面接は言葉(原稿での言葉)だけで、合格が勝ち取れるものではありません。

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面接で合格を勝ち取るためには、原稿に文字で書く言葉だけではダメです。

面接で合格を勝ち取るための準備とは、語りの原稿を準備することだけではありません。

どんなに素敵な言葉でも、それを発する時の、表情や声や雰囲気がダメなら、それこそ話になりません。

最高の原稿も、最低の演出で話せば、最低の語りになります。

反対に、あまり良くない原稿でも、最高の演出で話せば、満点に近い語りとなることもあります。

人は、語りを、文字で考えがちです。

語りの原稿を準備するとなると、もう文字言語から離れられません。


先日、面接演習をしていたら、ある受講者が、ある面接の質問に答えるのに、「近年、学校では・・・・・」と語り始めました。

文字で見れば、特に違和感はありませんが、耳だけで聞く音声言語では、「近年(きんねん)」と話し始めても、なかなか相手には通じません。

通じたとしても、かなりの違和感があります。

ものすごくオフィシャルな政治演説や経済演説ならともかく、話し始めがいきなり「近年」なんて、通常の語りではあり得ません。

でも、パソコンの画面やノートに向かって原稿を書いていると、文字で考えてしまって、声(耳で聞く音)で考えないので、ついつい「近年」で語りを始めてしまうのです。

面接での語りは、音で書くという心構えが重要です。

確かに、原稿は文字で書くのですが、文字で書きながらも、声を意識し、音で書くというスタンスが重要なのです。

これができていないと語りの原稿は大失敗に終わります。

今日(1月30日土曜日)の大阪面接校に、元気な二人の大学生が参加してくれていました。

最初の面接質問への回答で、このお二人は、参加者の度肝を抜きました。

語りが上手いのです。

ほぼ満点の語りです。

何が上手かったかというと、語りだけではなく、声、表情、雰囲気、何もかもが良かったのです。

トータルコーディネートで、最高の語りを演出していました。

この二人、とにかく声がいい。

元気で、明るく、爽やかな声を出していました。

そして、表情が明るく、好感が持てる表情をキープしていました。

雰囲気も最高で、大阪面接校の受講者の全員が、この二人に注目していました。

二人のうち、特に一人は、ほぼパーフェクトで、面接で不合格になるはずはないと思わせる程でした。

私が、「なぜ、去年、不合格になったの?」と聞いたら、「1次試験の筆記試験で不合格でした。」という答えでした(微笑)。

私は、「ならば、筆記試験で高得点を取りなさいよ。面接では絶対に合格しますから。」とアドバイスしました(微笑)。

この若い学生さんの例でもそうなのですが、面接は、語りの原稿だけではダメなのです。

文字だけ原稿ではダメです。

声、表情、雰囲気、そして、熱い想い、トータルな人間的魅力が面接では鍵となります。

トータルコーディネートで、面接の準備をすることが肝要です。

この学生さんたちに負けないように、皆さんも、大いにトータルコーディネートで教採合格を勝ち取ってくださいね!!

では、また明日!!

広島教採塾
河野正夫

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