好感を勝ち取るとは、採用側(面接官)に、「いいね!」と思ってもらうことです。
もうすこし具体的に言えば、「その話、素敵だねえ」とか「あなたには好感度が持てるね」とか「良いこと言うねえ」という風に感じてもらうことです。
共感を勝ち取るとは、採用側(面接官)に、「私もそう思う!」と感じてもらうことです。
もうすこし具体的に言えば、「私も昔からそう思っていたんだ」とか「わが意を得たり」とか「私が言いたかったことをよく言ってくれた」という風に思ってもらうことです。
事実を述べるだけでは、好感も共感も勝ち取ることはできません。
事実を述べるだけでは、平凡で退屈です。
事実を述べるだけでは、時として、聞き手に疑念や反論を感じさせてしまいます。
私が、よく講座で使う例で説明しますね。
宅配便業者として有名なクロネコヤマトさんが、CMのキャッチコピーとして使った言葉です。
クロネコヤマトさんは宅配便業者ですから、例えば、単に、
「私たちはお客様の荷物を大切に運びます」
と言うだけでは、聞き手の心を動かすことはできません。
むしろ、宅配便業者ですから、お客の荷物を大切に運んで当然だろ!と言われかねません。
いまさらそんなことを言うということは、これまではどうだったんだ!と痛くもない腹を探られないとも限りません。
当たり前の事実を当たり前に言うだけでは、聞き手の感動を勝ち取ることはできません。
実際に、クロネコヤマトさんがCMで使ったキャッチコピーは、
「場所に届けるんじゃない。人に届けるんだ。」
でした。
さすがですね!! これなら聞き手の感動を勝ち取ることができます。
伝えている事実は同じですかもしれませんが、こちらなら、聞き手の好感や共感を勝ち取れますよね。
教員採用試験の面接の語りでも同様です。
単に事実だけを語っても、ダメです。
平凡で退屈だと感じられるだけでなく、下手をすれば、疑念や反感を起こさせるかもしれません。
ですから、好感と共感を勝ち取る語りで話す必要があります。
好感と共感を勝ち取れなければ、2次試験での教採合格は無理です。
好感と共感を勝ち取る演習をするための講座を、12月12日(土曜日)13時~19時の6時間で、東京面接校で行います。
今回は、東京の池袋で行います。
同様の講座を、12月26日(土曜日)にも大阪市内で行いますが、そちらのご案内は、また後日にいたしますね。
12月12日(土曜日)の東京面接校では、6時間にわたって、以下のような特訓・演習を行います。
テーマ:
「好感と共感を勝ち取る語りを構築するための面接特訓@東京」
カリキュラム:
(1)好感・共感を勝ち取る語りとは。
(2)面接官に好感・共感を抱かせる語りを構築する戦略とは。
(3)想いを言葉にして、言葉で人の心を動かす。
(4)教採の面接の語りの戦略を個人別にカスタマイズする。
(5)個人別にカスタマイズした戦略の効果を検証する。
集団講義だけでなく、個別の指導や添削もたっぷりと行っていきます。
詳細とお申し込みは、こちらのお申込み専用サイトから、どうぞ!
12月期の東京面接校も見逃せませんよ!!
広島教採塾
河野正夫
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