何人かの方からメールやメッセージなどをいただきました。
やはり、熱い内容には、熱い反応が帰ってくるのだなと、とても嬉しく思いました。
今日のメルマガの熱い記事に書いたのは、「人生は変えられる」ということでした。
これに対して、熱く長いメッセージと共に、「人を変えることはできるのか?」というご質問をいただきました。
この質問にお答えする形で、私の想いを綴らせていただきます。
結論から言えば、
人を変えることはできないが、人が変わるきっかけを与えることはできる。
ということになります。
人は、その人なりの心の世界、心情、信念、興味、関心、好みがあります。
それを無視して、人をその根本から変えることはできません。
でも、今日、私がメルマガ記事に書いたように、人は自分自身を変えることができます。
まずは、何か一つから変えていけば、次に何かが変わり、そして、また次が変わり、という風に、変化の連鎖が起こります。
今日のメルマガ記事にも引用した有名な言葉に、
というのがあります。
まさに、その通りで、何かを変え始めれば、何かを変える勇気があれば、次々と変わっていきます。
でも、これは、自分が自分自身を変えるということです。
他人を変えるということではありません。
他人の心や運命、ましては、他人の人生を変えることはできません。
昔からよく言われることに、
過去と他人は変えられないけれど、未来と自分は変えることができる。
というのがあります。
過ぎ去った過去は変えられません。
他人の想いや行動は思い通りには変えられません。
でも、
これから起こる未来は、当然、変えらえれます。
自分は、自分自身で変えることができます。
確かに、他人を変えることはできませんが、他人が自分を変えるきっかけなら与えることができます。
過去は変えられませんが、過去を踏まえて、過去から学び、過去を無駄にせず、自分を変えるリソースにすることはできます。
教育とは、決して、人を変えることではなく、人が自ら変わるためのきっかけや刺激や激励を与えることです。
教師は、生徒を思い通りに変えることはできません。
でも、教師は、生徒に変わりたいと思わせ、変わるためのきっかけや刺激や激励を与えることはできます。
人は、
その人なりの心の世界、心情、信念、興味、関心、好みがありますが、決して、孤独ではありません。周囲の人からの刺激や励ましで、自分を変えたいと思うことがあります。
人は孤独でないからこそ、人との関わりによって、自分を変えていこうとするものです。
教育は、そこを大切にします。
今日の熱いメルマガ記事は、自分は自分自身を変えることができる、自分は自分自身を変えることができるということを書きました。
その記事を読んだ読者の方からの質問で、教育の本質を語ることができました。
人が変わるきっかけを与え続けるのが教育です。
人が変わりたいと思い、自分を変えていくのが成長です。
教育は成長を後押しします。
時に、教育は成長を保証しないかもしれません。
しかし、教育は、成長を願い続けます。
成長を信じて、そのきっかけを与え続けます。
人が変わる力を信じ、人が変わる可能性を信じ、人が変わるためのきっかけを与え続けるのが、教育者の役目だと思っています。
素敵な質問、ありがとうございました。
では、また明日!!
広島教採塾
河野正夫
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