうしてくれるか」という電話がありました。どのように対応しますか。 

39.あなたの授業中に寝ている生徒がいます。どのように指導しますか。 

40.地域の人から「中学生に祭りのボランティアをしてほしい」と頼まれました。学級担任として、教師として、どのように対応しますか。 


40例をあげてみましたが、これらを「説明型」でも「演技型」でもできるようになっておいてください。

演技型は、それぞれの場面の子ども、保護者等への対応を実演できるようになっておいてください。

子ども個人への指導のケース、学級・ホームルームに対する講話のケースもあります。 


さて、繰り返しておきますが、場面指導はれっきとした指導ですから、単なる思いつきではいけません。

確かなロジックと深い教育的思慮に基づいたものでなければいけません。

そして、何より重要なのは、その指導・対応で、子どもや保護者の心や行動が変容するかどうかということです。 


ただ言いっぱなしで、指導・対応しても、子ども・保護者がまったく心を動かさず、行動も変容しないだろうではダメです。

指導は教師の独り言ではありません。あくまでも、指導相手(対応相手)の心と行動を動かせなくてはいけません。

その力がある指導を実演しなければならないのです。 


また、場面指導には当然ながら特定の場面があります。

場面にふさわしくない指導法は厳禁です。

例えば、電車の中で子どもを長々と説教をするなんてのは最低ですよね。

その場面にふさわしい指導方法を選択することが重要なのです。 

場面指導を制する者は、ライバルに差を付けることができます。

ですから、場面指導を制する者は、教採を制することができるのです。 

2月期の東京面接校と大阪面接校では、6時間の特訓で、場面指導の答え方をマスターします。

分析、実演、習得というプロセスで、場面指導を制覇して、教員採用試験で合格を勝ち取っていただきます。

2月13日(土)の東京面接校へのお申込みは、こちらからどうぞ!

2月27日(土)の大阪面接校へのお申込みは、こちらからどうぞ!

「場面指導を6時間ぶっ続けで徹底特訓(分析、実演、習得)」にご期待ください!!

では、また明日!!

広島教採塾
河野正夫

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