面接がダメダメな人は、しゃべるときに、しゃべる内容のことはある程度きにするけれども、しゃべっている自分の姿や声には、ほとんど関心がありません。
だから、不合格になるんです。
だから、好感も共感も勝ち取れないのです。
面接のような対面での会話の場合、面接官は、あなたの表情、姿、雰囲気を目で見ています。
面接官は、あなたの声を耳で聞いています。
語りの内容(言葉自体)よりも、あなたのヴィジュアルな表情や外見・雰囲気、あなたのオーディオな声、トーン、イントネーションの方が、あならの魅力をはるかに大きく強く形作ります。
あなたの表情や外見はあなたの魅力の大きな部分を占めます。
あなたの声は、あなたの語りの好感度を決めます。
面接がダメダメな人は、どうせ外見や声は変わらないからなどと、愚かな言い訳をします。
別に、イケメンや美人になれと言っているのではありません。
アナウンサーのような声で話せと言っているわけでもありません。
好感や共感を勝ち取れるような表情や声をクリエイトしなさいと言っているのです。
そして、そうすることは、比較的簡単にできます。
要は、語りというプレゼンテーションのちょっとしたテクニックであり、マナーであり、エチケットでもあります。
表情と声を訓練することは、語りの内容を磨くのと同様に大切です。
時には、語りの内容よりも、表情と声の訓練の方が重要になってくることもあります。
私の過去の数百名の教採合格者を思い出してみると、そのほとんどが、良い表情、良い声をして、面接に臨んでいました。
良い表情や良い声ができない人は、子供の前にも、保護者の前にも立てません。
教師は、ときに役者に喩えられることがありますが、もし、その喩えに意味があるのであれば、良い表情や良い声を作り上げることは、教師の基本的な資質の一つです。
私は、面接の特訓をするときには、表情や声も、厳しく指導します。
いい加減な表情やいい加減な声で話していくと、鉄拳が飛びます。(あくまで、比喩的な表現です。体罰はしません。笑)
その人なりの最高の表情、最高の声で語ってこそ、面接の合格は勝ち取れます。
面接の訓練は、単なる言葉の訓練ではありません。
表情や声も含めた、トータルなトレーニングが必要です。
面接の演習を、言葉の添削のように捉えていると、本番で大失敗します。
言葉の添削ばかりしている人は、面接で不合格になり続けます。
表情や声の特訓も大いにやりましょうね!!
では、また明日!!
広島教採塾
河野正夫
コメントはまだありません